ミナミヌマエビの繁殖

こんにちは。(くもり)レモンパイです。

 

この間、プラグインという便利な機能を使って当ブログにサイトマップページを作成したのですが、その後にあるアイデアを思い付きました。それは、私が抱えているメダカの系図ページを作ることです。まだ構想段階ではありますが、私が「どういった異種交配を試みているのか?」、「あるメダカを何世代に渡って飼育してきたのか?」という情報が簡単に分かるようなコンテンツがあったら、読者の皆様も私もいろんな意味で楽しいのかなと思います。

 

ミナミヌマエビの繁殖

本日は、メダカのお供として愛されているミナミヌマエビの繁殖についてお話します。ミナミヌマエビも立派な水生生物なので、カテゴリーを新設しようか迷いました。しかし、私の中では「メダカ飼育をサポートする生き物」なので、あくまでメダカカテゴリーの記事ということにします。

 

抱卵中のメスの隔離

まず、水槽内で自然に繁殖してもらう必要があります。肉眼ではオスメスの判断が難しいので、ミナミヌマエビに確実に産卵させたい場合は、水槽に少なくとも10匹は投入するようにします。

 

ミナミヌマエビが繁殖を始める水温や時期については様々な情報が溢れているのですが、神奈川県に住む私の経験上、春~秋に産卵をする生き物です( 冬は抱卵しているのを見たことがありません )。もっと言えば、に抱卵している個体を多く見かけます。

 

抱卵しているメスを見つけたら、その母エビを彼女だけの落ち着いた環境に隔離させます。もし、エビだけをメインとしている水槽ならば、隔離しなくてもいいのですが、私の場合は水槽にメダカがいるので、生まれてくる稚エビを守る為に必要な作業なのです。隔離先の環境で、稚エビをしばらくの間育て続けます。

 

隔離先の飼育容器には、母エビが元いた水槽の飼育水をそのまま使います。そのまま使うというのは、ミナミヌマエビに限らず様々な小型エビは、メダカ以上に水質の変化に弱いからです。容器の大きさは適当で構いません。水換えを行う場合は、一回に換える量を少量に留めます。

 

飼育容器の床についてですが、床材が大きいと稚エビが下敷きになる可能性があるので、何も敷かなくて構いません。しかし、元いた水槽の床材がソイルであれば、そのソイルを少し飼育容器に移して敷きます。

 

稚エビの飼育

母エビが産卵する時期の水温・季節に左右されることではありますが、有精卵は最短2週間で孵化します。稚エビはとてもデリケートなので、彼らが隠れられるものを飼育容器に投入する必要があります。ウィローモスリシア、ココマットなど、凹凸のあるものや、重ねたときにたくさんのスペースが生まれるものが理想的です。

 

稚エビが全て孵化した後の母エビについてですが、そのまま隔離容器で飼育していて問題ありません。もし、積極的にミナミヌマエビを殖やしたいのであれば、母エビは元のミナミヌマエビ水槽に戻します。

 

エサは、飼育容器にコケが発生しているならそれで十分です。エビは脱皮をする生き物なので、安全な脱皮に必要なカルシウム等の栄養が含まれているザリガニ用の人工餌をたまに与えると、稚エビが丈夫に育つように思います。

 

最終的に、稚エビがメダカに食べられない1cm以上に成長したら、どのメダカ水槽に放っても大丈夫です。しかし、水槽間を移動させる際の水合わせは慎重に行いましょう。

 

本日の写真

ミナミヌマエビの稚エビ

写真は、ミナミヌマエビの隔離容器です。小さくて分かりづらいですが、中央のやや左寄りに稚エビが2匹写っています。写真があまりにも地味なので水草も写り込ませました。(笑) ミナミヌマエビの稚エビは、水質の変化に弱いという面を除けば、総合的にメダカの稚魚より飼育しやすいと思います。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!