こちらのページでは2017/2/3 にお迎えし、 2018/3/3 まで生きたカブトムシのメスのキノコちゃんについて、今まで撮り溜めてきた写真の一部を掲載しています。
キノコちゃんの写真
基本的に日付の古い順に並べています。
出合いの日( 2017/2/3 )
出合ったのは、近所にある小型のホームセンターのようなお店です。確かメダカの飼育グッズを買いに行ったと思うのですが、そこで税抜き100円未満で売られていたカブトムシの幼虫を見つけました。1匹ずつ小さなカップに入っていて、おそらく皆3齢幼虫の姿。全部で数十匹はいました。
詳しい動機は思い出せないものの、彼らを見つけた時に「もう一度昔のようにカブトムシの飼育に挑戦したい!!」と思えたのです。じっくりと1匹ずつを観察して、後のキノコちゃんになる幼虫を1匹選び、マットと一緒に買って帰りました。一応、この時から殖やさないつもりでした。
幼虫選びで重視したのは勘ですが、1匹だけ飼うのなら何となくメスがいいと思っていたので、敢えてオスではなさそうな小さ目の子を選んだ記憶もあります。
1枚目の写真は、最初に撮ったものになります。飼育容器にマットを敷き詰め、水分の調整も終えた最後の段階で幼虫を移しました。
こちらは、潜る最中ですね。自宅に来てからの初潜りです。
幼虫時代( ~ 2017/5 ? )
お迎え後の3ヶ月くらいは、幼虫時代です。1匹の幼虫には広すぎる飼育容器を使ったので、ほとんど世話をする必要がなく、その為写真もあまり撮っていません。
この時期は、容器の底から 2cm くらいの水位が確認出来るくらい水をやり過ぎてしまうことがあり、幼虫が溺れたり窒息していないか心配することもありました。それが実際に良かったのか悪かったのかは分からないものの、マット替えの時以外に水やりをする必要はありませんでした。
これが実際の飼育容器です。マットがぎっしり詰まっています。この飼育容器は、成虫になった後も使いました。
私が写真を撮る機会は、幼虫が自分から壁際に来てくれる時くらいです。
この兵隊のおもちゃ?フィギュア?はお気に入りだったのですが、いつの間にか行方不明になりました。滅多に姿を現さない幼虫に愛想を尽かし、旅に出たのかもしれません...ということにしています。(笑)
蛹時代( 2017/5 ? ~ 2017/6 ? )
キノコちゃん飼育における唯一の反省点は、蛹室が確認出来るような幅の狭い飼育容器を使わなかったことです。結果的には生きていたので良かったのですが、蛹室が完全に見えなかったので彼女の容体がどうなっているのか把握出来ませんでした。
蛹になっているとしても力尽きているとしても、飼育容器を弄るのがとても怖かったです。結局、キノコちゃんについてはあの再会の日まで放置することになりました。
成虫の姿で再会( 2017/6/17 )
ずっと放置し続けるわけにもいかないので、 6/17 に恐る恐る飼育容器の中を掘っていきました。そして、遂にお顔を拝見することが出来たのです。(^^)
これが成虫として最初に撮った写真です。ホッとした瞬間ですね。
素手でマットを掘ると爪の間が汚くなりますし、力尽きて腐っている可能性も頭の中にはあったので、ビニールの手袋をしています。
蛹の姿を確認出来なかったのは残念でしたが、それによって「とっくに力尽きて体からキノコが生えたり、キノコに生まれ変わっているのかな?」なんて考えることに繋がり、再会後に “ キノコちゃん ” と命名するきっかけになりました。
再会後しばらく( 2017/6/17~2017/7 )
せっかく再会したものの、気になる点が2つありました。体中にダニが付着していたことと、エサをなかなか食べなかったことです。でも、その当時の心配事は杞憂に終わりました。前者については専用の防ダニマットを使うことで解消され、後者については7月にはちゃんと食べるようになっていました。
これはエサを食べてくれなかった時期に、無理やりにでもエサを与えようとしている光景です。後ろに写っているのは、当時飼っていたザリガニ一家2世代目の小葱ちゃんの抜け殻ですね。
真正面です。
これは 7/2 です。エサの昆虫ゼリーに夢中です。
確か掴み方を確認している場面だったと思います。彼女の元気さが伝わりますかね?
