【 第4回 】現状&予定( 2017/6/5 )

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

2月のお迎えした1匹のカブトムシさんのことなのですが、いつ飼育容器内を確認しようか悩んでいます。最後に目撃してからだいぶ時間が経過しているので、もし順調に成虫になってくれているのなら、そろそろ姿を見せてくれるのかなと思いますが...。

 

やはり、観賞の為だけでなく、個体の状況を常に把握するという観点からも、幼虫には飼育容器の壁側に蛹室を作ってもらいたいですね。今回の飼育容器は、そういう意味でも大き過ぎました。(笑)

 

現状&予定( 2017/6/5 )

では、本題に入ります。今シーズン最初の繁殖( 2017/3~、本格的には4月~ )では、冬から温めてきた繁殖計画に沿って、無事に繁殖の始まった種類では採卵&稚魚の育成を行いましたが、残念ながら全体的に稚魚の育成が上手くいきませんでした。今回は、そのことについてお話します。

 

全体的な稚魚の育成状況

大前提として、元々ある程度の数の稚魚が脱落することは想定して採卵をしてたので、「採卵数が少な過ぎて稚魚の育成状況が危うくなった」ということはありません。むしろ、全ての種類において、当初計画していた採卵数の3割増しで卵を確保したりしていました。

( 例えば、幹之メダカ F2 の卵だと、当初30個と見積もっていた有精卵は、実際には40個以上集めて稚魚用水槽に投入しました。 )

 

“ 稚魚の育成が上手くいかなかった ” と上述しましたが、具体的には脱落する稚魚や成長の遅い稚魚が多いということです。今回の状況は、「大方の種類で採卵までが順調に進んだのに、大方の種類で稚魚の育成が躓いた」となっています。

 

種類ごとの稚魚の育成状況

現段階で【 育成が成功 】と言えるのは、魔王似メダカ F1 、楊貴妃パンダメダカ F3 、( オレンジ斑×楊貴妃 )F2 、( ブラック×小川ブラック )F1 くらいです。でも、成長の遅い個体の存在も目立つので、これから稚魚の数が激減してしまう可能性が怖いです。

 

【 まずまず 】なのは、幹之メダカ F3 、梵天メダカ F2 くらいです。両者とも、他の種類の稚魚と混泳させていたりするので、具体的な数はまだ把握出来ていませんが、新親魚たちを再繁殖させる必要はないかなと思います。

 

【 黄色信号 】なのは、マルビノメダカ F1 、( 楊貴妃パンダ×アルビノ )F2 、セルフィン系メダカ F1 、天の川メダカ F2 、錦メダカ F2 です。錦メダカ F2 については、今回全種類の中で一番多くの子孫を育てる予定だったのですが、稚魚の生存率が恐ろしく低いので、現在採卵をやり直しています。

 

最後に【 壊滅的 】なのは、オカメメダカ F2 、青光ダルマメダカ F3 、スモールアイメダカ F1 です。急いで親魚の繁殖用水槽を再建し、優先して採卵をし直しています。

 

上記にない種類や異種交配のメダカについては、繁殖自体が始まったばかり/まだ始まっていない等の理由で、現段階では何とも言えません。

 

稚魚の育成が失敗した理由について

稚魚用水槽内の環境はそれぞれ違うので、一部の種類や水槽内で稚魚の育成が上手くいかないという現象は、決して珍しいことではありません。しかし、今回の場合は “ 全体的に ” 稚魚の育成が上手くいかないという特徴がありました。

 

その原因について考えてきた結果、私が一番有力だと考えているのが、稚魚の育成時期を早め過ぎてしまったことです。どういうことかというと、

① 早く繁殖を始めてもらうことを願い、今年は越冬明けの時期からエサの管理に注力して、例年より多くのエサを新親魚たちに与えてきた結果、実際に繁殖の準備の早く整った多くの新親魚たちが、去年よりも1ヶ月早く繁殖を始めた。

② 去年よりも1ヶ月早い採卵が可能になり、稚魚の育成も1ヶ月近く早く開始した。

③ ところが、まだ気温が安定せず、寒い日も多い時期と稚魚の育成時期が被ってしまったので、その気温の変化や寒さに耐えられない稚魚がバタバタと力尽きていった。

・・・ということです。これから上述の見解が変わることがあるかもしれませんが、やはり今回の件では、 “ 気温 ” が重要な要素と見て間違いないと思います。

 

最後に

上述の見解がおおむね正しいとするならば、これから生まれてくる稚魚の育成はもっと楽になるはずなので、今は楽観視しています。また、来年の春からは、メダカの繁殖を急ぎ過ぎることは控えようと思います。

( もし来年も同じような時期からメダカの採卵が可能になった場合は、力尽きてしまう稚魚が続出することを想定して、初めから多くの有精卵を確保する等の工夫をすると思います。 )

 

飼育者の住む地域によって、一年の気候の特徴や平均気温は異なるので、「3月4月からメダカを繁殖させると稚魚の育成が大変になる」ということでありません。

 

稚魚の育成が上手くいかないことの他の原因としては、エサの量や回数が足らなかったり、飼育密度が極端に高いことなどが挙げられます。いろいろな原因や可能性を考えながら、稚魚の育成を続けていきたいと思います。

 

本日の写真

天の川メダカ F1

写真は、昨日再建した天の川メダカ F1 の繁殖用水槽です。右側に見えるもさもさしたものは、採卵巣として使っているココファイバーです。

 

先月に生まれた F2 の兄妹は、成長があまりにも遅すぎるので、これから生まれる F2 の兄妹に体の大きさで抜かれる光景が、容易に想像出来ます。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!