こんばんは。(くもり)レモンパイです。今回は2022~2023年にまたがる年末年始期間における、長崎県の対馬&壱岐を目的地とした家族旅行について記録を残すことにしました。
両親&弟の計4人による旅行でしたが、私の一番の目的はクワガタの材割り採集であったので、そのことについてもご紹介します。全体的に写真を多用していて長ったらしいので、ご興味のある内容に合わせて目次からスキップしていただければと思います。m(_ _)m
自家用車による「対馬&壱岐旅行」の記録
それでは、本題に入ります。「旅行記事」の投稿です。2022年から23年にまたがる年末年始の期間に計画され、私に持ちかけられた今回の対馬&壱岐旅行。飼っているマメルリハインコの世話の問題等もあるので当初はあまり乗り気ではなかったのですが、「そういえば対馬って、日本ではあの島にしかいない “ キンオニクワガタ ” が棲息しているんじゃ・・・!?」ということで急にモチベーションが上がりました!(笑)
父のライフワークである城址(←特に山城)巡りの為の運転要員として、家族旅行として、そしておそらく私の一生でもう行く機会のない対馬でのキンオニ採集の為に同行することに。マメルリハについてはペットホテルの利用も考えた中、日頃からお世話になっている母方の伯母が引き受けてくれました。まずはクワガタ関連の情報を省いた旅行全体について、スマホの写真フォルダにある記録を中心に時系列で整理してみます。
1日目(12/26):神奈川 → (静岡あたり)
旅行1日目。2022年12月26日の深夜に、母を除いた男3人で自家用車に乗って出発です。運転手が3人もいる状況だと、SAやPAでギリギリ仮眠を取らなくて済むのでグングン移動出来ますね。(^^) 1日目は車内での運転と睡眠だけで終わりました。
2日目(12/27):(静岡あたり) → 岡山
旅行2日目は車内で迎えました。
上にある1枚目の写真は、今回の旅行期間で最初に撮った写真です。兵庫県の三木サービスエリアの売店で購入したダンケシェーンの「あみ込みパン」とオリエンタルベーカリーの「メロンパン」。前者は三木市のローカルパン屋さんで、後者は関西圏で有名なパンメーカーだそう。私はパンを買っただけで、父と弟はフードコートで何か食べていました。そうそう、移動があまりにも早かったので三木SAで仮眠をとることになったのですが、歯を磨いた後にマウスウォッシュを口に含んだと思ったら中性洗剤で、お昼まで口の中が気持ち悪かったです。(泣)
今回最初に寄った城址は、兵庫県加古川市の中道子山城(ちゅうどうしさん-じょう)。写真がこの看板しかなく登った記憶も全くないので、おそらく私は1人車の中で寝ていただけだと思います。城址巡りは父が好きで、弟も歴史好きな人間。一方で私は全然そんなことありません。頭の中はキンオニ採集成功へのイメトレでいっぱいでした。
今回私が初めてちゃんと登った山城は、赤穂(あこう)市の鴾ケ堂城(つきがどう-じょう)。景色は、こんもりした山々と平地のコントラストが良いですね。
続いて、同じく赤穂市の有年山城(うねやま-じょう)。3枚目に写っているのは、登山口付近の有年八幡神社の石垣にはめ込まれていた飾り石(うさぎ版)です。他にも扇と月の形の石がありました。兎年ですし見晴らしも良いのでオススメの城址です。4枚目は、登山の道中に見つけた弁慶の足跡。だから何だと思いました。
これは、兵庫県内のセブンイレブンで見つけて購入したニシカワ食品の「白あん入りメロンパン」と「ピーチョコ」です。メロンパンって広島の呉にもこういう形状の白あん入りパンがあるので、関西では探せば結構あるのかな?2つの商品どちらも見た目がお洒落で美味しかったです。神奈川県のコンビニでも買えればいいのに。