この頃は比較的によく触っていたなと思います。
これは 8/1 のものですが、ゾウムシみたいですね。(笑) 吸われているみたい。
キノコちゃんの余生については、お婿さんを迎えて繁殖させるべきなのか、このまま一匹だけで飼育した方がいいのか、とても悩んでいました。
エニシ君との出合い( 2017/8/13 ~ 8/19 )
その時の私には、その出来事の “ 意味 ” がよく分かりませんでした。 8/13 の 14:30 頃、室外でメダカ作業をしていた際に、私の目の前にカブトムシのオスが飛び落ちてきたのです。自分でも嘘っぽい話だと思いますが、これは本当の出来事です。(笑)
飛来してきた当時は、とてもお腹が空いていたのだと思います。とにかく私の所へ来てくれて良かったなと思います。単純に、キノコちゃんの臭いに誘われてきた可能性もあるのかなと思ったり...。弱ってみえたので、彼については逃がさず面倒を見ることに決めました。
「これも何かの “ 縁 ” 」だと思ったので、エニシ君と名付けました。やっぱりオスはカッコいいですね。
当時のブログにてお話したことがあったか憶えていませんが、彼の元気がなさそうだったからか、繁殖させてあげた方が良いと思えたのか、キノコちゃんとエニシ君を一緒にしたことがあります。でもその時は、何も起こりませんでした。
キノコちゃんの繁殖について再び悩んでいた時期に、エニシ君がやってきたのです。でも、エニシ君は 8/19 に天国へ旅立ちました。もう少し一緒に居たかったです。
この記事を作る際、(私はスピリチュアルな人間なので)改めてエニシ君の意味を考えてみたのですが、ずっと一匹だったキノコちゃんのことを不憫に思い、逢いに来てくれたのだと思います。そう解釈したらスッキリしました。(*^^*)
限界突破( 2017/8/20 ~ 2017/12 )
エニシ君との出合いにより、改めて繁殖について悩むことになりましたが、彼がいなくなってからはキノコちゃんの飼育に迷いがなくなりました。出来るだけ長く、健やかに過ごしてくれることを願っていました。
これは8月末の写真ですね。食欲が凄い。
ギリギリ持ち堪えるキノコちゃん。
小葱ちゃんと。
横顔。
ゼリーはよく押し出していました。(笑)
私の手汗?の成分が原因なのか、何故か手に乗せると毎回興奮していました。触角が震えてます。
バナナは、ペットボトルのキャップに詰めて与えていました。
ゲンゴロウ?タガメ?みたい。この頃から専用のマットが入手出来なくなったので、小動物専用のヒノキの削り節マットを使うようになりました。これは安いですしオススメです。
得意技である『力尽きたフリ』を披露しています。(笑) キノコちゃんは確実に、私にとって癒しの存在となっていました。
「いつ天に召されてもおかしくない」と思ってはいましたが、彼女は一般的なカブトムシの寿命を確実に超えていきました。ただずっと健康でいられる訳もなく、飛ぶことがなくなり、羽の間に隙間が出来たり、前脚の細い部分が欠けるなどの衰えが段々と見られるようになりました。
年明けから最期( 2018/1 ~2018/3/2 )
年が明けて2018年になっても特に変わったことはせず、今まで通りの飼育を続けようと考えていました。そういえば、温度調節とかは一切してこなかったです。
1/2 の写真。何かを呼んでるみたい。
ヒノキマットに潜ってる時。
顔にバナナが付いています。(笑)
しっとりとした印象。
緑のゼリー。これは2月の写真ですが、この頃から大好きだったバナナをほとんど食べなくなりました。
オレンジ色のゼリー。
黄色のゼリー。 2/22 の写真ですが、この頃からひっくり返ることが多くなり心配してました。
お別れの時( 2018/3/3 )
そして遂に、キノコちゃんが眠りにつく時がやってきました。 3/2 の深夜に、いつものようにマットとゼリーを換えていたら、下半身( 腹部 )がまったく動かないことに気付いたのです。もう上半身しか生きていないのだと分かりました。
これは生前最後の写真です。ツイッターでは早とちりしましたが、キノコちゃんは 3/3 のお昼頃に息を引きとりました。幼虫の姿でお迎えしてから1年と1ヶ月、成虫の姿で再会してからは8ヶ月半の、長い長い命でした。
これは送る前の状態です。新しいゼリーとバナナを供え、お通夜を経てからお別れをしました。
写真は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!