【マメルリハ】発情対策で行った食事制限法(2024/1/25)

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。訳あって現在自宅には大量の板チョコがあるので、大量消費の為にザッハトルテを作ってみました。

ザッハトルテ(レモンパイの料理)

スポンジケーキがあまり膨らまなかったので、半円にカットして上に重ねてボリュームアップ。アプリコットジャムはないのでプルーベリージャムで代用。グラサージュは色を濃くする為にダークチョコの割合を増やしたところ、表面がしっかり固まってしまいました。(笑) 金箔はおせち用の残りを使い切り。チョコレートケーキとして美味でした。(^^*)

 

インコの食餌量の調べ方

それでは、本題に入ります。「マメルリハ記事」の投稿です。以前、 1羽飼いの女の子が産卵してしまった出来事を投稿した際に、食餌制限(食事制限)についても軽く触れました。今回は、その実際に取り組んだ食餌制限の方法についてご紹介したいと思います。インコの食餌制限&ダイエット&発情対策についてご関心のある方の、何かご参考になれれば幸いです。

【注意事項】私は獣医でも何でもない、一般のマメルリハ飼育者になります。インコ飼育者の皆様におかれては、愛鳥の健康問題について獣医さんに相談することを大前提とされてください。尚、この記事では自身の体験を元に情報発信を行っていますが、体重制限や食餌制限自体を推奨するものではありません。

マメルリハのあめちゃん ①

マメルリハのあめちゃん ②

まず上の写真に写るのが、以前私の不注意により産卵させてしまうことになったマメルリハのあめちゃんになります。ここでいう “ 不注意 ” とは、ケージ内をヒーターで温め過ぎてしまったことやバードテントにより巣を意識させてしまったこと等、発情や産卵を誘発させる環境を意図せず揃えてしまったことになります。寒がりな愛鳥に良かれと思い施したことが、必ずしもその愛鳥の健康にとって適切なこととは限らないのだと学びました。

 

あめちゃんの産卵日に掛かり付けの獣医さんに診てもらったところ、直近の体重増加や発情行動過多といった健康異常の原因は、やはり産卵に関するものだったと判明しました。そして、今後はあめちゃんの発情を抑制する為の方策を講じることとなり、その一環として指導されたのが1日のうちに空腹状態を作ること(=食餌制限)だったのです。なぜ空腹状態が必要なのかというと、常にご飯を不自由なく好きなだけ食べられる状態だと発情しやすくなるからだそうです。

 

指導された具体的な食餌制限の流れについては、以下の通りになります。

Step⓪:体重は毎日同じタイミングで量る
Step①:1週間で1日あたりの平均食餌量を調査する
Step②:1日あたりの平均食餌量を1日2~3回に分けて与える

Step⓪の体重計測については、食餌制限による影響を把握する為にとても重要になります。私の場合平時は2~3日に1回は量る(←もちろん毎日が望ましい)のですが、食餌制限を行う際は毎日決まった時間(←起床時が無難)に量るようにします。尚、正確な数値把握の為に、愛鳥の体重&食餌量を量る際の量りは 0.1g 単位で量れるものが望ましいです。

 

それでは、食餌制限の手順についてそれぞれ見ていきます。

 

ステップ①:1週間の平均食餌量を調査する

食餌制限を始めるにあたり、まずは現在の「1日あたりの平均食餌量」を把握する必要があります。具体的には以下の通りです。

起床時に餌入れの重さを量って記録する
☆ 1週間(1日目の朝から8日目の朝の計量まで)継続する
☆ 1週間の合計食餌量を7で割る

主食として皮付きのシードを与えている場合は、毎朝殻を息で吹いて除いてから量ります。

インコの食餌制限方法①/2

ある日の食餌量は、【その日の起床時】から【翌日の起床時】までの内容量の減少分になります。主食は毎日新調しても構いませんが、数日単位で新調するようにすると食餌量の把握が楽になります。上のイラストは仮定の数値になりますが、1週間の総食餌量を7で割ることで、1日あたりの平均食餌量を「4.7g」と算出することが出来ました。

三晃商会の「小鳥の快適フィーダー」(蓋付き餌入れ)

ご飯を散らかしがちな子には、上の写真にあるようなフタ付きの餌入れを使うようにします。ちなみにこれは、三晃商会の「小鳥の快適フィーダー」という商品です。また、ペレットが主食だとわざと水入れに持って行く子もいる(←結果水の中にペレットが落ちてる)ので、場合によっては餌入れと水入れの場所を離す対処をとります。

 

ステップ②:1日の平均食餌量を2~3回に分けて与える

ステップ①により現在の1日あたりの平均食餌量を把握出来たら、その量を1日2~3回に分けて与えるようにし、経過観察を続けていきます。

インコの食餌制限方法②/2

例えば上のイラスト内では、1日あたりの平均食餌量を「4.7g」と仮定しているのですが、起床時に餌入れ内に「2.7g」をセットし、昼過ぎの餌入れに「2.0g」を追加で入れるようにするのです。愛鳥の1日の活動時間内において空腹時間が極端な長さにならなければ、与える餌の配分割合や時間帯は、日によってもっと柔軟に対処して大丈夫です。

 

イラスト内のやり方はあくまで “ 一例 ” ですので、餌の分け方は「2.4g&2.3g」にしても構いませんし、餌を追加する時間を昼前や夕方にしても構いません。毎日同じルーティンに固定しなければいけない縛りもありません。

 

最後に(改めて注意点)

自宅のあめちゃんの産卵後の飼育について、実は Step① の平均食餌量を調べる期間中に発情行動が収まってきて体重も平常時の水準に近付いたことから、Step② の餌を分けて与える食餌制限の段階はたった数日で打ち切りました。発情を抑えさせたいあめちゃんにとっては、空腹状態を経験させるよりも、「ケージ内の日中環境」や「主食ペレットの種類」の調整が効果的であり、それで十分だったみたいです。

 

季節や体調、換羽、年齢等によってインコの食餌量は変化するものなので、平均食餌量は変わるものだという認識も必要になります。食餌制限をする度に、平均食餌量を再調査するようにしましょう。

 

一般の飼育者が、独断で愛鳥の食餌制限を行うこと自体はオススメ出来ません。重ねての発言になりますが愛鳥の健康面で気になることがある場合は、まずは一度動物病院に通って獣医さんの指示やアドバイスを得ることが重要です。愛鳥の適切な体重帯をそもそも飼い主が知らない場合もありますし、愛鳥が何か病気を患っている場合、食餌制限がかえって悪影響となる場合もあるからです。

食餌制限の期間中、天災や帰宅困難などで飼育者が愛鳥の面倒を見れなくなった場合、餓死させてしまうリスクが高まることにも注意が必要です。そういった観点からも平常時の飼育では、ケージ内の主食の餌は数日持つよう多めに入れておくのが無難です。

 

本日のメダカ写真

赤虎メダカ(2023年生まれ)

今日は赤虎メダカを撮ってみました。長らくエサやりをしていないのでスリムな体型の個体が多くなっている印象です。飢えている程度なら粉餌を与える対処も考えますが、基本冬眠中はある程度痩せるものですし、食べ切れない餌で水質を傷めさせたくないので、今回は何もしません。水槽の蒸発分を水足しするくらい。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!