こんばんは。(くもり、のち雨)レモンパイです。
カブトムシのキノコちゃんが、あと数日の命のようです。自宅に飛来して5日で天へ召された、エニシ君と同じように元気さが感じられません。触っても、上から新しいマットをふりかけて被せてみても、反応が薄いです。
いつかはお別れの時が来ますが、4ヶ月まで生きてくれそうな期待を抱いていました。そういう意味では残念ですが、最期の時まで暖かく見守りたいなと思います。
現状&予定( 2017/10/6 )
では、本題に入ります。今回は、 “ 自宅の幹之系メダカ ” に焦点を当ててみました。私がどのような幹之系メダカを抱えていて、それぞれの系統でどこを目指しているのか等についてお話します。
幹之メダカとは
今さらではありますが、幹之メダカの特徴についてまず書きます。幹之メダカとは、体表の背部に光( 背中光 )を表現する品種のことです。基本的に、成長のある段階から体の後方部より発達していき、その光の長さや範囲によって、弱光や強光、スーパー光、鉄仮面などの呼び方に分かれます。
しかしながら、現在は幹之メダカ特有の背中光を持たない品種や個体についても、名前の一部に「幹之」と付けられて販売されているものもあります。その際の細かい定義については、作出者や販売者に聞いてみないと分かりません。
幹之系①:幹之メダカ( F4 が最新世代 )
現在抱える数多くのメダカの中でも、最も古く( 2015年 )から維持に成功している系統になります。普通の幹之メダカといった感じです。
( 実は、幹之メダカについては何度か飼育に挑戦した過去がありますが、現在抱える系統以外は維持に失敗しています。 )
当初は【 青系体色 】&【 スーパー光 】が主な特徴でしたが、この系統に限っては昔から品種改良を強く意識していたので、累代につれて【 白系体色 】&【 鉄仮面 】の出現割合を高くさせてきました。また、【 ヒレの輝き 】も追求しています。
幹之系②:梵天メダカ( 17 が最新世代 )
親魚 P をお迎えしたのは、去年のことです。当ブログで何度も紹介しているお気に入りの品種ですが、実は私には明確な定義が分かりません。幹之メダカの中でも、頭の方に光の乗る( /残る )品種ということで解釈しています。
まだ自宅での累代の浅い系統ですが、 F1 世代と F2 世代を比べると、 【 頭光 】個体の出現率は低いものの、ペアリングや選別に拘れば改良は簡単なように思います。
新しい試みですが、 2017年の繁殖シーズン後半戦では、 “ 私の理想的な頭光に近い ” F1 のオスを使って F2 のメスと世代間交配を行い、「梵天メダカ17」を入手しました。ただ頭光の出現率を高めるだけではなく、【 頭光の形や範囲 】にも拘っていきたいです。
幹之系③:出目メダカ( F1 が最新世代 )
私の抱える「出目メダカ」とは、去年にメスだけ購入した出目ラメメダカと、幹之メダカ F2 のオスの間に生まれた系統のことです。
元々は、過抱卵の解消の為に、出目ラメメダカの水槽にたまたま幹之メダカのオスを入れていて、そのついでに入手した子孫( 出目メダカ P )を後から維持していくことに決めました。
とりあえず、【 出目 】の出現率を向上させることや、【 出目の程度 】を大きくすることを目指しています。 P の世代では、それなりの数の子孫が出目形質を見せてくれたのですが、残念ながら F1 世代では出現率がかなり低いです。
幹之系④:梵灯メダカ( 将来の P が最新世代 )
今年の1月に灯メダカのペアを購入したものの、繁殖シーズンを迎える前にオスが力尽きてしまいました。そこで、残ったメスと梵天メダカ F1 のオスとで異種交配をすることにしたのです。
( ちなみに、梵灯メダカの父親と、「梵天メダカ17」の父親は、同一の個体です。 )
選別の細かい方向性については、まだ迷っている部分がありますが、【 “ 梵天メダカ特有の頭光 ”と “ 灯メダカ特有の部分的な黄色体色 ” の両立 】を実現したメダカの作出を目標にしています。
最後に
以前にもお話しましたが、上記の4種類は何らかのミスや手違い等があった際に、見分けが付かなくなってしまう恐れがあります。
そこで、それぞれの幹之系メダカの見分けが付きやすいように、それぞれの系統で敢えて違う方向へ改良や固定化を目指すように工夫しています。
( 例えば、「梵天メダカ」と「梵灯メダカ」の系統は見た目が特に似ているので、前者は青系、後者は黒系の体色で固定化していこうと考えたりしています。 )
本日の写真
写真が見にくくて申し訳ないのですが、長老メダカを飼育している水槽から見つけた、 ※ 幹之メダカ F1 ・・・だと思われる個体です。そうであれば、一昨年の春~夏の間に生まれた個体で、 F1 世代としてはこの個体が最後の1匹になります。
※ 個体の管理をしていない水槽なので、断言が出来ません。
思っていたよりも元気だったので安心しています。メダカの品種改良や新種作出のことだけでなく、長生きの秘訣を研究することも私の一つの目標ですね。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!