自宅の「黒幹之」について

おはようございます。(晴れ)レモンパイです。

 

メダカ関係での一番の出費は、最近だとソイルになります。今年の越冬明けの時期は、使わないソイルが山盛りにあったのですが、稚魚や若魚の水槽が増えてきたことに伴って、今は新品のもの以外ほぼ全て使っている状態です。

 

長期的な視点で考えると、半永久的に使い回せる大磯砂( 砂利 )などを使った方が経済的なのですが、ソイルと共にメダカの飼育歴を重ねてきた私にとっては、なかなか切り替える勇気がありません。(笑) いろいろな方面でメダカ飼育に余裕が出来てきたら、使ってこなかった種類の床材を試してみようと思います。

 

自宅の「黒幹之メダカ」について

では、本題に入ります。今回は一応「テーマ記事」と分類しましたが、私の抱えるメダカに限定された内容です。今までブログ上で、 “ 敢えて触れてこなかったこと ” について、いい機会だと思うので記事にしてみました。

 

黒幹之メダカの入手

私が自宅に黒幹之メダカをお迎えしたのは、2016年の6月頃のことでした。梵天メダカと共に、1ペアの成魚をお迎えしました。

 

しかし、 F1 をたくさん繁殖させることを夢見ていたものの、自宅にお迎えしてすぐに彼らは繁殖をしなくなってしまいました。結局、10個程度の卵( F1 )しか入手出来なかったと記憶しています。

( その1ペアの黒幹之は、お迎えして約1ヶ月後に起きた直射日光ボイル事件によって、力尽きてしまいました。 )

 

飼育スペースや水槽数の削減の為に、あの10匹程度の子孫は梵天メダカ F1 と同じ稚魚用水槽で飼育していました。

 

今まで疑問だったこと

「大きく成長すれば、梵天も黒幹之も区別が付くだろう」という、今思えば安直な発想のもと稚魚を混泳させていましたが、次第に黒幹之メダカ F1 らしき黒っぽい体色の個体を5匹見つけました。その5匹のことは、黒幹之メダカだと思って飼育してきました。

 

しかし、今まで疑問だったことがあります。それは、黒幹之メダカ F1 としたメダカ達の体色が、黒幹之メダカ P よりとても薄かったことです。綺麗な写真は残っていないのですが、黒幹之メダカ P は、とても濃い黒色をしていました。

 

また、更に疑問に思ったことは、 F1 が数匹しか生き残らなかったことから、去年のうちに F1 を繁殖させて F2 を入手したところ、その F2 がただの幹之メダカにしか見えないのです。 F2 も少数しか確保出来なかったのですが、少しくらい祖父母である P のような体色の個体も出現するのが普通ではないかと思いました。

 

梵天メダカ F2 について

上述したような疑問を抱きつつも、黒幹之メダカの維持は続けていこうと先月まで考えていました。

 

しかし、今年の繁殖シーズン中の記事で何度もお話してきたように、黒幹之メダカの繁殖は未だに成功していません。 F1 と F2 の世代間ペアリングをしたり、小川ブラックメダカとの異種ペアリングをさせたりしましたが、いずれも失敗に終わりました。

 

つい最近のことですが、今までの疑問を解決するような、決定的な光景を目の当たりにしてしまいました。それは、梵天メダカ F2 の若魚の中に、少数の割合で黒っぽい兄妹がいるのです。それは、私が黒幹之メダカ F1 だと考えてきた個体たちと、とてもよく似ています。

 

現段階での見解

これまでのお話をまとめると、

【 黒幹之メダカ F1 】【 黒幹之メダカ F2  】だと思い込んんできたメダカは、実は全て梵天メダカであり、自宅の黒幹之メダカの系統は既に絶滅していた。

・・・ということです。残念ではありますが、これが真実だと思います。

 

( 余談ですが、黒幹之メダカ F1 の中には、梵天メダカのような背中光を持つ個体もいました。 )

 

得られた教訓

梵天を黒幹之だと思い込んでしまったのも、謎パンダメダカの親が分からないことも、全て固定率のあやふやな種類の子孫を、ミックス飼育してしまったことが原因です。

 

特に、「購入してきたばかりの親魚メダカからは、どんな形質の子孫が生まれてもおかしくないと考えるべき」だなと学びました。

 

本日の写真

今回は、特別に3枚の写真を用意してみました。1枚目は、黒幹之メダカ F1 だと思っていた個体です。色揚げしていた頃は、もう少し黒かったです。

黒幹之メダカ F1 ではなかった「梵天メダカ F1 」

2枚目は 、黒幹之メダカ F2 だと思っていた個体です。例の過抱卵の治らない子です。見た目は完全に、幹之メダカや青系メダカです。

黒幹之メダカ F2 ではなかった「梵天メダカ F2 」

3枚目は、梵天メダカ F2 です。少数派で、写真のような兄妹がいます。

梵天メダカ F1 から生まれた梵天メダカ F2

自宅の梵天メダカは、どちらかといえば青系の体色ですが、そこから黒っぽい体色も派生で生まれてくるとは思っていませんでした。

 

長らく飼育している自宅の幹之メダカからは、白系か青系の体色しか出て来ないので、その経験から梵天メダカからも黒っぽい個体は出ないと思ってしまった節はあります。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!