こんばんは。(くもり、時々雨)レモンパイです。
今日はお昼過ぎに、地元がゲリラ豪雨に見舞われました。一部の稚魚用水槽には大きな雨粒が落ちてきたので、ショックで力尽きた稚魚がいないか心配です。(汗)
荒くれ者のピュアホワイト光メダカ
それでは、本題に入ります。緩いテーマ設定でお話をする「ひとりごと記事」の投稿です。今回は、現在(2019/6月)飼っている自宅の “ あるオスメダカ ” のことについて書いてみました。
元々こうやって記事にするつもりはなかったので、具体的な日時など記憶の曖昧な部分がありますが、ここ半月以上は彼やその周辺のメダカのことを気にしながら、メダカ飼育生活を送ってきました。
2019年の第2ピリオドの繁殖計画にて
私は様々な系統(種類)のメダカを多数抱える飼育者であり、メダカの自然な繁殖シーズン(4~11月)では繁殖計画を立てるようにしています。今年2019年の場合は3つ用意しているのですが、その内の一つが第2ピリオド(6~7月)の繁殖計画になります。
その第2ピリオドでは当初5つの交配を用意していて、その中に
ピュアホワイト光メダカ F4 ×オカメメダカ F4
の異種交配がありました。この交配の目的は、 ※1 飼育系統数の削減を行うこと等になります。
そして第2ピリオドの始まる直前である5月下旬に、ピュアホワイト光メダカ F4 とオカメメダカ F4 からそれぞれオスメスを1匹ずつ選んで、異種交配のペアリングを2つ用意してみました。分かりやすく整理すると、
繁殖用水槽②:オカメ F4 オス1匹×ピュアホ F4 メス1匹
となります。両系統からオスメス1匹ずつしか選ばなかったのは、単純に体型の美しい個体がほぼいなかったからです。(汗)
今回の主人公は上の写真にある、繁殖用水槽①で抱えていたピュアホワイト光メダカ F4 のオス1匹( =以下、ピュアホ君 )のことです。
ちなみに2枚目の写真が、ピュアホ君とペアリングさせていたオカメメダカ F4 のメス( =以下、オカメさん )になります。
荒くれ者だと前々から分かっていた
そのピュアホ君についてですが、オカメさんとペアリングさせる前から問題児気味ではありました。気性が荒く、同居する他の兄妹メダカへ体当たりを繰り返していたのです。
元々体当たりをするような子ではなかったと思うものの、以前から親魚にしようと目星を付けていたこともあって、今年の4月辺りから1匹だけの隔離飼育に切り替えている時期が何度かありました。その1匹の状態に慣れてしまったからなのか、元々繁殖シーズンに熱くなる素質があったのか、縄張り意識が高まり過ぎてしまったのだと思われます。
不安を抱えながらも、お相手のオカメさんとペアリングさせてみないと繁殖計画を進められないということで、第2ピリオドの繁殖計画の始まる直前の5月下旬に、ピュアホ君とオカメさんをペアリングさせてみました。
案の定の破局(汗)
案の定ではありましたが、ピュアホ君とオカメさんのペアリングは上手く行きませんでした。ペアリングさせてみると、すぐにピュアホ君がオカメさんに対して求愛行動でしつこく迫るのですが、単にしつこ過ぎるからムード作りが下手だからか、オカメさんは受け入れません。
そして次第に、ピュアホ君のしつこく迫る求愛行動が体当たりに変わるのです。求愛行動に応えてくれないオカメさんのことを、自分の縄張りにいる邪魔者だと思ってしまうのかもしれません。
オカメさんは次第に産卵床の陰や水槽底などでじっと身を潜めるようになり、このままだとオカメさんが心身共にダウンしてしまう恐れがあるので、繁殖用水槽内での同居隔離を試してみることにしました。
水槽内で同居隔離とは?