続いて登ったのは赤穂郡の苔縄城(こけなわ-じょう)。廃校?の小学校の裏から登りました。兵庫って起伏の激しい地形に思えるので、どの山からも眺望の見応えがいいなと思います。1枚目の展望デッキから更に登って着いたのが、2枚目にある山頂(愛宕山)です。
2日目最後に登ったのが、赤穂郡の白旗城(しろはた-じょう)。道路を走っているとデカデカとした看板があって、登山口の案内板では “ 落ちない城 ” と強調されていたことから有名なのでしょう。本丸まで1時間もかかるとのことで、私は本気を出す為にジム用のスパッツ&短パンに着替えて登りました。これまたクワガタ目的で地元神奈川県の山によく登るので、山城自体に興味はなくても体力作りとして登るのは好きです。(^^*)
“ 落ちない城 ” とはいうものの、落ちやすそうな危ない箇所もありました。
こちらは、白旗城の本丸とそこからの眺望。何となく電線の存在が残念な気がします。
こちらは白旗城の、本丸跡とは別の櫛橋丸(くしはしまる)跡。周囲が山だらけのお城でした。これにて、2日目の城址巡りは終了です。
2日目に宿泊したのは、岡山県倉敷市の「ホテルルートイン倉敷水島」。母がとにかくルートイン好きなので、今回の旅行でも選択肢としてあればルートインに泊まることに。新型コロナの接種証明を提示したら観光クーポン券(おかやまハレ旅応援割)を3000円ずつの計9000円をもらったので、これを夕飯代にすることにしました。
選んだのは、倉敷市の「ステーキハウス ラジャ634」というお店。私はビーフステーキを頼みました。柔らかく、塩分やソースの濃さも丁度いい感じがして美味しかったです。驚かされたのが値段の安さで、他にもさきいかの天ぷらやカキフライ、シーザーサラダ等を頼んでも3人で7000円弱しか掛かりませんでした。また倉敷に寄る機会があったら行きたいくらい、オススメのお店です。
こちらは、倉敷市のスーパーで購入したカールです。関東ではもう購入することの出来ない伝説のスナック。後のクワガタ採集時の食料として購入しました。
3日目(12/28):岡山 → 博多 → フェリー
3日目です。この日はいよいよフェリーに乗るのですが、まだまだ対馬には到着出来ません。ホテルで朝食を食べ早々に出発し、広島県の福山駅にて新幹線で追い付いてきた母を拾いました。
この日最初に訪れた史跡は・・・広島県福山市の常国寺(じょうこくじ)だったと思います。お寺の裏から軽く山登りをし、「足利義昭公供養塔」のある場所に着きました。2枚目はそこからの眺望です。将軍の供養塔にしては荒んでいるような気もしました。あっそうそう、私は基本的にお墓や供養塔は撮らないことに決めています。心霊が写りそうなので。
続いては、福山市の観光地である鞆の浦(とものうら)。海が綺麗でウニをたくさん見つけました。路地の道幅が狭くて対向車とすれ違うのが大変で、実際に私の目の前で軽トラが民家にぶつかって猛スピードで逃走するシーンを目撃してしまいました。(汗) 車を置いて徒歩で史跡を巡ることに。
こちらは鞆城(とも-じょう)。
こちらは大可島城(たいがしま-じょう)。一番記憶に残っているのは、お寺の境内のにゃんこ達。近付いても全然警戒しないですし、観光客に撫でられている子もいました。
お昼は、東広島市の小谷サービスエリアでとりました。私がフードコートで頼んだのは、「瀬戸内しまなみ大漁丼」。味は想像通り。浜松の美味しいしらす屋さんの味を知っているので、その比較で残念だなと率直に思ってしまいました。小谷SAを発った後は、対馬へ向かう玄関口である博多に向けてただただ運転を続けることに。
無事に余裕を持って博多に到着することが出来ました。夕飯は、母の希望で福岡市の一蘭の天神西通り店へ行きました。普段一蘭を食べないのでよく分からないのですが、『この四角い器で食べられるのはココだけ!』と言っていました。写真2枚目は母の頼んだ釜だれとんこつラーメンで、私はラーメンの口ではなかったので3枚目の煮込み焼き豚皿のみ頼みました。ラーメンのお供の役回りだからなのか、脂身の少ないお肉で味付けも落ち着いていました。
