メダカの採卵巣

おはようございます。(晴れ)レモンパイです。

 

長らく使っていたイヤホンのキャップを、昨日失くしてしまいました。(笑) とても大事なものだけど、小さくて失いやすいものって厄介ですよね。

 

メダカのことで例えるなら、採卵した卵なんかそれに当たります。どんな種類のメダカでも、卵はみんな同じ大きさ、形、同じような色なので、我々飼育者の手違いや勘違いで無くなったり、どれがどの種類の卵か分からなくなったりしてしまいます。卵を管理する水槽やプリンカップには、付箋やシール等で身元が分かるように明記しましょう。

 

メダカの採卵巣

では、本日のお題に入ります。たくさん作ったカテゴリーの中で、「繁殖」のカテゴリーの記事が少ないなと思ったので、メダカの採卵巣について記事を書こうと思った次第です。一部の飼育者を除いて、冬にはあまり関係の無いテーマではありますね。(笑)

 

産卵巣と採卵巣

まず、採卵巣という言葉と似て非なる産卵巣について書きます。産卵巣とは、ある生き物が自然に卵を産み付ける/産み落とす場所のことです。生き物が他のどの場所でもなく、ある特定の場所に好んで、または限定して産み付ける場合、そこを産卵巣と呼びます。自然界のメダカであれば、それは野生の水草や藻、水中に沈んだ木の枝等になります。

 

一方で採卵巣とは、人間がある生き物の卵を便利に回収しやすくする為のグッズです。アクアショップでは様々なメーカーのものが販売されています。飼育下のメダカを繁殖でちゃんと殖やしたい人には、あった方が良い代物です。

 

採卵巣に使われるもの

メダカの採卵巣として適しているのは、細い繊維状のものです。また、それが更に密集していると、メダカが卵をより多く産み付けやすくなります。

 

私が愛用しているのは、シュロの皮です。シュロの皮が優れているのは、メダカが卵をたくさん産み付けてくれることもそうなのですが、数年に渡って繰り返し使い回せる自然素材であることです。飼育水に浸けていても腐りにくく、繊維が崩れにくいのです。

( 採卵巣として実際に使う際は、適当な大きさに切って水槽に沈めています。 )

 

他にも、アナカリスやマツモ、ホテイアオイ等の水草流木、フィルターの吸水部分のスポンジを採卵巣として使ったことがありますが、基本的には何でも採卵巣にはなり得ますね。(笑)

 

採卵巣の使用上の注意点

採卵巣を自作する場合は、生体にとって何か悪い成分が水に溶け出さないものを素材にしましょう。

 

メダカのメスは、産み付けの際に胴体や尻びれ、尾びれに傷を負うことがよくあります。よって、採卵巣にはあまり硬い繊維のものを使わないようにしましょう。

 

採卵巣を用意したとしても、メダカが産卵した全ての卵を採卵巣に産み付けてくれるわけではありません。卵の半数が水槽の底に落ちていることもあるので、多くの卵を採卵したい場合は、【 採卵グッズ&底チェック 】ですね。水槽の底の卵についてはスポイトで吸い集めます。

採卵巣を設置することが、メダカの産卵数自体に影響を与えることは決してありません。たまに一部の採卵グッズにおいて誇大広告を目にするので、その点はお気を付けください。 )

 

本日の写真

( オレンジ斑×楊貴妃 )F1

写真は、一昨日に撮ったものです。( オレンジ斑×楊貴妃 )F1 です。写真の左の個体の斑表現が、個人的に一番好きですね。

 

濃い黒色の斑が体を侵食しているかのようなイカつい表現の個体も好きなのですが、私の目指す新種作出の方向性としては、言葉で表現するのは難しいのですが、『均整の斑模様を実現したメダカ』ですね。斑の8~9割が水玉だったり三角形の個体なんて作出出来たらな~と妄想しています。(笑)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!