水まちゃんの写真(ザリガニの追悼記事)

こちらのページは、私にとって最愛のザリガニだった水まんじゅうちゃん(通称:水まちゃん)との思い出をまとめる「追悼記事」となっています。

水まちゃんの関する重要な記事を以下にいくつか挙げたので、もしご興味がありましたらご覧いただけると幸いです!

「水まちゃん」との思い出

水まちゃん世代との出合い

ザリガニ一家3世代の家系図

水まちゃんは、自宅のザリガニ一家の3代目として生まれた世代になります。始祖の父ザリ母ザリに始まった家系で、※1 水まちゃんの母親の玉葱ちゃんについても特に大切にしてきたザリガニになります。

※1 参考記事 → 「玉葱ちゃんの写真」 

水ま追悼記事写真 ①

上の写真は、水まちゃんも含む稚ザリ達(3世代目)をお腹に抱える玉葱ちゃんです。今思えば、玉葱ちゃんは子守りのとても上手なザリガニだったように思います。玉葱ちゃんは自家繁殖によって生まれた2代目ですが、自家繁殖の子からの自家繁殖はこの時が初めてでした。3世代全員の誕生日は、この写真の撮れた【2017年12月5日】に設定しています。

水ま追悼記事写真 ②

独り歩きを始めた3世代目たちです。もしかしたら、この中に後に名前を付けることになる子が写っているかもしれません。この数の多さとサイズでは、まだ誰が誰だと識別することは出来ませんね。

水まちゃんを「水まちゃん」と認識

水まちゃんを水まちゃんだと認識したのは、稚ザリ達が共食いによって4匹になるまで減ってからでした。4兄妹になってから、それぞれに命名することとなります。当時成長の速かった順に兄 or 姉と捉えて、

兄(長男):レーズン君
姉(長女):水まんじゅうちゃん
妹(次女):水ようかんちゃん
弟(次男):厚揚げ君

と識別することになりました。

水ま追悼記事写真 ③

写真は、スマホのフォルダの中にあった一番古い水まちゃんの写真になります。孵化から10か月後の【2018年10月4日】に撮影しました。食べているのは茹で小松菜かな? 水まちゃんが入ってるのは100均のパン用容器でして、大きな水槽は玉葱ちゃんや長男のレーズン君、父のブルーチーズ君が使っていたことから、他の姉妹や弟は小さな容器で飼っていたのです。こうしないと、共食いは防げなかったです。(汗)

 

そして、悲しいきっかけではありましたが水まちゃんの最古の写真撮影日と同月の2018年10月にブルーチーズ君が天国へ行ってしまったので、水まちゃんに専用の水槽(=水ま水槽)を与えることが出来ました。観察しやすくなり、また当時あったパソコン机の真横に水槽が置かれたことから、私と水まちゃんの距離がどんどん近付いていくこととなりました!(^_^*)

「水ま水槽」癒しの日々

水まちゃん専用の水槽:「水ま水槽」を立ち上げてから、水まちゃんに癒される日々が続いていきました。(^^)

水ま追悼記事写真 ④

水ま追悼記事写真 ⑤

これが、最初の「水ま水槽」になります。立方体の水槽です。ザリガニ飼育に適する水深(水位)について正解はないですが、ある程度水深を持たせるとザリガニの活発でダイナミックな動きが観察出来るので、個人的には水深のある飼育方法が好きです。

水ま追悼記事写真 ⑥

【2018年10月14日】に手に持った写真です。この頃は、異種交配のザリガニらしい頭胸甲のまだら模様?が素敵に思います。

水ま追悼記事写真 ⑦

水ま追悼記事写真 ⑧

私の存在に気付くと、威嚇なのか餌の要求なのかこっちを見てくれるので、そういうリアクションが可愛かったです。

水ま追悼記事写真 ⑨

玉葱ちゃんとの親子ツーショットです。当時の「水ま水槽」は、母親の暮らす「玉葱水槽」の隣に設置していました。お互いの姿をはっきり見ることは出来なかったと思います。既に闘病中で元気のなかった母の分まで、水まちゃんが元気に動いてるように見えました。

水ま追悼記事写真 ⑩

「水ま水槽」に割り箸を落としたことがあって、ふと見たら水まちゃんが浮かぶ割り箸を伝って行ったり来たりを繰り返してました。(笑) 面白かったので割り箸はしばらく放置してました。

水ま追悼記事写真 ⑪

水面近くに餌がないか探す水まちゃん。本人は餌探しに夢中なのでしょうが、その姿が全部可愛らしかったなぁ...。

 

2度の繁殖失敗

1回目の繁殖機会

・「水ま水槽」の設置により、私にとって更に大切な存在になった水まちゃん。そんな彼女は、孵化から1年以上の経過したタイミングで、最初の繁殖の準備が整いました!