こちらは博多港を見下ろす博多ポートタワー。フェリー内に入浴設備はないので、このタワーの足下にある「みなと温泉 波葉の湯」という銭湯を利用しました。若者や家族連れで大変賑わっていました。
銭湯で時間を潰し、乗船の受付を済ませていざフェリー移動へ。車に乗って乗船出来るのは運転手1人だけということで、今回は私が担当しました。貴重な経験でしたね。いよいよ明日から対馬での旅行になります。
4日目(12/29):フェリー → 対馬
対馬北部の比田勝(ひたかつ)港に着いたのは、12月29日の朝4時前。周囲が真っ暗で見て回るようなところはないですが、私はクワガタ採集の為にある山へ行きたかったので、とりあえず登山口まで移動して降ろしてもらうことに。以降の対馬&壱岐の滞在期間中は、家族と別行動をとる機会が発生することになりました。私は観光がしたくて対馬へ来たのではありません、あくまでクワガタ第一なので。(*^^*)
家族には昼前に車で拾ってもらい、その後は行動を共にすることに。合流後に最初に訪れたのは、烏帽子岳(えぼしだけ)の頂上。海と山々で構成される展望が素晴らしかったです。3枚目はたしか韓国の方向で、無料の望遠鏡を覗いたら韓国領土内の建物が見えました。外国を生で見たのは、アメリカに続いて2か国目。
続いては、西漕手(にしのこいで)。かつては小舟を陸の上で運んだり、船の荷を下ろしたり乗り換えたりする港だったのだそう。写真ではイマイチ伝わりませんが、海の色がとても綺麗でした。
こちらは金田城(かなだ-じょう)。白村江の戦いの後に出来た古代山城だそう。私はクワガタ採集の疲れもあって早々に車へ戻りましたが、ちゃんと土塁等を見ようとするなら1時間以上は掛かります。この日の観光はこれにて終了。宿泊場所について、対馬にルートインはなかったので南部にある厳原(いづはら)の東横インを利用しました。
晩御飯は、東横インから歩いて10分くらいの「味処 千両」というお店でとることに。店内ではDAIGOさん等の有名人の色紙がたくさんありました。せっかくなら郷土料理を食べたいということで、ろくべえ汁を注文。お店の人に聞いたわけではないですが、お魚出汁の、さつまいもが原料になっているつるつるもちもちの麺の入った汁物です。素朴な味わいで美味しかったなぁ。
私と弟は、メインに対馬荒磯石焼(石焼)を注文しました。こちらも郷土料理でして、石英斑岩という溶岩の上で行う魚介メインのバーベキューです。半生で頂く新鮮なお魚が物凄く美味しかったなぁ。ここでは郷土料理や和風料理以外にも様々なメニューがあったので、「迷ったら絶対ココ!」なオススメ飲食店ですね。(^0^*)
こちらは厳原のマックスバリュ(in ショッピングセンター ティアラ)で購入したパンの写真。リョーユーパンという聞いたことのないメーカーのパンが多数販売されていたので買ってみました。九州中心なのかなと思っていたら、西日本一円で販売されているみたいです。旅行先の飲食店で美味しい料理を食べることは楽しみですが、スーパーやコンビニでご当地商品を見つけることの方が興奮するかもしれません。パンは明日のクワガタ採集時の食料とすることに。これにて対馬滞在1日目は終了です。
5日目(12/30):ずっと対馬
5日目です。この日も私はクワガタ採集の為に、とある山で降ろしてもらい午前中は家族と別行動を取りました。山の中ではスマホの電波が繋がらないので予め家族との合流時間を決めていて、本当はもっと山に籠りたかったけど自己中過ぎる振る舞いもどうかなと思い予定通り合流しました。
