メダカにとって良くない刺激

おはようございます。(晴れ)レモンパイです。

最近はブログでお話することがなかったですが、私は今年の5、6月くらいからずっと体の不調を感じています。症状はいろいろあって、挙げるとキリがないので書きませんが、おそらくその不調の根源はストレスだと思います。

 

今思うとしっくりくるのですが、私が当ブログや旧ブログの運営の負担を減らすことに決断したのは、慢性的なストレスが影響しているのかもしれません。ブログを毎日更新するのは、 “ 簡単かもしれないけど酷なことでもある ” と思います。

 

メダカにとって良くない刺激

では、本題に入ります。 “ ストレッサー ”“ ( 広義での )ストレス ” という言葉を使った方が、タイトルがスッキリすると思いましたが、話が大きくなり過ぎてしまいそうなので、あのようなタイトルになりました。

( 一応、当ブログの過去記事では、メダカに対して何度も広義でのストレスという言葉を使ってきました。 )

今回は、「メダカにとって良くない刺激とは何なのか?」等についてお話します。

尚、メダカ飼育でのメダカへのストレスについては、2019/4/1の記事:「メダカのストレスゲージについて」において図で説明しています。

 

メダカにとって「良くない刺激」とは

“ 良くない刺激 ” とは、メダカの健康を損ねてしまう原因になり得る刺激のことです。メダカに対してどのくらい負担になるものなのかは、それぞれの刺激の性質や程度によります。

 

私の経験上、メダカは短期間にある一定の「良くない刺激」を経験( 蓄積 )してしまうと、体調不良になったり病気に罹ったり、最悪の場合は突然力尽きてしまうことに繋がりやすくなってしまいます。

 

以下では、良くない刺激について3つ挙げています。

 

良くない刺激①:環境の速い変化

まず、飼育環境( 特に水質 )が速く変わることは、メダカにとって悪影響になります。メダカは、環境への適応力が優れている生き物だと言われていますが、それはあくまでも環境の変化やそのスピードが緩やかな場合に限ります。

 

メダカをお迎えした際や引っ越しさせる際に、水合わせを時間をかけて慎重に行う必要があるのは、環境の変化速度を緩やかにして、メダカへの負担を減らす為です。

 

良くない刺激②:飼育作業

漠然と “ 飼育作業 ” と書きましたが、例えばメダカを容器に入れて観察しようとする場合だと、捕まえる為に網で「追いかけたり」「掬ったり」 、狭い観察容器に「閉じ込めたり」すること等にあたります。人間の手によってメダカをどうこうする際は、必ずメダカにとって負担となる行為が含まれてしまいます。

メダカは飼育作業中だと、ストレスによってフンをたくさん排出しやすくなります。メダカを撮影容器やプリンカップに入れている時に、よく容器の底に多くのフンが溜まっているのを確認出来ますね。

 

良くない刺激③:人の存在

飼育者のエサやりにすっかり慣れたメダカについては、良くない刺激とは言い切れないかもしれませんが、メダカが水槽の中から見る人の存在も、メダカにとっては良くない刺激になり得ます。

 

例えば、 “ 観賞 ” することに特化したような水槽で飼育されているメダカは、観賞しにくい環境の水槽のメダカと比べて、体調を崩したり早く力尽きてしまう可能性が高くなりやすいです。そうなるのは、人影がメダカをびっくりさせる等の良くない刺激になっていることが一因です。

 

「良くない刺激」の捉え方

刺激についていくつか上述しましたが、メダカにとって良くない刺激を全く与えずに飼育をすることは、不可能です。過度に心配しながらメダカ飼育をする必要はありません。

 

メダカを少しでも健康に飼育し続けることを目指す場合は、その良くない刺激を短時間で終わらせることや、大きな刺激と刺激の間にある程度のインターバルを設けて、メダカに “ 回復 ” や “ 安静 ” の時間を与えること等の工夫が必要になります。

 

最後に

ここまで、私の感覚的なことをもとに書いてきたので、読者の方々からすると少し分かりづらい点もあるかと思います。

 

大切なのは、普段のメダカの飼育において、 “ メダカがどのような時にどんなストレス反応を示すのか ” を観察や作業を通して把握し、それを踏まえて飼育者としてのより良い判断や行動を決められることです。

 

また、メダカの為を思って行ったことが、飼育者の思いとは裏腹に “ 良くない刺激 ” となってメダカを苦しめることもあるので、その点は注意してください。

( 例えば、病気に罹ったメダカの治療を考えて、薬浴や塩浴、大幅な水替えなどを短期間にコロコロ試してしまうと、かえってメダカを弱らせてしまうことに繋がります。 )

本日の写真

出目メダカ P のセルフィンを持つオス

写真の中央に写っているのは、出目メダカ P です。2017年の繁殖シーズン前半に生まれ、後半戦では親魚として繁殖に携わってくれた個体です。見ての通り彼は出目ではありませんが、当時は他に繁殖に適した兄妹がいなかったので、ペアリングで親魚に選びました。

 

また、繁殖用水槽の解体後に、彼がセルフィン個体であることが分かりました。見えづらいですが、背びれの付け根前方にささくれのように見えるのがセルフィンの証ですね。この系統では「出目」形質の固定が第一の優先課題ですが、ついでに「セルフィン」の出現率も上げられたらなと考えています。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!