こんにちは。(晴れ)レモンパイです。
昨日は自宅のザリガニさんについてお話しましたが、まだカエルさんや金魚さんもいるので、彼らについては別の機会にでも記事を書こうと思います。ただ、当ブログはあくまでもメダカブログなので、メダカ記事以外の記事が連続しないようにはしようと思います。(笑)
メダカの選別
さて、本日のお題ですが、メダカの選別の重要性についてです。普段といいますか、ここ最近では1週間に4、5回は何らかのメダカの選別を行っていますが、その選別についてお話します。
選別の意味と目的
メダカの選別とは、簡単にいうと繁殖等を見据えて、大切に育て続ける個体を選ぶことです。選別作業は、メダカ飼育者が最も自分のエゴを感じる瞬間だと思います。
2017/1/21追記:アクアショップで購入するメダカを指定する際も、選別という言葉は使います。
選別を行う他の主要な目的の一つは、メダカ全体の飼育環境が悪化しやすくなることによる、生存率の低下を避けることです。たとえ、※ 新種作出や品種改良を目指していない飼育者の方であっても、メダカの繁殖(産卵→孵化)に成功した場合は、多くの稚魚や若魚が手に入ることになります。
※ 選別が全く行われないと、メダカの新種作出や品種改良は進みません。
メダカが稚魚のうちは、メダカの飼育密度についてはあまり気にする必要はありませんが、彼らが若魚・成魚になるにつれて、メダカ1匹あたりに必要な飼育水の量がどんどん増えるのです。
しかし、我々飼育者にとって、管理出来る(抱えられる)水槽の数や大きさには限度があるので、選別作業をしないと飼育密度の問題を解決することは出来ないのです。何もしないで全てのメダカを飼育し続ければ、飼育水の水質悪化を早め、メダカの被ストレスを誘発するような飼育環境になってしまいます。
去年は選別をしなかった
実際に、私は選別をしないことによってたくさんのメダカを失ってしまった経験があります。それは、去年の夏( 2015年 )から今年の冬( 2016年2月 )にかけてのことなのですが、飼育密度の高い水槽では多くのメダカが体調不良になってしまったのです。そういう事情もあって、去年生まれたメダカ達の中で現在にまで生き続けている大人メダカはあまりいません。
( 選別という意図的な飼育数の削減によって、結果的に多くの個体を健康に長生きさせることが可能になります。 )
失敗を経験したからこそ、今年は積極的に選別をするようになりました。繁殖に活躍してもらうかもしれないような、変わった見た目の個体や特長の強い個体はそのまま室外水槽に残し、漏れてしまった選別外の個体は、室内の水槽に引越ししてもらっています( 室外水槽では、飼育密度が高くなるのを抑えているのです )。
選別をしない方法
今回は選別についてお話してきましたが、メダカをたくさん抱えている方には避けて通れないことだと思います。ただ、最初から採卵する卵の数を少なめにすれば、後で選別をする必要性はないので、飼育者それぞれに合った飼育数というものを考えながらメダカを飼育されるとよろしいかと思います。
また、これはとても大事なことですが、「可愛そうだから」などの理由で、選別外になったメダカを自然界に放流するのは絶対に止めましょう。
本日の写真
写真は、先ほど水槽の床掃除の最中に撮影しました。楊貴妃パンダ F2 さんです。選別を繰り返して繰り返して今に至ります。体色の赤みが強い子、尾びれの周囲が赤い線で囲われている子など、もう選別できないくらい特長的な個体だけが残っています。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!
コメント