ここでいう同居隔離とは、去年2018年の繁殖シーズンでのペアリングの一つである ※2( レモンパイ×アルビノ光 )において試した飼育方法です。
上の写真は、ピュアホ君とオカメさんの繁殖用水槽での同居隔離を行っていた時の再現イメージです。オカメさんを水槽内の広いスペースで飼い、ピュアホ君を私が普段使っている観察容器で隔離して、2匹が交わらないようにします。観察容器内の飼育水と、繁殖用水槽内の飼育水は毎日同期していました。
観察容器は透明なので、ちゃんとお互いの存在を認識するのですが、ピュアホ君は体当たりをしたくなっても出来ません。この同居隔離の方法を数日間続けることによって、去年の(レモンパイ×アルビノ光)のペアリングは成功したことから、今回も通用することを信じて試したわけです。
しかし、残念ながら同居隔離をある程度行ってその状態を解除させてみると、すぐにまた「しつこい求愛行動 → 体当たり」の流れになってしまいました。今回は効果がなかったようです。(汗)
試しに別の大人オスを投入してみた
上記の同居隔離を試しても、ピュアホ君とオカメさんのペアリングが上手く行かなかったので諦めようと思ったのですが、少し気になることが出来たので、それを試してみることになりました。
写真を見ていただくと分かりやすいですが、ピュアホ君とオカメさんの繁殖用水槽に、体の一回り大きい「楊貴妃パンダメダカ F4 のオス」を混泳させてみたのです。試したのは今月6月の上旬なのですが、年齢差でいうとピュアホ君が1歳で、楊貴妃パンダメダカのオスが1歳半です。
「 “ 体格の大きい自分より強そうなオス ” が水槽内に居れば、ピュアホ君は力負けしてオカメさんに対して傲慢にならなくなるのではないか?」と私は考えたわけです。
実際に楊貴妃パンダメダカ F4 のオスを混泳させてみた結果ですが、オス2匹ともヒートアップして喧嘩を続けてしまいました。(汗) そして相変わらずオカメさんは、水槽の隅っこ等でじっとするように...。3時間くらい様子を見ていたのですが、喧嘩がずっと同じ熱量を保っていたままだったので、水槽内の3匹全員の健康を優先して3匹とも別々の水槽へ移してみました。
ピュアホ君のその後について
荒くれ者のピュアホ君のその後についてですが、楊貴妃パンダメダカ F4 のオスとの混泳の試みの後、同期生まれのメダカ達を抱えるミックス水槽へ移していました。飼育水量は10ℓくらいで、全部で10匹のB群メダカ( =親魚の補欠 )のいる水槽です。
そのミックス水槽にピュアホ君を移したところ、体当たりの光景を見ることはなくなりました。メダカは水槽内にある程度の数の仲間がいると、群れて同じような行動を取るようになったり、誰か1匹だけが傲慢になる状況は生まれにくくなります。
本日2019/6/21の試み
ピュアホ君とオカメさんのペアリングは失敗してしまいましたが、オスメスの立場の逆のペアリングの方の繁殖用水槽からは辛うじて採卵が出来ているので、もうピュアホ君とオカメさんを無理にペアリングさせる必要はありません。
しかし、今回の記事を作成するにあたってどうしてももう一回あのペアリングを試してみたいなと考えたので、この記事の投稿前日の6/21に、ピュアホ君とオカメさんを再ペアリングさせてみました。
結果ですが、興味深いことにピュアホ君のオカメさんへの体当たりの光景は見られなくなりました。しかし、求愛行動の一環なのかオカメさんをしつこく追っている姿が再び確認されます。(汗) 今回は、2匹についてしばらく様子を見ようと思います。
最後に
上述に詳細を詰め過ぎてもややこしくなると思い、ここで書きますが、実はピュアホ君とオカメさん2匹での同居隔離の期間中に、使っていた水槽を変えています。今までは ※3 ポリプロピレンで出来た半透明のものを使っていて、途中で黒の色揚げ容器に変更していたのです。結果、水槽を変えてみてもピュアホ君の荒くれ様に変化はなかったですけどね。
※3 ダイソーの「米びつ兼フードストッカー 3kg用」のことです。
メダカの繁殖目的のペアリングにて不都合が生じた場合は、他の個体に交代させてみるのが無難です。
今回の異種交配のペアリングに限っては、ピュアホワイト光メダカ F4 にもオカメメダカ F4 にも親魚にしたいと思える体型の美しい個体が他にいなかったことから、ペアリングの相手を変えないでも繁殖を成功させられないかを、試していたわけです。
本日の写真
写真は、青光ダルマメダカ F5 になります。ややこしい系統名を付けていますが、始祖となる P 世代の個体が皆ダルマ体型だったことから、系統名に「ダルマ」の文字を入れています。1枚目に写る5匹は、今日まで繁殖用水槽で活躍してもらっていた親魚になります。
今日の採卵作業をもって、十分な数の卵( =F6 世代 )を入手出来たと判断したことから、繁殖用水槽を畳んでみました。彼ら5匹については、親魚経験魚限定のミックス水槽へ移しました。2枚目の写真は、3匹いるオスのうちの1匹です。
最後に3枚目は、2匹いるメスのうちの1匹で、兄妹で唯一のセルフィン個体になります。背びれの前方付け根にある小さいささくれのようなものがセルフィンの証です。今後の青光ダルマの子孫に、たくさんのセルフィン個体が出現してくれたら嬉しいなと思っています。(^^)
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!