エロモナスと幹之

おはようございます。(くもり)レモンパイです。

 

「こんにちは」と「こんばんは」以外の挨拶を当ブログで使うのは初めてですね。(笑) 今は私自身とても体調が悪く眠れないので、夜中の3時から記事を作成している次第です。こういう眠れない日に室内水槽のメダカを見てみると、電気を点けても泳ぎ回っているメダカが少ないことが分かります。メダカの睡眠の仕組みは分かりませんが、真夜中は観賞魚用の照明は消してあげましょう。

 

エロモナス病に罹った幹之

では、本日のお題に入ります。当ブログでは何度か、病気のメダカの話をする際に「内出血」、「赤いあざ」といった言葉を使ってきましたが、そう表現していたのは、エロモナス病という言葉だと分かりづらかったからです。今回はその病気について書きます。

 

エロモナス病とは

エロモナス病とは、エロモナス菌によって引き起こされる病気のことです。その菌の種類によって引き起こされる症状は様々なのですが、松かさ病という鱗が鳥肌のように立ってしまう病気や、過抱卵ではない腹部が膨張する症状も、エロモナス菌によって引き起こされます。

 

この病気に関しては、他の病気と同じく体調不良の個体が発症しやすくなります。また、魚にかかる様々なストレスもこの病気の原因になる可能性があります。

 

自宅の幹之メダカの歴史

私が今飼っている幹之メダカは、去年の春に購入した複数匹のスーパー幹之から繁殖させた子孫になります。その去年の春に買った幹之を P とするならば、今抱えている幹之若魚は F2 ということになります。

 

私はそのスーパー幹之をある程度の期間飼育した後に、あることを考えました。それは、「鉄仮面の幹之を新たに買って、スーパー幹之と交配させよう!」ということです。つまり、鉄仮面クラスの光の伸びの幹之を殖やしてみたかったのです。そして、結果的に ※1 アクアショップで1匹のメスの鉄仮面を購入し、そのままスーパー幹之を飼っていた水槽に投入しました。

※1 何度も書いてきたことではありますが、購入したばかりのメダカを既に自宅のメダカがいる水槽に移す行為は危険なので止めましょう。最悪の場合、外部から持ち込まれた病気が水槽内の全メダカに蔓延してしまいます。

 

エロモナス病の経験

しかし、そのメスの鉄仮面幹之をスーパー幹之の水槽に投入してから2、3日経った後、私はある異変に気が付きました。それがエロモナス病だったのです。アクアショップで泳いでいるのを見た時はごく普通の幹之体色だった鉄仮面は、体全体が内出血をしているかのような見た目になってしまったのです。

 

当時の私は病気に関する知識に疎かったのですが、とりあえずその鉄仮面を隔離しました。しかし、その後すぐに鉄仮面は力尽きてしまい、さらには健康だったはずのスーパー幹之はほとんど動かなくなり、最終的には幹之の親魚が短期間で全ていなくなってしまったのです。

 

スーパー幹之に内出血のような症状は見られなかったのですが、重症化した鉄化面によって繁殖したエロモナス菌が、健康なスーパー幹之に短期間で感染してしまったのだと私は考えています。

 

最後に

幹之に関しては、鉄仮面を購入する前に既にたくさんの稚魚・若魚を確保していたので、種としては何とか現在にまで飼育し続けることができました。

 

エロモナス病は完治が難しい病気です。また、エロモナス菌自体は水槽内に常在しているのですが、一度重症化する個体が水槽内に現れると、昨日の記事で紹介した綿かむり病や尾ぐされ病よりも感染力の強い病気だと私は考えています。

 

もし自宅のメダカの中にエロモナス病が疑われる個体がいたら、その個体は必ず隔離し、元いた水槽の飼育環境はリセットすることを検討しましょう。病気の治療には、魚の病気専用の薬剤を使うようにします。

 

本日の写真

尾ぐされ病を治療中の謎パンダメダカ

昨日の記事に関わりますが、尾ぐされ病に罹っていた謎パンダメダカです。私が病気を見つけた時に写真を撮っていなかったのですが、上から見る限りだと症状は軽減しているように思います。彼らに対しては、隔離してから ※2 ほとんどエサを与えてこなかったのですが、あまりに痩せさせてしまうと病気が治っても体調を立て直すのが難しくなるので、ある程度の時が経ったらエサの量を次第に戻すようにします。

 

※2 病気の治療中にエサを控えるのは、一般的には食べ残したエサや排泄するフンによって飼育水が傷んでしまうことを避ける為とされています。しかし私の場合は、その目的に加え、病気の個体に消化器官を働かせることは病気の回復に向けては望ましくないとも考えるので、そうしているのです。もし、元々痩せている個体が病気に罹った場合は、エサの量を減らすことは止めましょう。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!

 

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