吉岡里穂さん主演:「見えない目撃者」を観た感想!(2020/6/29)

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今日の午後は外出した際に、日照りと気温の高さに「うわっ」と思った記憶がありますが、一日全体だとそれほど暑苦しくもなかったのかなと思います。今夜は、先週に作ったピザ生地を解凍してピザを焼いたのと、チキンカツレツを作ってみました。 “ カツレツ ” ってお洒落な感じがして1年に2回ほど作りたくなります。名前が美味しそう!?(^^)

私に友達がいないことは、過去にここで何度かお話してきました。高校時代の、ラインのたまに鳴る数人規模の友人グループはあるものの、彼らとは会う機会も動機も探しにくくなってる状況です。私から話したいことも見つからないですし、相手にいろいろ気を遣わせてしまうのが目に見えてるので、次誘われても断るかもしれません。

 

「友達がいないことは、人間としていけないこと/恥ずかしいこと」なのだという呪縛からは、もう解放されました。でも、友達がいないと体験出来ないこともいっぱいあるので、たまに憂鬱になったりします。世の中は何でディズニーの再開や入場チケットの争奪で盛り上がっているんだとか、もちろんディズニーを1人で楽しまれる方もいますけど、そういう喜びをもう知り得ないのかなと思うと・・・やっぱり私は自宅メダカをいっぱい弄ってようかなと思います。(笑)

 

それでは、本題に入ります。映画評論家の気取りで始めてみた、「映画を観た感想」記事の投稿です。真面目な話をすると、何か映像作品を観てその概要や感想を説明することにより、自らの文章スキルや表現力を鍛えるのに役立つのではないかという考えもあります。この手の記事は過去にいくつか投稿してますが、本当に自分の為になっているのかは分かりません。(汗)

 

今回も、WOWOWの中で見つけた映画を題材にしてみることにしてみました。2019年制作の「見えない目撃者」という映画です。元々映画館は行かないので、今後もWOWOWで配信される中の “ 比較的に新しい映画 ” の中から題材を探していくことになると思います。

「見えない目撃者」とは、韓国で放映されたアン・サンフン監督による「ブラインド」という映画を、日本版にリメイクしたサスペンススリラーになります。主人公である両眼の視力を失った浜中なつめ(吉岡里帆)という女性が、タイトルにあるように “ 目の見えない目撃者 ” としてある凶悪事件に立ち向かっていくというストーリーです。

 

サスペンスものは昔から好きですし、「R-15指定」ということで好奇心をそそられます(逆に指定が入らないとつまらない)し、何より吉岡里帆さんの出演される映画を今まで観たことがなかったので、それで録画することにしました。よくよく考えたら「どんぎつね」や「URであーる」のイメージしかなくて、何で注目されている俳優さんなのかが分からなかったことからも、今回ワクワクしながら観ることが出来ました。(^^)

以下、ネタバレ注意です!!

「見えない目撃者」のあらすじについて

警察学校に通っていた主人公「浜中なつめ(=吉岡里帆、以下 “ なつめ ” )」は、卒業式当日の夜、夜遊びをしていた弟を捕まえ、2人一緒に車で帰路につくことになります。しかし、弟が持っていたティアドロップのストラップが運転していたなつめの足下に落ちてしまい、なつめがそれを拾おうとしたことがきっかけで事故に遭い、最愛の弟と自身の両目の視力を失ってしまいます。それからなつめは警察官を諦め、3年間失意の底にいることとなります。

 

ある日、なつめは自身の盲導犬「パル」との外出中にスケボー青年と車との接触事故の現場に居合わせることになり、その際に接触事故を起こした車の中から助けを求める女性の存在に気付きます。なつめは警察へ誘拐事件の可能性を訴えますが、捜査は始まるものの進展せず打ち切られそうになり、なつめは自分の力で事件を調べるため動き出すことになります。例のスケボー青年である「国崎春馬(=高杉真宙、以下 “ 春馬 ” )」の協力を得ながら警察の事件捜査を進展させ、やがて家出少女を狙った連続誘拐殺人事件の全貌が見えてくることとなります。

 

誘拐された4人の少女と被疑者の遺体が見つかったことで捜査は終了しますが、なつめは真犯人の存在事件が終わっていないことを見抜き、真犯人が警察関係者であることをこれまで事件を担当していたベテラン刑事の木村(=田口トモロヲ)に伝えます。実は、真犯人はなつめが事情聴取で通い、捜査をしていた木村刑事らの所属する、長者町警察署の警察官「日下部(=浅香航大、以下 “ 日下部 ” )」だったのです。

木村刑事は日下部を問い詰めますが、日下部に殺されてしまいます。また、事件の核心を知るなつめが長者町警察署へ訪れることを知った日下部は、自分が真犯人であることを気付かれないよう彼女をを騙し、車に乗せ連れ出します。間一髪のところで日下部の攻撃をかわし、車から逃げ出したなつめは、スマホをかざしテレビ電話で周囲の状況を春馬に伝えながら、彼の誘導に頼って日下部の追跡を振り切ります。

 

そして、なつめ春馬と、木村刑事の相棒の吉野刑事(=大倉孝二)の3人は、日下部の籠る屋敷に到着し日下部と対決することに...といったストーリーです。

( 毎日投稿の記事の一つなので、ストーリーの全ての需要要素を拾うことは時間の問題で出来ませんでした。あらすじの中では、一部要素を省いています。汗 )

