不完全なヒカリ体型

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

久々のテーマ記事です。飼育記録記事が続いていましたが、12/6 の最初の記事を書く前に、「どのような記録項目を設けたら良いのか?」とかなり悩みました。細かく言えばキリがないのですが、例えば『水温』を書こうかと一度考えました。しかし、一日中水温をチェックすることは出来ないですし、温度を測る時間帯を設けたとしても、それが可能な日と不可能な日が出てきてしまいます。

 

出来るだけ変更することがないようにと、深く考えて記録項目を決めましたが、今後もしかしたら追加項目が現れるかもしれません。

 

不完全なヒカリ体型

では、本題に入ります。2016/11/8の記事:「ヒカリ体型の背曲がり」に続くヒカリメダカあるある記事です。(笑) 背曲がりの場合、程度の深刻な一部の個体は健全な魚生を送ることが難しくなりますが、今回お話しする「不完全なヒカリ体型」については、飼育において何か注意する点というものはありません。

 

不完全なヒカリ体型とは

「不完全な~」とは、私が勝手にそう呼んでいるだけなのですが、要は尾びれの形が綺麗なひし形ではないヒカリ体型メダカのことです。

 

ヒカリ体型の美しいとされる尾びれの形とは、背骨の延長線上に尾びれの突っ張っている部分があり、上下対称になっている形のことです。尾びれの形が美しくて大きい個体ほど、動きが扇を仰いでいるように見えます。

 

しかし、ヒカリ体型メダカを繁殖させていると、尾びれが綺麗なひし形のシンメトリー個体ばかりが生まれてくるわけではありません。ヒレの突っ張り部分が上や下に偏っている個体や、ほぼ普通体型メダカの尾びれと同じ形の個体も少なからず存在します。

 

尾びれを綺麗なひし形にしたい場合

背骨の形については、後天的な環境要因が形成に影響を与えている可能性が様々な文献で指摘されていますが、尾びれの形についてはほぼ遺伝要因だけで決まるように思えます。

 

綺麗なひし形の尾びれのメダカを殖やしたい場合は、やはり通常の品種改良のように親魚を綺麗なひし形の尾びれの個体に限定するべきです。私の場合、ヒカリ体型の選別ではまず先に尾びれが不完全な形の個体を選別外にします。

( 不完全な尾びれの個体を敢えて選んで繁殖に使う人もいるとは思います。 )

 

本日の写真

青光メダカ F2

写真は、室内のカエル水槽にいる青光メダカ F2 の選別外個体です。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、この個体の尾びれは突っ張り部分が上部にあり、ヒレの下部が大きい面積になっています。人間はどうもシンメトリーなものの方を美しいと思ってしまいますね。

 

ヒカリ体型は普通体型に比べ、背骨や尾びれなど形質表現が不安定な項目が多いので、その項目分選別がしやすくなりますし、たくさん採卵して育てないと理想の体型の個体に出合いにくいとも言えます。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!