合流後はまず昼食をとることに。マックスバリュと同じショッピングセンター(=ティアラ)内にあった「博多一番どり 居食屋あらい」にて唐揚げ丼を頼みました。 “ 唐揚げ丼 ” って丼物として認めて良いのかという疑念が昔からあったのですが、ピリ辛ソースが唐揚げとキャベツとマッチしていたので、ピリ辛ソースを作れれば丼物として成立するのだなと感心しました。本当はとりわさを食べてみたくて入店したけど、お昼の時間帯は取り扱っていないとのことで食べられず。
ティアラの裏手(山側)にある金石城(かないし-じょう)。立派な石垣だけ残っていて、石垣を車道が貫いていました。この後、次の目的地を巡って父がぐだぐだしていたので、本当はもっとクワガタ採集を続けていたかった私は物凄くイライラしていました。それはそれでそういう思い出に。
イライラを抱えながら登ったのは、厳原港を見下ろす清水山城(しみずやま-じょう)。
清水山城の本丸からの景色(1枚目)と、三の丸からの景色(2枚目)です。必ずしも山頂からの眺望が一番美しいわけではないのは、山城あるあるですね。
続いては、小茂田浜神社(おもだはま-じんじゃ)へ。文永の役の際の蒙古軍に立ち向かった英霊、宗助国(そう-すけくに)公の立派な銅像があります。実は、俳優の岡田准一さんがMCを務める「プロファイラーIF(ザ・プロファイラー)」という番組にて紹介されていたのを以前観ていたので、対馬の史跡としては唯一興味のあった場所です。銅像カッコいい。
父は対馬で見たいものは一通り見尽くし、やることがなくなったので小茂田浜で釣りをすることに。船に乗った地元の漁師さんが、ご親切にアジの釣れるポイントを教えてくれたりしました。父と弟は釣れるのに、私は全く釣果なし。釣れないことは全く悔しくないけど、午前のクワガタ採集を延長しなかったことがまだ悔やまれました。やはり、自分の本当の気持ちを確認して行動&選択しないと後悔しますよね。もう対馬には来ないのですから。
ホテルに戻る前に寄ったのは、ブラタモリで紹介されていたという渡辺菓子舗(わたなべかしほ)という和菓子屋さんと、その敷地内の裏手にある石切場。お店では対馬名物のかすまき(加寿萬喜)を購入しました。あんこをカステラ生地で巻いたという想像通りの味で美味しかったです。
2日連続で郷土料理を食べる気は起こらず、マックスバリュでお刺身を買ってホテルで食べました。明日(大晦日)は早朝にフェリーに乗って壱岐へ移るので、荷物の整理と次なるクワガタ採集の為の下調べをして終了です。
6日目(大晦日):対馬 → フェリー → 壱岐
6日目です。ホテルで朝食を済ませ、バタバタしながら厳原港へ移動。
フェリーに乗る機会も滅多にないとのことで、今回の「対馬→壱岐」&「壱岐→博多」のルートでは1等席を取っていました。1等席は2等席に比べると、個室があったり甲板に出られるといった程度のサービスの違いです。海が物凄く綺麗でした。
2時間強の船旅を終えて、壱岐北部の芦辺(あしべ)港に到着しました。こちらの銅像は、弘安の役の時の英霊、少弐資時(しょうに-すけとき)公。壱岐には1泊するのですが、クワガタ採集に力を入れるのは2日目からで、1日目は単独行動は取らなかったです。国内のヒラタクワガタとしては最大体長の記録もあるイキヒラタクワガタが採れれば嬉しいなと考えていました。
芦辺港の目の前にイオンがあったのでとりあえず入り、建物内にあった「かっちゃんうどん」さんで昼食をとることになりました。私が頼んだのは、壱岐のお米を使っているという牛丼。甘めのタレと丁度いい火加減の卵が印象的でした。特別にサービスしてくださったのか、ミニうどんも付いてきて美味しかったです。
昼食後のイオンでの買い物の際、目を奪われ即買いしたのがこちら。アルマドという壱岐の名物だそうです。単なる大きいすり身加工食品かと思ったら、内部にゆで卵が入っていました。特別感が作用してか物凄く美味しかったです。(^_^*)
