こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今夜は、たけのこの炊き込みご飯を作りました。たけのこは既製品の水煮を使ったので、カットして炊飯器に材料を入れるだけでした。塩分控え目で作ったので、出来立てほやほやの味には物足りなさを感じましたが、冷めたら美味しく感じました。(^^)
3月になりましたね。新元号の発表まであと1ヶ月です。新元号に関して盛り上がる人々や、盛り上げを図る人々に対して、少し冷ややかな目で見ていた私がいたのですが、あと1ヶ月かと思うと少しワクワクしてきました。(笑) 私もワクワクしてる側の人間でした。
メダカの病気発生時の基本対応
では、本題に入ります。今回は、 “ 飼育しているメダカの病気発生時の基本対応 ” についてまとめてみることにしました。
病気発生時の対応について、下記では大まかな流れを書いてみました。
病気発生時の対応①:病気の状況を見極め、処置を決める
まず、飼育しているメダカの中に病気の疑われる個体、例えば
・体の一部に白っぽいモヤモヤが付いている( ⇒ 水カビ病 )
・体表に鱗のラメではない、白い点々が付着している( ⇒ 白点病 )
・鱗が立って体表がギザギザしている( ⇒ 松かさ病 )
・メスのお腹がパンパンに膨れている( ⇒ 過抱卵 )
といった症状を持つ個体が現れた際に、その病気が「同じ水槽内の他のメダカへ感染する可能性があるのかどうか?」を考える必要があります。
基本的には、水槽内で同居する他のメダカに「病気の感染する可能性がある」と考えて対応を決めるのが無難ですが、他のメダカへ感染する類ではない病気もあります。
「病気の感染する可能性がある」場合
水槽内で同居する他のメダカに「病気の感染する可能性がある」場合は、まず
ことから手を付けます。それは、水槽内に溜まったエサの食べ残しやフン、その他の有害物質が病気の大元の発生原因である可能性が高いからです。水槽内の床材を除去し、飼育水も水替え( 目安:4~7割 )することで、同居する他のメダカ達への病気の感染リスクを抑えます。
水槽の手入れが完了したら、続いて今後の方針について
○ 患者メダカのいる水槽丸ごと治療をする
○ 患者メダカを隔離し、隔離水槽と元居た水槽の両方を治療をする
の3パターンの処置のいずれかに決めます。患者メダカには治療専用の隔離水槽へ移ってもらい、以後他の健康なメダカへ病気を移してしまう可能性を排除します。
患者メダカと同じ水槽内で飼育していた他のメダカについて、一見健康そうに見えても数日後に病気を発症する可能性があるので、私の場合は元居た同じ水槽内の他のメダカにも、 “ 軽めの処置~患者メダカと同じ治療 ” を行うことが多いです。
もし、水槽内にいる病気の発症していないメダカを含めた全員に治療をしたくても、患者メダカが明らかに弱っていたり瘦せている場合は、より慎重で繊細なケアが出来るように、患者メダカを隔離するのが望ましいです。
「病気の感染しない」場合
水槽内で同居する他のメダカに「病気の感染しない」場合であれば、
○ 何もしない
の主に2パターンの対応になります。
経験上、他のメダカへ感染するタイプではない病気の場合は、治療法の見つからない難病であることが多いです。飼育者としては、患者メダカを同じ水槽内の他のメダカにちょっかいを出されるのを防ぐ為に、隔離してあげるのが良いかもしれません。
【 過抱卵 】を患うメスの場合は、どちらかと言えば隔離するよりもオスと引き合わせてあげた方が良いです。ただ、様々なオスと混泳させても、過抱卵を解消してくれないメスも結構います。
【 立ち泳ぎ病 】や【 ふらふら泳ぎ病 】の場合は、残念ながらほぼ間違いなく助けられないです。隔離してあげるだけでも良いですし、何も変わったことはせず寿命を迎えるまで見守るのも選択肢の一つになります。
病気発生時の対応②:治療を開始する
ここからは、「感染する可能性のある病気」を仮定して話を進めますが、隔離や治療の方針について決めたら、本格的に治療に入ります。治療方法としては、
(2)塩を使う
(3)飼育水の水温を上げる
の主に3つの方法が挙げられます。個別の病気に対する有効な治療法については、ここではお話出来ませんが、基本的には上記3つの治療法を活用すれば完治させることが出来ます。
(1)魚病薬を使う
・魚病薬とは、その名の通り魚の病気治療が専門の薬のことです。量や商品にもよりますが、アクアショップや通販にて数百円~数千円で購入することが出来ます。オススメの商品は特にないですが、魚病薬は何かしらを一つ持っておくのが良いかと思います。
