こんにちは。(くもり)レモンパイです。私はブログの運営を進める中で、分からないことは書籍やネット上の文献を参考にしてきたのですが、「自分が欲しい情報って、そんな簡単に見つからないな」ということに気が付きました。つまり、個々人によって与えられた環境や直面する課題が全然違うのだということですね。
だからこそ、自分の主観や置かれた状況に基づいた情報発信は、実はとても意義のあることなのだと思います。何が言いたいのかというと、これからも私なりの視点と表現方法でブログを運営していくということです。(笑)
ヒカリメダカの背曲がり
では、本日のお題に参ります。ヒカリメダカを飼育されたことのある方なら、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?ヒカリ体型メダカ特有の背曲がりについてです。
背曲がりとは
一般的に「背曲がり」と呼ばれるのは、背骨が上下に曲がっている個体のことです。理由はよく分からないのですが、不自然な背曲がりについては、私の場合 ※ ヒカリメダカでしか確認したことはありませんし、実際にヒカリメダカを繁殖させていれば少なくない割合で子孫に背曲がり個体は出現します。
背曲がりにも大きく分けて2パターンあります。一つ目は、背骨がジグザグに曲がっているパターンで、二つ目は、背骨の一箇所で大きく折れ曲がっているパターンです。前者の方が出現数は多く、後者の方は滅多に見られません。
メダカが背曲がりの状態になってしまう原因については、遺伝説や環境要因説が考えられています。
背曲がりメダカの飼育
背曲がりメダカの多くについては、他の背曲がりではない個体に比べて飼育が難しいと感じることはありません。背骨が曲がっていても、魚にとって大切な各種のヒレの形や動作に悪影響を与えることはほとんどないからです。
しかしながら、上記の背骨が一箇所で大きく折れ曲がっている個体の場合、安定して泳ぐことが出来ないので、短命に終わってしまうことが多いです。そのような個体を見つけたら、他の個体と隔離して優しく見守りましょう。
背曲がりメダカの繁殖
背曲がり個体については、背骨が真っ直ぐの個体に比べて繁殖活動が上手くいきにくいという予想が出来ますが、繁殖自体は可能です。実際に、私が過去に購入してきた普通東天光メダカのメスはジグザグの背曲がり個体でしたが、たくさんの有精卵を産んでいました。
スモールアイやダルマ体型に惹かれる飼育者は多いですが、背曲がり個体に興味を持つ飼育者はなかなかいないと思います。しかし、背曲がりが遺伝と関連しているのなら、背曲がり個体の固定化は可能になるので、もしかしたら今後背曲がりに関わる新種メダカが作出されるかもしれませんね。
本日の写真
自宅で一番背曲がりの激しい個体を探してみたのですが、写真の個体がそうだと思います。元気に泳ぎまわるので、写真がブレてしまい申し訳ありません。この大きさにまで無事に育っているということは、この個体にとって背曲がりはさほど問題ではないということなのでしょう。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!