オヤニラミに人工飼料を餌付けした方法(2024/9/1)

こんばんは。レモンパイです。このブログの開設&運用を初めて8年が経過しました。当初思い描いていたような収益は上げられていないけど、諸々の維持費に首を絞められない程度には(←いやちゃんと計算していないけど)続けられています。友達がいなくて基本孤独な人間だからこそ(←それが苦では全くないが)、ブログという自己発信の場があるのは精神の安定に寄与していると思いますね。

 

オヤニラミの餌付け方法(我流)

それでは、本題に入ります。オヤニラミに関して正面から記事にするのは初めてかな?「オヤニラミ記事」の投稿です。2023年6月より飼育を始めたオヤニラミについて、何だかんだ1年以上かかったもののようやく人工飼料を餌付けさせることに成功しました!そのプロセスについてご紹介します。

日本の淡水肉食魚のオヤニラミ

まず上の1枚目の写真が、お迎え間もない頃に撮影したオヤニラミです。日本在来の淡水魚であり肉食魚。肉食魚を飼育するはこの子が初めてなのですが、一番驚いたのは飼育のし易さ(丈夫さ)でしょうか。オヤニラミが、・・・というより肉食魚全体がそういう傾向なのかな?メダカより断然飼いやすい印象があります。1年以上飼育してきた中で、病気や体調不良とは未だ無縁です。

 

一方で、肉食魚の飼育の難しさとして直面したのが餌の問題です。お迎え当初は痩せていたこともあり、ミナミヌマエビや選別外メダカ、たまたま捕まえた小さい蛾などの生き餌を与えていましたが、生き餌は生き餌でストックしたり繁殖させないといけません。メダカ飼育がメインの私でも、選別外メダカを常に用意出来るわけでもないですし。そこで、オヤニラミには肉食魚用の人工飼料に慣れてもらう必要がありました。

 

ここからは、私が飼育するオヤニラミの餌付けに成功するまでのステップ(成功に結び付いたと思うステップ)についてご紹介します。ステップを5つにまとめてみました。

オヤニラミに人工飼料を柄づける方法STEP①

まずステップ①は、飼い主がオヤニラミにとっての興味関心対象になることです。言い方を変えると、水槽の外に見える飼い主の動きを観察してもらう習慣を身に付けさせました。オヤニラミの立場からすると、「訳が分からないが人間が自分を見てくる」し「訳が分からないが人間が近付いてきた直後に頭上からメダカやエビが降ってくることがたまにある」みたいなことです。

オヤニラミとの戯れ

また、これも餌付けの成功と直接関係するのか怪しいですが、私はよくオヤニラミに向かって人差し指を指してくるくる回すジェスチャーをするようにしています。これは全く意味を持たせていないジェスチャーなので、1年以上やり続けていてもオヤニラミは「どういうこと!?」という表情をしているように見えますね。とにかく、飼い主の存在に興味や親近感を抱いてもらい、観察してもらうことが重要だと考えます。

オヤニラミに人工飼料を柄づける方法STEP②

ステップ②は、生き餌を与える際に何らかの合図もセットで行うことです。分かりやすい方法としては、水槽側面を指で「コンコンコンコン~」と一定のリズムで軽く叩くことです。これをやり続けると、「あっ、音がするからご飯の時間だ!」と学習してもらえるようになります。おそらく手をふる等のジェスチャーだけでも、覚えてくれる個体は覚えてくれるはずです。

オヤニラミに人工飼料を柄づける方法STEP③

ステップ③は、プリンカップに入れた生き餌をよく見せてから与える習慣を付けさせることです。ここでいうプリンカップとは、生き餌を入れる為に用意する小さな器のことで、透明であれば何でもかまいません。オヤニラミはかなり目が良いので、慣れてくると水面に生き餌の入ったプリンカップを近付けるとジャンプして突いて食べようとしたりします。

別にピンセットに摘まんだ生き餌をそのまま見せても、透明でない器でも構わないとは思いますが、私の場合はちゃんと事前に餌を視認させていたということです。

ステップ②が「これからご飯の時間だよ~」の意味であり、ステップ③が「ご飯を入れる数秒前だよ~」の意味になりますね。

オヤニラミに人工飼料を柄づける方法STEP④

ステップ④は、生き餌を勢いよく水槽に入れることです。これはどういうことかというと、勢いよく投入されて一瞬沈んだ物体が全て餌であると認識してもらうことを目的としています。また、生き餌がメダカの場合、静かに入れると体勢を整えてすぐにオヤニラミから逃げ回って結果的に怖い思いをさせてしまうので、無暗矢鱈に苦しませない配慮でもあります。

オヤニラミに人工飼料を柄づける方法STEP⑤

ステップ①~④がしっかり習慣化したら、最後のステップ⑤に移ります。健康なオヤニラミなら1週間以上断食しても死ぬことはありません。数日間の断食をさせることで、餌に対する執着や食い付く勢いが強まるので、人工飼料に食い付く確率を上げることが出来ます。

ひかりクレストカーニバル 1

ひかりクレストカーニバル 2

そして、今までプリンカップ内に入れていたメダカやエビ等の生き餌に代わり、肉食魚用の人工飼料を与えるのです。今のところ与えているのは、ひかりクレストの「カーニバル」。ちなみに、今回は餌付けの成功例をお話していますが、実はカーニバルの餌付けには2ヶ月ほど失敗し続け、その期間は突くことすらしてくれませんでした。そこで、上記のルーティンを編み出したのです。

最初これを生き餌と間違えて食べた時、オヤニラミが「!?!?」という表情をしたのをよく憶えていて、その後吐き出さずに咀嚼?してくれた時は嬉しかったです。2~3度カーニバルを食べた後は、金魚に餌を与えるようにカーニバルだけ水面に置いても食べてくれるようになりました。そしてこの記事投稿時点では、指先で摘まんだカーニバルを、水面ジャンプで直接食べてくれるまでに懐いています。(^^*) 本題はここまで。何かご参考になれましたら幸いです。

 

本日のメダカ写真

青光メダカ F11

今日は青光メダカの繁殖用水槽を撮ってみました。繁殖用水槽とは呼んでいるものの、繁殖が鈍化していて現在はほとんど採卵していません。メダカを食べるのが大好きなオヤニラミが人工飼料に慣れてくれたので、そういう意味で自宅メダカ達の繁殖に力を入れずに済むようになって良かったです。(汗)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!