・私が実際に所持し使っているのは、メチレンブルー水溶液になります。メダカの卵の管理容器にて、カビ予防としても重宝しています。
・魚病薬の場合、どういう病気に対して有効なのかが商品説明に記載されているので、あまりメダカの病気治療の経験がない方でも、安心して使うことが出来ますね。
(2)塩を使う
・メダカ水槽の飼育水に塩を投入すると、メダカにミネラル等を補うことになり、健康的に飼育出来ると言われています。実際に私も、2017年頃からメダカ飼育に塩を積極的に使うようになりました。病気の予防や治療において、飼育水に塩を投入する “ 塩浴 ” が有効になります。
・塩の種類についてはいろいろ試しているのですが、塩のみから作られているものであれば何でも大丈夫です。種類によって効果の程に違いが出るとは思いますが、食塩でも岩塩でも粗塩でも、使用したメダカ達に問題は起こりませんでした。
・メダカの病気治療時の具体的な塩の使用量については、一般的には
「飼育水量の 0.5% の塩を投入する」
のが望ましいとされているようですが、塩の種類によって適切な量は変わるはずなので、私の場合は “ 経験 ” や “ 勘 ” で使う塩の量を、その時その時で柔軟に決めています。
(3)飼育水の水温を上げる
・「飼育水の水温を上げる」と書きましたが、ある程度の水温がないと病気の治療が進まないことがあったり、水温を高くすることで効果的に治療出来る場合があります。
・例えば越冬期間中の室外メダカに病気が発生した場合、寒い室外で病気の治療を行うよりも、少しでも暖かい室内へ水槽を移したり、ヒーター等で加温すると治療が上手くいきやすいです。
病気発生時の対応③:経過観察をする
「感染する可能性のある病気」の場合にて、治療を始めることが出来たら、病状がどうなるのかの経過観察をしていきます。
もし、数日~10日くらいの期間が経っても、病状に変化のない場合や病状の更に悪化する場合は、治療方法が適切ではなかった可能性があるので、治療方法を変更することを検討します。また、治療方法が適切だったとしても、既に患者メダカに体力がない場合は回復は難しいです。
数日~10日くらいの期間で病状が治まってくるようであれば、ひとまずは安心出来ます。しかし、そのまま病状の治まった状態が1~2週間続くまでは、治療の状態を続け、新たに他のメダカと混泳させることは控えた方が良いです。
病状が治まった後も、しばらく治療の状態を続けるのは、患者メダカに病気が再発したり、まだ他のメダカに病気を感染させてしまう恐れがあるからです。経過観察をしながら、患者メダカ達の体力を少しずつ取り戻すことも意識して飼育します。
病気収束後の対応
感染する病気の治療の結果、患者メダカの病状が治まり、経過観察の期間でも問題が起こらなければ、病気発生前の今まで通りの飼育方法へ戻して大丈夫です。隔離させていた患者メダカも、仲間のいる元の水槽へ戻して構いません。
病気の治療で飼育水に魚病薬を使用していたり、濃い塩分濃度の飼育水を用意していた場合は、水替え等で少しずつ濃度を薄めることも必要になります。
最後に
メダカの病気発生時の “ 基本対応 ” をまとめてみましたが、テーマが大き過ぎて一つの記事にまとめられないので、今回の記事では最低限の対応のことしか触れていません。(汗)
病気や状況ごとに、適切な治療/対処法は変わってきますが、上述したようにまずは
・「隔離するべきかどうか?」
・「治療対象を誰までにするべきなのか?」
といった点について飼育者としての判断をすることになります。
本日の写真
写真は、もう何度も当ブログに登場している錦メダカ F2 のB群の4匹です。ここでいう「B群」とは、繁殖用水槽でのペアリングを決める最後の選別にて、惜しくも親魚に選ばれなかった個体の意味です。自宅の錦メダカの最新世代は F3 世代ですが、 F3 世代に写真の4匹の血は直接は入っていません。
私の飼育下では基本的に、繁殖に携われなかった個体については飼育スペースの確保の為に、選別外メダカと同様の扱いをすることが多いです。でも、写真の4匹は体色表現が美しいので、例外的に室外に残し続けてきました。
2枚目の写真は、4匹の中で私が一番気に入っている個体です。斑表現がシミみたいですね。(笑) F2 世代の繁殖当時、この2枚目のメスは頭部の形が歪だという理由で親魚には選ばなかったですが、今改めてみると歪さは軽減されているように見えます。今更ながら、このメスを F2 世代の繁殖で親魚に選んでいても面白かったかなと考えています。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!