最初に訪れた史跡は失念しましたが、続いて訪れたのは文永の役新城古戦場(ぶんえいのえき-しんじょうこせんじょう)。島って逃げ場がないので、対馬や壱岐の古代の人々はとても緊張感や危機感に包まれながら生活していたのかなと思いました。
こちらは古戦場の近くにある新城神社(しんじょう-じんじゃ)。元々の姿は樋詰城(ひのつめ-じょう)。元寇時の英霊が安置されています。どの要因が元寇による結果を左右したのかは分かりませんが、日本という国があのタイミングで終わっていた可能性もあるのかなと考えたりしてしまいます。
続いては、勝本城(かつもと-じょう)。豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して築城されたとのこと。
こちらは生池城(なまいけ-じょう)。本土にあるような、土塁や堀がしっかりしているお城だったことに少し驚きました。
壱岐で一番分かりやすい観光名所といえば、この猿岩(さるいわ)でしょうか?猿の背部を左斜め後ろから見ているような形状です。草の生え方とかが絶妙なんですよね。
猿岩のすぐ近くにあるのが、黒崎砲台跡(くろさきほうだい-あと)。昭和の時代、対馬海峡を通過する艦船を攻撃する為に作られたのだそう。現在もそうですが、壱岐はまさしく “ 要衝 ” です。
こちらは亀丘城(かめおか-じょう)。現在はほとんど何もない公園になっています。
大晦日の最後に観光したのは、壱岐最高峰の岳の辻(たけのつじ)。最高峰といっても 212.8m で、頂上まではほぼ車移動。対馬と比較すると、眺望だったり自然の豊かさでは分が悪いかな。そういえば対馬にはハングル表記がたくさんあったけど壱岐ではほぼ見なかったので、外国人観光客からしてもそうなのだと思います。
宿に選んだのは、「壱岐牧場(いき-ぼくじょう)」さん。そうそう、宿泊に関しては全て母が管轄しているので、何で選んだとか詳しいことは知りません。
壱岐牧場での晩御飯はお造りでした。お刺身も分厚くて、こんなに豪華なお造りを見たのは初めて。もちろんどの魚介も新鮮で大変美味しかったです。(^0^)♪♪ これにて壱岐での1日目&2022年は終了。私は2日目のクワガタ採集成功に向け、下調べの詰め作業を行いながら年越ししました。
7日目(元日):壱岐 → フェリー → 博多
旅行7日目の元日は、夜中に博多へ戻ります。夕方まで壱岐に滞在するのですが、私はクワガタ採集の為のエリア3箇所を厳選し、そこで降ろしてもらったり拾ってもらうことになりました。対馬と違って電波の届かないところはほとんどなかったので、その点は助かりました。
まずは、壱岐牧場での朝食。元旦ということもあり、おせち料理のようなメニューとなっていました。今年はおせちのことは全く考えていなかったので、配慮していただいて嬉しかったです。(^0^)♪ 昨晩お造りで出てきた伊勢海老の一部は、お味噌汁として美味しく頂きました。
そうそう、宿の出発前に荷物を整理していたら、昨日の芦辺のイオン内の出店?で苺大福を買っていたのを忘れてました。別々の2つのお店がそれぞれ苺大福を販売していたので、壱岐の人々には馴染み深いのかもしれません。カスタードクリーム含めて美味しかったです。
最初に向かったのは大浜(おおはま)。夏だったらカップルやら観光客で賑わいそうな場所ですね。ちょっとだけ散策しました。
続いては、黒木城(くろき-じょう)。案内板では万葉公園と示されていて、ほんのちょっと遊具のある広い公園でした。またこの後から、私はクワガタ採集の為に単独行動を取ることになりました。
クワガタの用事が済み、家族と合流して向かったのは原の辻遺跡(はらのつじ-いせき)です。実はトイレを借りる為に寄ったものの、元日ということで営業しておらずトイレには行けませんでした。(汗) 遠目から写真を撮っただけ。
お手洗いのついでに寄ったスーパーにて、またアルマドを見つけたので購入してしまいました。私の中でめでたい食べ物というイメージが出来上がっています。
