当ブログ初! “ 先に本日の写真を載せてみた。 ” (2020/1/10)

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。

最近は玉子焼きだし巻き玉子を作る機会が多くて、今夜は後者を作ったんですけど、最近ようやく綺麗な形に成形出来るようになってきました。(^^) 専用のフライパン?を使い始めて、かれこれ20~30回目にしてのスキル習得です。今度「料理記事」でコツをお話しようかな?

 

本日の写真

ワケあり禅メダカ ①

写真は、ワケあり禅メダカ F1 になります。原型は禅メダカだけど、異種交配によって禅以外のメダカの血も混ざっていると、 P 世代の1ペアを購入した際に某メダカショップの方は仰っていました。今回載せた3匹は、今年の繁殖シーズンにて親魚にすることに決めた個体たちです。今日の水槽手入れの作業中に、親魚の内定を出しました!(笑) 1枚目は、光体型のメスです。

( たしかヒレ長系、またはロングフィン系と仰っていたような記憶があります。 )

ワケあり禅メダカ ②

2枚目は、光体型のオスです。元々ワケあり禅メダカ F1 は多くの個体数を入手出来なかったので、よほど体型の酷い個体以外は残してきました。残っている子達の間だとオスの割合が圧倒的で、でも微妙な背曲がりの気になる個体が多く、ヒレに光の乗っている個体はオスだと2枚目の1匹しかいませんでした。(汗)

 

ワケあり禅メダカ ③

最後に3枚目は、普通体型のメスです。理想は、光体型のオスメスを数匹ずつ親魚に選ぶことでしたが、でも納得のいく個体がオスメスでは1匹ずつしかいなかったので、繁殖の際の安定性も考慮して普通体型の兄妹からも1匹選んでみたわけです。

 

この記事の本文(笑)

普段、「本日の写真」のコーナーは記事の最後に持ってくるんですけど、今回は敢えて冒頭に持ってきました。何でいつもと違うことをしたのかというと、 “ メダカの写真を載せてから書きたいこと ” が結構あると今更ながら気付いたからです。私の場合は記事の締めに写真を持ってくるので、その後にだらだらと文章を書くことを控えていました。

 

メダカを自家繁殖させ、その子孫の中から理想の姿の個体特定のバックグラウンドを持つ個体を厳選し、その個体を使って更に繁殖させる。時には異種交配を行ってみる。・・・そういう営みを経ることによって、飼育者はメダカの品種改良や新種作出を出来るようになります。

なかなか今の私の資本や飼育設備だと、すぐさまメダカ方面で結果を出すことは難しいのですが、品種改良や新種作出という目標を念頭に置いていていつも思うのは、やはり

“ たくさんの子孫を親魚から入手しないことには、勝負にならない ”

ということです。毎年思いつつ、でも実際はそうすることが難しいので頭を抱えています。

 

“ たくさん ” というのは、際限はないですけどせめて300匹くらいは欲しいです。自宅で大切に抱えている系統は現時点で15くらいあるので、それぞれを通常累代させるとなると、4500匹の子孫を入手することが目標になります。でも、今の私の飼育環境だと、トータルで1200匹くらいが限界です。

たくさんの子孫を入手しないと、子孫の代の繁殖において、不自由をきたさないくらいの理想の姿の個体数を入手出来ない可能性が高まります。例えば、東天光メダカの1ペアから100匹の子孫を入手し育成を始めたとして、

【東天光メダカ F1 の100匹の内訳の例
「生存するかどうか?」
30/100匹・・・卵~若魚の段階で脱落
5/100匹・・・成魚になったが病気、不慮の事故で脱落
↓ ↓
「選別基準をクリアするかどうか?」
15/65匹・・・体色の薄さにより選別外
5/65匹・・・そもそもオレンジ系体色ではなく選別外
30/65匹・・・背曲がりで選別外
5/65匹・・・その他体型の特徴に欠点があり選別外
↓ ↓
「オスかメスか?」
7/10匹=オス
3/10匹=メス
↓ ↓
「計算出来る親魚かどうか?」
6/7匹=繁殖能力の発揮されるオス
2/3匹=繁殖能力の発揮されるメス

という内訳になったとします。この例だと、 65匹の東天光メダカ F1 を、彼らを繁殖させたいタイミングで維持していることは可能なのですが、その中から実際に次世代 F2 を得るための親魚として活躍してくれるのは、たったの8匹しか残らないことになります。選別基準をより厳格なものにした場合や、良体型の出現率の低い系統であるなら、そもそもペアリングが組めないかもしれません。

他の飼育者さんの事情は分かりませんが、私の場合は稚魚の段階から育成と選別を並行して進めるので、繁殖させたいタイミングではもっと絞られた数になっています。

また、上記の例では辛うじて「オス6匹&メス2匹」で繁殖用水槽を立ち上げることが出来るものの、親魚の数が少ないと満足のいく子孫数を入手出来なかったり、結果満足のいく子孫数が入手出来ることになっても時間がダラダラと掛かる可能性があります。子孫の繁殖時の安定性も考慮すると、やはり100匹よりも300匹、可能なら300匹よりももっと欲しいということになるのです。多ければ多いほど、 F1 世代の繁殖用水槽の親魚個体を増やせるので安定的に有精卵を入手出来ますし、厳格な基準で選別を行うことも出来ます。

 

冒頭で載せたワケあり禅メダカ F1 については、たしか親魚 P 世代からは50匹くらいしか入手出来ていなかったと思います。 P 世代からせっせと採卵している時期に、メスがピタリと有精卵を産んでくれなくなってしまったので、本当は150匹以上は欲しかったけど叶いませんでした。

 

今回親魚に内定させた3匹についても、苦渋という表現は言い過ぎでも満足した結果ではないです。それでも、親魚となる個体を選ばないといけないので、現状の中での最適解としてあの3匹を選びました。ケースバイケースで妥協したりしています。

・・・この記事は「らくらく記事」という、楽して早く仕上げる為の記事なのに、そこそこ真面目に書いてしまいました。(汗) 

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!