感想について

作品全体としては、ハラハラさせられる展開で面白かったです。なつめが日下部から逃げるシーンなど、特に後半に息を呑むことが多くなりました。盲目の主人公を演じる吉岡里帆さんの演技力の光る作品で、 “ ご本人は見えてるけど見えていない役 ” を演じることは、物凄く難しい作業だったのではないかなと推察します。どこかテレビの情報番組でのインタビュー映像しか観たことのなかった高杉真宙(まひろ)さんについても、今後のご活躍に繋がるような好印象を持ちました。

 

ただ、捻くれている私のことなので、引っ掛かるもいくつか見つけました。印象的なのを挙げると、

① なつめの運転事故が警察官として不用意すぎ
② 伏線が分かりやす過ぎて草
③ 4人目の誘拐被害者の子がただただ可哀そう
④ 無謀な刑事コンビ
⑤ 気まぐれな真犯人「日下部」
⑥ なつめが天才的で強すぎ
⑦ 盲導犬「パル」の奇跡的な復活

といったものになります。まず、①のそもそも主人公のなつめが視力と弟を失うシーンについて、最初から “ 雑な設定付け ” に感じてしまいました。警察学校の卒業式で、卒業生代表としての発言もしているおそらく当時から優秀ななつめが、運転中にペダル付近に落ちたストラップを拾う為に前方を全く見ないで運転する時間帯が、大人として警察官として1秒でもあっていいのかと思いました。そして、姉にストラップを拾ってくれと要求する弟の態度も、不自然なものに映りました。「どうしてもすぐ拾ってほしかったの?」という。

 

②の伏線については、なつめの母が、なつめの為に護身用のスプレーをカバンに入れるシーンなんかが一番目立っていたなと思います。ただ、伏線を伏線としてはっきり視聴者に伝えることも、それはそれで悪くはないのかなとは思いました。「後で犯人に襲われた際に使用するんだろうな」ということが露骨に分かっても、実際そのシーンはスリリングで面白かったですし。

③について、事件では全部で6人の女子高校生が誘拐されることになりますが、映画の中で一番スポットライトの当てられていた「レイサ」こと5人目の被害者の、1つ前の4人目の被害者の子がただただ可哀そうでした。最初から怯えていて、最後に命を落とす誘拐被害者として凄惨なことになってしまいます。あの4人目の子に救いがなさ過ぎて、この記事を書いてる今でもちょっと心苦しいです。そういうストーリーなので仕方ないですけど。

 

④については映画あるあるというか、主人公と真犯人との最後の対決の場を設ける為に、刑事2人組がそれぞれ無謀なことをして命を落としてしまいます。木村刑事は、日下部(くさかべ)が犯人だとほぼ判明したのに、なぜそんな危険凶悪な人物に1人で会いに行ったのか?吉野刑事は、日下部の籠る屋敷に到着した際、なぜ応援を待たずして1人で屋敷に入って行ったのか?運転事故を起こした主人公のなつめ同様に、警察官なのに不用意で残念だなと思いました。

 

⑤については、日下部が逃げるなつめを追うシーンで全然走らなかったり、屋敷で春馬を痛めつけはするものの他の刑事と違って止めを刺さなかったり、「ん??」と思うシーンがありました。「ん??」というシーンは、日下部以外の人物の描写でもいくつかありましたけどね。

 

⑥のなつめの強さについては、主人公なので仕方ないかなと思えてきました。個人の総合力として、「座頭市」のビートたけし並みに強かったです。あと、日下部の籠る屋敷へ向かう際、春馬に協力してもらって屋敷の間取りを天才的に憶えるシーンを観た際に、「あっ、これは後でガッツリ自分が戦うつもりなんだ」と思いました。(笑)

 

⑦の盲導犬「パル」については、奇跡的に助かって良かったです。日下部に思いっきりやられたと思ってたので...。

 

話は変わりますが、出演されていた國村隼さんについて。退職した刑事として、ストーリーの中で重要な役割を果たすのですが、あの國村さんが “ 演技力抑えめ ” で需要な役を務められていた点が、個人的にとても感心させられました。演技が下手だったとかそういう意味ではなく、目立ち過ぎないよう主人公や他の刑事を押しのけないよう、絶妙に立ち居振舞われていたように見えたのです。

 

今回「見えない目撃者」を見て、韓国の歴史スペクタクルドラマを思い出しました。「ヨン・ゲソムン」とか「テ・ジョヨン」をがっつり観ていた私としては、それらに通ずるものを感じて、つまり荒っぽい部分は多いけれど、そういう細部の問題をかき消してしまうくらいストーリーや展開がスリリングで面白いのです。韓国映画のリメイクという事で、その点に納得することが出来ました。(^^*)

 

本日の写真

黒三種メダカ F1 &「パンダ19」メダカのアルビノ

写真は、黒三種メダカ F1 のオス1匹「パンダ19」メダカのアルビノ個体のメス4匹になります。彼らには今まで異種交配をさせてきましたが、十分な数の子孫が確保出来たと判断し、繁殖用水槽を本日解体してみました。

黒三種メダカ F1

2枚目は黒三種メダカ F1 のオスです。このオスのような独特な目の表現を持ったアルビノ個体を作出したかったわけです。子孫は全員黒目なので、実際に理想通りのアルビノっ子に出会えるかどうかは、孫世代を入手しないと分かりません。

系統名未定のメダカ

3枚目は、1枚目のペアリングから生まれた子孫になります。まだ系統名は決めていません。今のところ、地味な体色の子ばかりでちょっと残念に思っています。(汗)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!