博多港へは、壱岐南西部の郷ノ浦(ごうのうら)港から出発します。出港までの時間が余ってしまったので、港の近くで釣りをすることに。相変わらず釣りが下手で疑似餌に反応がないので、岸壁の階段に自生していた牡蠣を生き餌として、疑似餌の針にくっ付けてみました。 “ 牡蠣味のする疑似餌 ” という謎物体の出来上がり。(笑)
そうしたら、今まで全く反応がなかったのが嘘のように、次から次へと魚が釣れました。そりゃ牡蠣だから美味しいよね。【結果の出ない方法に拘り続けること】より【簡単に結果の出る方法を採ること】の方が幸せな生き方なのかなとか、「でもやっぱり私なら疑似餌で釣りたかったな...」とか、自分の生き方について不意に漠然と考えさせられた経験でした。
そろそろ釣りはお終いにしようかとうタイミングで、15m くらい離れた場所にサギがやってきました。露骨にアピールはしないけど魚を欲しがっているように感じたので、ちょうど釣ったカサゴを見せて投げたら「くぅぅ」と声を出し、くわえて飛び立って行きました。あんな甘えた声を出すなんて意外。
最後のフェリー移動が終わり博多港に降りると、「あぁ、帰ってきちゃった」という喪失感に苛まれました。もう遅い時間帯で飲食店がほぼやっていなかったので、晩御飯はコンビニで買うことに。宿泊することになったのは博多駅南のルートイン。ちょうどそのすぐ傍にエニタイムフィットネスがあったので、久々に筋トレをすることが出来ました。対馬や壱岐に1店舗ずつあってもいいのになと思います。元日はこれにて終了です。
8日目(1/2):博多 → 兵庫
8日目。帰省ラッシュによる高速道路の渋滞がどうなるか分からないので、無理して自宅(神奈川県)へ帰ることはせずに、城址巡りも挟みながらこの日は兵庫で宿泊します。
最初に訪れたのは、福岡県の宗像(むなかた)市と福津(ふくつ)市の間にある許斐山城(このみやま-じょう)。まだ正月三が日だというのに、多くの登山客にすれ違ったことや、登山道の落ち葉が掃除されていたことに驚かされました。地元の人々に大切にされていることが伝わります。頂上に登山者用のノートがあったので、ちゃっかり『レモンパイ』の名前を書き残してきました。本当に登ったことの証明です。
続いては、北九州市の花尾城(はなお-じょう)。登山の道中、川崎から引っ越してきたというおばあさんに声を掛けられました。頂上からは関門海峡が見えます。
お昼ご飯は、北九州市の門司(もじ)にあった「元祖辛麺 桝元」というラーメン屋さんでとることに。私が頼んだのは豚なんこつをトッピングした白辛麺。くど過ぎず食べやすかったですね。
本州へ入り、山口県の防府(ほうふ)市の敷山城(しきやま-じょう)へ。矢筈ヶ岳(やはずがだけ)という山の8合目付近が城址であり、山頂まで行かずに碑の前で引き返しました。山城って山頂付近に本丸とか重要な設備があるものだと思っていたので、こういうパターンもあるのだなと初めて知りました。
山登りの連続だったこの日最後の城址は、周南市にある若山城(わかやま-じょう)。下剋上を果たしたものの歴史上の “ 敗者 ” となった、大内氏の重臣:陶晴賢(すえ-はるかた)の居城です。個人的には大きな勝者の歴史よりも、大きな敗者の歴史に興味が湧きますね。頂上付近の広場では、10人くらいの子供たちが全力ではないちもんめを楽しんでいました。
こちらは若山城の畝状空堀(うねじょうからぼり)の跡だそうです。山城巡りにおいて畝状空堀を見たのは初めてかもしれません。
この日最後の写真は、道の駅「ソレーネ周南」で購入したパンです。やっぱりご当地パンは買っちゃいます。(笑) 山口県の松月堂製パンの「丸ぼーろメロン」「ピーナッツパン」「ようかんパン」です。詳しい味は忘れましたが、どれも美味しかったことだけは憶えています!
