こんばんは。(しとしと雨)レモンパイです。最近は寒さの影響からか、秋にお迎えした2匹の金魚たち(もち麦&雑穀)が水槽底に沈んでいることが多いです。
今回は、今月1日に投稿したアゲハ記事の続編を投稿してみることにしました!!写真量もなかなか多めなので、作るのがとってもとっても面倒くさかったです。(笑) この記事がどんな需要にお応えすることが出来るのかは分かりませんが、少しでも多くの方にご覧いただければ幸いです!(^^)
ナミアゲハの追加観察(2019年9~10月)
では、本題に入ります。当メダカブログで2回目のアゲハ記事の投稿です。前回投稿の第1回記事は、同じく今月10月の1日に投稿した
でして、そこでは私が自宅で卵の状態や羽化までの様子を観察した3個体についてまとめています。
そして今回は、前回の3個体の観察後に自宅で新たに出合った個体について書いてみました。前回観察した3個体のケースと比較してみると、いろいろ違う点が多くて興味深かったです。(^^)
今回記事の主人公&観察の舞台について
今回の記事で登場するアゲハチョウについては、 “ おそらく1匹 ” です。なぜ “ おそらく ” なのかというと、一時どこにいるのか分からず行方不明になっていた期間があるからです。同一個体だとは思うのですが、そうでない可能性もあります。個人的に物事の断言は嫌いなので、途中から【たぶん○○】という表現をしています。
そして、前回記事で登場した3個体についてイラストで整理すると、
上のようになります。自宅から成虫の姿で旅立って行った順に、【サングラス】【サンバイザー】【パラソル(日傘)】という名前で個々を判別しました。そして今回も、先輩アゲハ達に紫外線対策グッズの名前を付けたのに因んで、【サンシェイド(日除け)】という名前を付けてみました。何だか “ SIAM SHADE ” みたいですね。(笑)
また今回もアゲハの観察の舞台は、自宅のレモンの木のプランターになります。2つ並べてあるうちの1つです。それでは、以下より写真を使って観察記録について見ていきます。
【サンシェイド】の成長記録
突然の出合い~順調な成長
・前回観察していた3兄妹の最後の末っ子:【パラソル】が旅立った2019年8月21日以降は、しばらく自宅にアゲハチョウのいない期間が続いていました。一応レモンの木の葉っぱに卵が付いていないか定期的に調べていたものの見つからなかったですし、自宅周辺でアゲハチョウの成虫を見かける機会すらありませんでした。
・ところが、翌月の9月13日にレモンの木を何気なく調べてみたら、2匹だけ孵化して間もない幼虫が見つかったのです。今回の主人公は、そのうちの1匹になります。上の写真が、【サンシェイド】の最初の写真です。
・2枚目も、見つけた初日に撮影しました。孵化したのは9月上旬なのかなと思います。自然界のアゲハチョウの成虫がどれくらい生きるのか分かりませんが、もしかしたら【サングラス】【サンバイザー】【パラソル】の誰かしらの子供かもしれないと思うと、少し嬉しいなと。(^^)
・翌9月14日の写真。ようやく綺麗に撮れました。(笑)
・9月15日の時点では、まだ3日間の観察をしただけですが、この時から前回観察の先輩3兄妹に比べると「成長が遅めなんじゃないか?」と感じるようになりました。やはり真夏に生まれて育つ個体と、秋に生まれて育つ個体とでは、メダカ同様に成長速度や活動量が違う(=秋は落ちる)のだと思われます。
・顔を出来るだけ正面から撮ろうと...そういえば幼虫って、顔はいつも俯いていますよね。
・9月16日の接写ですが、やっぱり緑色の体になる前はナマコみたいです。鳥のフンに擬態していると言われますが、もっと白色の面積の割合が多い方がフンっぽい感じがするように個人的には思います。
・発見当日から定規で測っていれば良かったかなと反省しています。(汗) 9月16日時点の【サンシェイド】の体長は 9mm でした。
・9月17日時点では 11mm でした。ちょっと体表が艶っぽく変わっているので、前日に脱皮したのかもしれません。
・9月18日は 12mm でした。毎日確実に大きくなっていますね。
・9月19日は頭部の接写をしてみました。ナッツやキャラメルの混ざってるチョコレートってこんな感じですよね。(笑) 食べ辛くなったら申し訳ございません。m(_ _)m
・9月19日の計測だと 12mm で、前日18日の体長と変わらないのですが、明らかに横幅が太くなっていますね。次の脱皮が迫っているということなのかな?
