メダカの色揚げ

こんにちは。(小雨)レモンパイです。

 

最近になって知ったのですが、水槽内に何も床材を投入せず底をむき出しの状態にすること、またはその状態で魚を飼育する方法を「ベアタンク」と呼ぶらしいですね。もしかしたらと言いますか、おそらく私が当たり前のように行っている飼育作業や方法の中にも、アクアリストの間で名称が付いているものは他にもあるはずです。

 

完全な形ではないですが、自宅の水槽にもベアタンクはいくつかあります。2つのリスクヘッジ水槽やヒメツメ水槽です。その他の水槽には、何らかの床材を敷いています。

 

メダカの色揚げ

では、本日のお題に入ります。私は今まで当たり前のようにメダカの色揚げに関わることをしてきましたが、まとまった記事として書いたことはありませんでした。今回は、その色揚げについて記事にしました。

 

色揚げとは

色揚げとは、観賞魚の体色を濃くする方法のことです。金魚の世界でもよく使われる言葉です。メダカの色揚げの方法としては、飼育環境をある方向へ変えることエサの中に色揚げ作用のある成分を含ませること等が挙げられます。

 

メダカの色揚げの目的

色揚げの目的はいろいろあるのですが、一つはメダカ個々が( 本来 )持つ体色表現のポテンシャルを発現させることです。 “ 色揚げに適した ” 飼育方法をすることで、個体間の体色表現の差異独自性がはっきりするようになり、メダカの品種改良や新種作出を目指す飼育者にとっては、目標に沿った選別やペアリングがやりやすくなるようになります。

 

また、メダカを品評会コンテストに出す際にも色揚げが重要になってきます。色揚げ処置をすることで、メダカがより美しく映えるようになり、品評会で上位に入賞する可能性が高くなります。

( ちなみに、今の私はメダカの品評会などにはあまり興味がありません。 )

 

一般的な色揚げ方法

私も含め、多くのメダカ飼育者が行っている色揚げ方法とは、黒の水槽( 飼育容器 )でメダカを飼育することです。つまり、メダカの保護色機能を活用し、自ら周囲の黒色に馴染むように体色を濃くしてもらうというやり方です。しかし、すぐには色揚げ効果は表れないので、黒い水槽で気長に飼育し続ける必要があります。

 

理想は黒色の水槽なのですが、黒色の水槽をアクアショップで見かける機会があまりないので、そういう場合は暗色系統のもので代用しましょう。また、飼育水が濃いグリーンウォーターだと、メダカの体色は濃くなる傾向があります。

( 私の場合、本来の用途として使っていないのでオススメは出来ないのですが、100均のマンガケース・CD&DVDケースに真っ黒のものがあるので、それを使って色揚げしています。 )

 

色揚げの注意点

エサで色揚げを試みる場合、特定の色素にしか色揚げ効果が働かない成分のエサもあるので、エサ選びには慎重になりましょう。また、メダカの品評会では、エサによる色揚げを認めない/好しとしないところもあるので、その点は注意してください。

 

黒の水槽で色揚げをすることのデメリットは、メダカを横から観賞しにくくなることと、水槽に直射日光が当たると飼育水の水温が高温になりやすいことです。水槽の置き場所には注意してください。

 

スモールアイメダカの場合、黒の水槽で飼育しても、周囲がよく見えていないことから保護色機能が働かない可能性があります。私は1年以上スモールアイ形質のメダカを飼育してきましたが、たくさんの数を抱えているわけではないので、実際に保護色機能の働きが弱いのかどうかまではまだ分かりません。

 

本日の写真

ロンサム東天光メダカ

室外の黒い水槽にいるメダカさんを撮ろうと思っていたのですが、今日はドタバタしていたので、室内の子で写真を済ませることにしました。(笑) お馴染みの、ロンサム東天光( 東天光メダカ )です。エサやりの最中に撮影しました。

 

彼については、一応次回の繁殖に携わってもらうつもりなので、色揚げも視野に入れたことがあるのですが、そうなると観賞出来なくなるので諦めました。自宅で最も私に観賞されているのは彼ですね。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!