今回の旅における最後の宿は、兵庫県加西(かさい)市の「ルートイン加西 北条の宿」でした。
9日目(1/3):兵庫 → 神奈川
長かった旅もいよいよ最終日です。兵庫から神奈川へ帰省すればいいだけの一日なので、仮に渋滞したとしても時間的余裕のあることから城址巡りは続行です。
最初の写真は、大阪府豊能(とよの)郡にある地黄城(じおう-じょう)。江戸時代の行政機関である陣屋の跡ですね。石垣以外に特に何もありませんでした。大阪は貝塚市に父方の実家があったので懐かしい感じがします。もう家もなく親戚も居ないのでわざわざ来る機会はないですが。
続いては、高槻市にある芥川山城(あくたがわさん-じょう)。三好長慶の本拠地?として知られていて、つい最近に国の史跡に指定されたのだそう。その影響もあるのか登山客が多かったです。
同じく高槻市の今城塚古墳(いましろづか-こふん)です。教科書で見るような立派な前方後円墳は、家族連れに親しまれる広大な公園となっていました。
今城塚古墳の隣にある、緑色の建物が気になったので入ってみました。サニーサイドというパン屋さんです。写真を撮り忘れましたが、とにかくパンが安くて美味しかった!特にガーリックフランスのガーリックバターの味が、食べたことのない濃厚さだったのでイチオシです。(^_^)
先ほど買ったパンはおやつ用なので、昼食は別でとることに。京都生まれのお好み焼き屋さんの「いっきゅうさん 高槻店」へ行きました。私が頼んだのは「もちもちそば入 豚玉モダン」。お好み焼きって自宅でも簡単に作れるけど、鉄板で作る味には敵わないですよね。美味しかった。
いよいよこれが、今回の旅行で訪れた最後の史跡です。枚方(ひらかた)市の楠葉台場跡(くずはだいば-あと)。江戸時代末期に淀川に設けられた砲台跡。現在は広い公園となっていて、タコ揚げを楽しんでいる家族連れがたくさん見られました。あとはもう本当に帰るだけ。
旅行最後の食事は、愛知県の豊田上郷サービスエリアでとりました。「うお坐食堂」の海老天ひつまぶしと、「しゃちほこ本舗」のしゃちほこソフト。天丼のかき揚げに対し抱いていた “ 具材がまとまっていないといけない ” という先入観を、個別に揚げた海老の乗った海老天ひつまぶしが壊してくれました。しゃちほこソフトは、本来コーンの部分がたい焼き生地になっているだけかなと思ったら、内部にぎっしりあんこが詰まっていてビックリ。最初ソフトクリームを食べているのに、いつの間にかたい焼きを食べているという新感覚。
1月3日なのに帰省ラッシュの程度が弱く感じられ、特に渋滞に巻き込まれることもなく22時頃に無事帰宅することが出来ました。これにて、今回の対馬&壱岐旅行は終了です。 “ 一生に一度の経験 ” という意識を持って対馬と壱岐を訪れた中、俯瞰すると “ 人生では一度も経験しないことの方が圧倒的に多い ” なと気が付きました。例えばどんなに旅行好きの人でも、全世界の地を踏めるわけではないですよね?
そうなると “ 一生に一度 ” という観点は実は些末なことであって、目の前にある一度一度の経験をどう楽しむか?が重要なのかなと思いました。それが未経験のことであろうが、何度も経験したことであろうかなんて関係ない・・・と、人生観が少し変わったように思います。(^_^*)
対馬&壱岐でのクワガタ採集
長々と1万字を書いてきましたが、今回のネタはここからが本題です。旅行期間中におけるクワガタ採集について。冬の季節ということで行えたのは材割り採集。一番の狙いは対馬固有のキンオニクワガタで、あわよくばツシマヒラタクワガタやイキヒラタクワガタも採れればと考えていました。しかし、私が材割り採集を始めて一年が経過していた旅行前の時点では、未だに材割りに成功した経験がありませんでした。
まず1枚目の写真は、対馬滞在1日目(=旅行4日目)の対馬北部のある山での写真。キンオニって厳原の低地での捕獲例があるので低地にも幼虫がいるのかもしれませんが、山奥の沢に転がる材に最も生息しているはずだと考え、山登りを優先しました。この山は案内板が充実していてとても親切でしたね。