・9月20日では体長が 15mm くらいになっていて、1日で急に 3mm も長くなりました。体が大きくなるにつれ、食欲もどんどん増しているのかなと。
・一つ前と同日の写真になりますが、食事中に撮影したものです。ようやくお顔を見ることが出来ました。(^^) でも基本虫嫌いの私としては、やっぱり気持ち悪いかなと思ってしまいました。(汗)
行方知れずの【サンシェイド】
・翌9月21日も、いつも通り【サンシェイド】の観察と撮影をしようと朝から様子を見に行ったのですが、残念ながら【サンシェイド】はどこにも見当たりませんでした。何回も何回もレモンの木を調べたり、プランターを動かして近くに落下していないか調べてみたものの、結局見つからず...昨日9月20日はあんなに元気な食べっぷりを見せてくれたのに。
・翌21日も一応調べてみたのですが、やっぱり見つからなかったです。【サンシェイド】を見つけた13日の時点で、もう記事を作ることは決めていましたし、こんなあっけない形で観察が終わるのかと思うと悲しかったです。(≻≺)
あなたは【サンシェイド】? 観察の再開~
・【サンシェイド】が消息を絶って3日間が過ぎたのですが、9月24日に何となくレモンの木を眺めていたら、なんと1匹の幼虫が見つかりました。
・上の写真がその個体です。体長は 18mm で、かつて【サンシェイド】が居たエリアの付近でじっとしているのを見つけたのです。とりあえず、この子の観察を続けていくことに決めました。
・ただ、【サンシェイド】の今までの成長の軌跡を振り返ってみると、9月20日の時点で 15mm だった個体が4日間で 3mm しか成長していないというのはちょっと成長速度が遅過ぎるように思え、本当に【サンシェイド】なのか強く疑いました。そこで9月24日以降は、 “ たぶん【サンシェイド】 ” と表現することにします。(汗)
・【サンシェイド】に再会した翌9月25日の写真ですが、24日に発見した場所(葉っぱ)と同じところにいました。一瞬具合が悪いのかなと思ったのですが、おそらく脱皮が近いのかなと。
・そして予想通り、9月26日は緑色の姿へ変貌を遂げていました。脱皮して間もないせいか、頭でっかちで瘦せているように見えますね。
・でも段々と不安になってきて、9月27日になっても24日の発見時の葉っぱから移動していませんでした。体調不良だったり病気を抱えている可能性があるのかなと...。
・心配しましたが、再開日から4日後の9月28日では、ようやく同じ葉っぱから移動してくれていました。胴体部分の膨らみを見ると、ちゃんと食事をしていることが分かって安心しました。(^^)
・定規による測定も再開しました。9月29日の時点では、体長は 27mm でした。たしかこの時は風が強かったので、葉っぱを指で抑えながら定規を近付けて撮影しました。
・9月30日は 32mm くらいですかね?緑色の姿(終齢)になって動き出してからは、急激に成長速度が上がりました。私の頭の中では、【サンシェイド】がレモンの木を降りて徘徊を始めるタイミングは近いのかなとも、この頃から気にするようになりました。
・月が変わった今月10月1日の体長は、 38mm くらいでしょうか。前日の写真と比べるとムチムチ感が違います。(笑)
・同日10月1日の写真です。メダカ的に言えば “ 上見 ” ですね。
・また10月1日の写真ですが、【サンシェイド】は健康そうに見えたので、恒例?の臭角の撮影を試みてみました。スポイトで体に水を数滴落とすと、どんな敵と勘違いするのか臭角を出してくれるのです。前回記録では【パラソル】に臭角を出してもらいましたが、あの時と同じ黄色い臭角ですね。
・これは個人的にかなり気持ち悪かった写真です。(大汗) スポイトで水を更にかけ続けるとどうなるのか見たかったのですが、上半身?を持ち上げて反応してくれました。この写真を見てると、やっぱり虫は苦手だなと。でもこういう貴重な写真が撮れて、【サンシェイド】には感謝しています。
・10月2日の時点では、体長は...ちゃんと撮影出来てないですね。(汗) おそらく、前日と同じ 38mm くらいだと思われます。
【サンシェイド】の徘徊~蛹になるまで
・10月3日のことですが、【サンシェイド】が再びレモンの木から姿を消してしまいました!前回の行方不明になった時と比べると、なかなか目立つサイズに成長しているので、今回は見落としではなく完全な行方不明でした。この時点で私は、【サンシェイド】が蛹になる場所を探す為に動き出したのだと悟りました。
