おはようございます。(晴れ)レモンパイです。
3日前のことですが、オスのゴーストザリガニさんが脱走をしてしまいました。その時は、たまたまザリガニさんが水槽外へ落ちる音を聞けたので、脱走は未遂に終わりました。フィルターは外掛け式のものに買い換えたばかりだったのですが、そのフィルターの吸水口部分から登り、脱走防止用のラップと水槽の縁の間に足を引っ掛けながらラップのない場所まで行って外へ落ちたのです。
ザリガニは “ 脱走の達海老 ” なので、やはり飼育には水槽全面を覆える面積の蓋が望ましいですね。
ザリガニの脱皮
では、本日のお題に入ります。この間メスの様子を確認したところ、卵の色が変わっていたので孵化直前かなと思ったのですが、なかなか孵化してくれません( 次のザリガニ記事は「孵化について」書こうかと考えていましたが...)。
そこで今回は、代わりにザリガニ飼育で気を付けなければいけない脱皮についてお話します。
脱皮をする理由
脱皮の理由については諸説ありますが、一番の目的は体を大きくする為です。脱皮をして今までの鎧を脱ぎ捨てることで、硬い殻の中で圧迫されていた内臓や筋肉をさらに大きく成長させることが可能になります。
実際に、私の手元にいるオスのゴーストさんは、購入したときはオスかメスかも分からないような風貌でしたが、 脱皮直後に両腕( はさみ )が急成長して、今の腕の大きさになりました。
体を大きくすることがメインなので、※ 脱皮の回数は稚ザリが多く、大人は少なくなります。私はゴーストさんを稚ザリの中でもある程度成長した段階で購入してきたのですが、購入後しばらくは1ヶ月に1~2回脱皮していました。自宅のオスメスが最後にいつ脱皮したのかは憶えていませんが、両者とも2ヶ月は経っていると思います。おそらく、大人の体に成長したということなのでしょう。
※ 急激な環境変化( 特に水質 )を経験すると、稚ザリは短い期間で脱皮をしてしまうことがあります。そうなると、脱皮に失敗する可能性が高くなるので、購入してきた稚ザリの水合わせは慎重に行いましょう。
脱皮の前兆
ザリガニは脱皮が近くなると、
① エサを食べなくなる
② 目の後方斜め下の、白くて丸いものがはっきりと見える
③ 殻( 特に背中 )が濃い黒色になる
④ 直前には胸と腹の間の殻が浮く
などの変化が確認出来るようになります。
①のエサについては個体差があり、1週間くらい前からストップする個体もいれば、脱皮の直前まで食べている個体もいます。
脱皮の際の注意点
ザリガニの脱皮は、彼らにとって命懸けの行為になります。脱皮中は体の自由が利かないですし、脱皮後は体全体がぷよぷよした柔らかい状態になっているので、他のザリガニからの攻撃や大きな魚の突きが、致命傷になる可能性があります。
実際に、私には脱皮中の稚ザリを仲間の攻撃によって失ってしまった苦い経験があります。また、ザリガニが上手く脱皮を済ませるには、周囲に障害のない平らなスペースが必要です。
もし、ザリガニを一つの水槽で複数匹飼育している場合は、出来るだけ、脱皮の始まる前にその個体だけ隔離するようにしましょう。隔離が一番安全な処置ですが、その他の対応としては、最初からザリガニの飼育密度を抑え、隠れ家がたくさんある水槽で飼育するようにします。
最後に
ザリガニの脱皮の失敗を防ぐ為に、普段から栄養面に偏りが出ないようにエサを考えましょう。私の場合、ザリガニ用の人工飼料だけでなく、力尽きてしまったメダカさんや水草、枯れ葉、肉類、野菜など、様々なものを与えています。
脱皮後の数日は、出来るだけザリガニを触ったり掴んだりしないようにしましょう。余計なストレスを与えないことが大事ですし、殻が柔らかい状態で掴むとこれも致命的なものになる可能性があります。
水質の急激な変化が起こると、ザリガニは急いで脱皮することがあります。何か特別な事情でもない限り、脱皮を急かそうとするのは望ましくありません。
本日の写真
写真は、久しぶりのオスのゴーストさんです。水槽掃除の際にちょっと撮影に協力してもらいました。
アイキャッチ画像を撮った時と似たようなポーズですが、比較するとハサミは確実に大きくなりましたね。(^^) ヒメツメさんに何か変わったものを与えるときは、必ずこの子にも与えています。ただ、人間用に調味料等で加工して作られた食品は与えないようにしましょう。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!