山頂からの景色と、本州のどこで買ったか忘れた軽食のウエハースサンドです。登り始めは沢に沿うものの、立っている木も倒木も杉だらけ。湿った材を探しいくつか割っても手応えはまるで無し。登山道は素直に進むとどんどん沢から離れてしまうルートでした。今回訪れたのはもちろん初めての山ですし、こんなところでリスクを冒して遭難するわけにはいかない(←一番大事なこと!)ので、気持ちは消化不良のまま下山しました。キンオニ採集は翌日に全てを委ねます。
対馬滞在2日目(=旅行5日目)は、対馬南部のある山を訪れました。標高がそこそこあって植生も良い感じなので、登り始めから期待が持てました。
山の尾根に着いてから食べた、リョーユーパンのビーンズロール。内部にマーガリンがたっぷり入っていて背徳の美味しさ。山頂への道のりはこのまま尾根を進むだけであり、(当然と言えば当然だけど)尾根を登り進んでも沢には辿り着かないので、登山道を引き返して生きている沢や枯れ沢を探します。昨日登った山よりも勾配が緩く、その他条件も勘案して遭難する危険性は低いと判断し、大胆に登山道を外れてみることに。
そして、夏でも枯れていそうな枯れ沢から少し離れたところの直径 15cm 程の朽ち木を削ったら、なんとクワガタの幼虫が出てきました。ついに材割り採集の初成功です。(^^*) 当然何の種類かは分かりません。この朽ち木から捕獲した合計4匹について、同じような顔&体形だったのできっと同じ種類でしょうね。
まず4匹を捕まえたものの、当時はコクワかなと思っていたのでより湿度の高い生きている沢の付近で探し直すことにしました。そこで直径 40cm くらいの太い倒木を見つけ、削ったみたら当たりでした。(*^^*) 合計7匹を回収です。採集時の感触として、この生きている沢で捕まえた幼虫の一部は胴長に見えたことから、キンオニではないかと思いました。
対馬滞在2日目の夜の写真。捕獲時は100均の仕切りケースに入れていた幼虫について、ホテルで1匹ずつプラカップへ移しました。残念ながら1匹は捕まえた時点で既に弱っていたので死んでしまいましたが、現時点(2023/1/17)で10匹は生き残っています。
続いて、壱岐での採集についてご紹介。壱岐滞在1日目は何もやらなかったわけではないけど、本格的に雑木林や山で探したのは滞在2日目になります。上の3枚の写真は、採集作業時に撮影したもの。高低差のあまりない地形だからか、単に私のリサーチ能力の問題なのか、沢や湿っているエリア、ポイントを探すのに苦労しました。今更ではありますが、シャベルを持って行って穴掘りをし、地中の朽ち木を探すのに専念すれば良かったなと思います。地表で見つけた大きな生き物は、冬眠中のスズメバチや森のゴキブリ程度。
こちらは、壱岐で最後に訪れた、最も採集しやすいのではと考えていた山での写真です。居そうに思える木はたくさんあるのに、全くの空振りでした。
そして、その最後に訪れた山で悲劇に見舞われます。写真撮影用に使っていたSIMのない古いスマホ(←私の最重要機密&インコデータの大半)を、いつの間にか山中で落としてしまったのです。地面に道はなく、どこもかしこも草木で覆われていて、何より方向音痴の私は自分がどの辺りを移動していたのか思い出せないことから絶望感に包まれました。帰りのフェリーの時間に間に合わなければ諦めるつもりで40分以上探したのち、奇跡的に分かりやすい姿勢で草の上に乗っていたのを見つけることが出来て良かったです。見つけられなかったら、クワガタ画像含めこの記事に載せた写真の大半は存在していません。
これにて、対馬&壱岐でのクワガタ採集は終了しました。対馬南部の山で捕まえた11匹(現在10匹)が採集成果になります。彼ら10匹のうち、誰かが成虫になったら改めて記事の形で発信するつもりです。(^^*) この記事の本文はここまで。膨大な枚数の写真と長ったらしい文をご覧くださり、ありがとうございました!
本日のメダカ写真
私の心が完全にクワガタへと傾ている状況ではありますが、メダカブログとしての意地でメダカ写真も載せます。
本日撮ったのは、オリジナルの赤虎メダカとメラーメダカとの交配子孫です。旅行期間中はもちろん、帰ってきた後も(寒いので)ほとんどエサやりはしていなくても、痩せ細ることはなく健康的な体型をキープしてくれています。そういえば、今回の旅行期間中はメダカ専門店巡りも行いたかったのですが、年末年始に営業している専門店なんてほとんどなかったです。(汗)
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!