・「もう見つけられないかもしれない...」と焦ったのですが、レモンの木のプランターの周辺などを調べた後、改めてプランターの土の上を探してみたら見つけました!上のイラストにあるように、土の上を懸命に這っていたのです。もし私が様子を確認しに行くのが数十分でも遅れていたら、【サンシェイド】が観察不能になっていたかもと思うと、運が良かったです。(^^)
・そして土の上を這っていた【サンシェイド】はスコップで掬い、室外に置いたプラケースへ移しました。後で様子を見に行ったら、プラケースの蓋の部分でじっとしていました。蓋の部分で蛹になるなら【サングラス】と同じパターンですが、この時点では前蛹になりそうな様子には見えなかったかなと記憶しています。
・するとプラケースに確保した翌日の10月4日は、前日にじっとしていた蓋の部分ではなく、私がプラケース内に数本立て掛けておいた割り箸にて前蛹状態になっていました。割り箸なら、【パラソル】と同じく羽化までの様子を詳しく観察出来るので、ここでも運が良かったなと思います。(*^^*)
・前蛹状態になった翌日の10月5日、【サンシェイド】は無事に蛹になりました。ただ、ここで気になることがあって、自宅で蛹になった先輩3兄妹と比べると、体色がやや濃くて暗いように感じました。
・比較の為に、上に前回記事の【サングラス】の写真を載せました。2019年8月4日の同じく蛹になって間もない【サングラス】と比べると、色の違いが分かると思います。
・そして蛹になってから1日経った10月6日では、不思議なことに体色が更に濃くなりました。いよいよ寄生虫に襲われてしまったのかなと心配しましたが、体内で何かがうごめいているようには見えなかったので、こういう体色なのかなと...調べてみると、ナミアゲハの蛹の体色には個体差があるそうです。
・蛹になってからは、何も起こらないのであまり観察をしたり写真を撮ることはなくなりました。体色の暗さは相変わらずですが、体が腐ってきたり形の崩れる様子もないので、【サンシェイド】は健全なのかなと安心していますね。
現在の【サンシェイド】について
先輩3兄妹の観察をしていた8月では、3個体とも共に蛹になってから羽化するまでにぴったり8日間を要していたので、それが【サンシェイド】にも当てはまるなら10月13日頃に羽化していたはずです。しかしながら、【サンシェイド】はこの記事の投稿日である10月29日( =蛹化後24日間 )になっても、未だ羽化していません。
・これが、本日10月29日の【サンシェイド】です。もし春や夏の時期の蛹なら問題に思いますが、今でもやはり相変わらずの見た目をキープしているので、これは越冬モードに間違いないと思われます。このまま春を待つつもりのようです。
・今回も、同じく割り箸で蛹化した【パラソル】の時と同様に、お尻と割り箸との接触面をアロンアルファで補強してみました。これなら、ちっとやそっとの衝撃では割り箸から落下することはありません。
・今までのところ、【サンシェイド】付きの割り箸は、ペットボトルに入れて自室にて置いています。このまま自室で保管を続けていると、暖房に反応して冬に羽化してしまう可能性が怖いので、そろそろ室外の倉庫にでも移そうかなと検討中ですね。
最後に
【サンシェイド】の観察を開始してからは、もう自宅で新たなアゲハチョウの卵や幼虫を見かけることはありませんでした。
前回記録で卵の状態から終始観察できたのは【サングラス】で、その個体は幼虫時代を約2週間過ごしました。一方の【サンシェイド】については、幼虫時代をおよそ1ヶ月弱過ごしたことになります。やはりその時期その時期の気温などの条件が、幼虫の生育状況に影響するのだと思われます。
【サンシェイド】を手元で管理することの出来る状況なので、来年の春の羽化のシーンもちゃんと観察したいですね。(*^^*)
本日の写真
写真は、自宅のオリジナル系統の元魔王メダカ F5 になります。1枚目の個体は普通体型ですが、 F5 世代にてようやく光体型の個体を複数匹入手することが出来ました。これによって光体型同士で繁殖用のペアリングを組めるので、長らく目標だった光体型の固定化(=魔王の復活)の実現の見通しが立ちました。(^^)
ただ、2枚目の個体のように光体型には体型の美しくない個体が多いので、「来年の繁殖シーズンでは本当にこのまま F5 世代を累代させて良いのか?」と悩んでいます。どのみち、来年に F6 世代での光体型の出現率100%を達成したらしたで、また新たな目標を見つけなくてはいけないので、異種交配の道を模索しているところです。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!