シュロの皮の悲劇

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

今朝は、今年で一番悲しいことがありました。8年以上飼育していたマメルリハインコのポポちゃんが、天国へ旅立ってしまったのです。その原因があまりにも悲痛なのですが、飲み水の容器の中で溺れてしまっていたのです。

( 溺れる可能性を考慮して、飲み水の容器は小さいものに変更していましたが...当時の状況を想像すると胸が苦しくなります。 )

 

自宅で生まれた時から脚が不自由で、それがストレスで後に毛引き症になってしまい、晩年だと体を這って生活しているような状態でした。でもその分、他の子たちよりも愛情を持って接することが出来たので...うーん、この思いを何と表現したらいいのか...。

 

昨日なんかは、夜の9時くらいになっても1羽だけで鳴いていたので、毛布に包んで11時くらいまでこのパソコンの横に置いて様子を見たりしてました。今日の早朝、飲み水の交換をした時が生前に見た最後の姿になってしまいました。

 

シュロの皮の悲劇

それでは、本題に参ります。今回は、今月の 4/13 に起きたある事故(事件?)について、「テーマ記事」として詳細を書いてみることにしました。以前から少しだけ気になっていたことが最悪の形になってしまったので、未だにショックが拭いきれません。

 

2018/4/13 について

2018/4/13の時点では、まだ本格的な繁殖シーズンは開幕していませんでした。ほぼ毎日抱卵するメスを見つけることが出来るものの、有精卵が確保出来ていないという時期です。いつ自宅での本格的な繁殖シーズンが始まったかの正式な日付が知りたいということで、抱卵している一部のメスから毎日採卵していました。

自宅での本格的な繁殖シーズンの開始日は、今年は4/15となりました。

 

そして、採卵をしやすくする為の措置として、  4/13 の6日前に目の発現した有精卵を見つけたオカメメダカ F2 の繁殖用水槽では、2日くらい前からシュロの皮を沈めていました。そのシュロの皮とは、だいたい縦&横が 5~7cm くらいの大きさに切っていたものです。

日付の分かる形で採卵していた卵ではなく、床掃除をしていたらたまたま見つかった有精卵だったので、その有精卵の産まれた日付が分からず、正式には繁殖シーズンはまだ始まっていないことにしていました。

 

シュロの皮の悲劇

悲劇に気付いたのは、オカメメダカ F2 の繁殖用水槽から、シュロの皮を引き上げた時でした。なんと、シュロの皮に1匹の親魚がくっ付いたまま力尽きていたのです。とても衝撃的で悲しかったです。

 

こういう惨い表現はしたくないですが、正確に説明するとシュロの皮の繊維のうち1本が、その親魚の口を内側から外側へ貫いていたのです。しかも、少し刺さってしまったという程度ではなく、 2~3cm ほど奥まで刺さっていたのです。その1本の繊維を抜いてあげて、その親魚は葬送しました。

 

悲劇の起こった原因について

「シュロの皮の悲劇」の原因について、まず一番に考えたのは、 ① 私のせいです。シュロの皮を水槽に戻す際には、優しく水槽に沈めるのではなく「ポンッ!」と軽く投げ入れて戻すことが多かったので、その際にあの親魚の口に刺さってしまったのではないかと思いました。

 

ただ、後から冷静になった際に あの親魚自身の不運の方が可能性として高いかなと思いました。エサだと思って食い付いたのか、夜間に誤飲してしまったのか、結果的に自分から刺さりに行ってしまった可能性も考えられます。

 

①の原因にせよ②の原因にせよ、何かのきっかけで口が貫かれてしまった後に、そこから抜け出そうと暴れてしまい、 2~3cm も奥深くまで繊維が刺さってしまったのだと思います。

 

反省点など

まず、シュロの皮を水槽に投入する際には、優しく戻さないといけないですね。これは私の普段の意識の問題です。

 

私としては今回の事故について、 “ 滅多に起こらないことが起こった ” のだと解釈していますが、「シュロの皮の繊維にはある程度の硬さがあって、針のようにもなる」ということは確かなので、今後は積極的には使わなくていいかなと思っています。

 

実際、今年の繁殖シーズンで使う採卵巣には、シュロの皮よりも柔らかいココファーバーを優先的に使っています。

 

本日の写真

梵天メダカ F1

写真は、梵天メダカ F1 です。去年の繁殖シーズン前半戦で活躍した一昨年生まれの世代で、当時の繁殖用水槽にいた5匹の中から、写真の1ペアに絞って現在まで残してきました。もうすぐ2歳です。

 

右手前にいるオスは、去年の繁殖時には頭光が頭部付近に限定されている個体でしたが、成長と共にどんどん後方へ伸びていきました。左奥にいるメスは、もとから鉄仮面のような背中光の乗り具合でしたね。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!