水ま追悼記事写真 ⑫

・【2019年1月23日】の写真です。尻尾(尾扇)の部分に4つの白い模様が見えますよね?これがセメント腺であり、近いうちに産卵することの合図になります。産卵が更に近付くと様々な部位にセメント腺が出現しますが、目視で分かりやすいのは尻尾部分になります。

水ま追悼記事写真 ⑬

・そこで、ザリガニ一家の命を第4世代へと繋いでいく為に、水まちゃんを繁殖させることになりました。交尾の相手は、弟であり水まちゃんより一回り小さかった厚揚げ君になります。彼女の最初の繁殖は、姉弟間による通常累代繁殖になったのです。上の写真は、ペアリングさせてみたら弟の体をかじろうとした危ないシーンです。(汗)

水ま追悼記事写真 ⑭

水ま追悼記事写真 ⑮

水まちゃんのセメント腺が確認されてから、なかなか産卵が行われなかったこともあり、厚揚げ君とのペアリングは計7回行うこととなりました。お見合いの舞台は「水ま水槽」の時もあれば、「厚揚げ水槽」の時もありました。共食いのリスクを考えると同じ水槽で飼い続けることは出来なくて、でもペアリングした際の姉弟の仲睦まじさは、私の記憶の中でも特に感動させられた光景でした。

水ま追悼記事写真 ⑯

・そしてようやく、セメント腺の確認から2ヶ月以上の経過した【2019年4月4日】になって、水まちゃんが最初の出産(抱卵)をしました。まだ体が小さかった影響で、産卵まで時間が掛かったのかなと振り返って思います。また、この時の卵の数も少なめでした。

水ま追悼記事写真 ⑰

・抱卵中も、水槽内を活発に動き回る水まちゃん。(笑) 内心、少ない卵がどんどん脱落していかないか心配してました。

水ま追悼記事写真 ⑱

水ま追悼記事写真 ⑳

・水まちゃんの卵は順調に成長していき、【2020年5月9日】に孵化を確認しました!ザリガニ一家のバトンが第4世代へと繋がったのです。(^^) これで、当面の間はザリガニ一家に絶滅の危機は訪れないだろうと思ってました。

 

・しかし、水まちゃんは空腹に耐えきれなかったのか、たまたま口にしてしまって味を覚えたのか、我が子をどんどん食べていってしまいました。私が気付いた時には、稚ザリはもう1匹しか残ってなくて、その1匹は隔離しましたが残念ながら脱皮に失敗して全滅に。せっかく第4世代の稚ザリに出合えたのに、私の油断もあって稚ザリ達を守れなくて残念でした。(≻≺)

成長の再開

水ま追悼記事写真 ㉑

子供たちを食べてしまった当時の水まちゃんです。彼女だって、我が子に手を出したかったわけではありません。悲しいことに、美味しかったから食べただけなのです。(汗) 水まちゃんも厚揚げ君もまだまだ若い個体なので、次の繁殖を成功させることを目標にしました。

水ま追悼記事写真 ㉒

・水面近くで待機する水まちゃん

水ま追悼記事写真 23

・裏側のたくましい水まちゃん。裏側を見ると節足動物であることを意識させられます。

水ま追悼記事写真 24

水ま追悼記事写真 25

・母親の玉葱ちゃんの時と同様に、水槽の背景は気が向いたら新しくしていました。ザリガニって大人になると動きはゆっくりですし、メダカと違って静止してくれるので被写体としては撮りやすいです。

水ま追悼記事写真 26

・虫眼鏡を通すとかなりデカく見えました。

水ま追悼記事写真 27

水ま追悼記事写真 28

・【2019年6月21日】に、初回の繁殖終了後2度目の脱皮を行いました。尻尾が物凄く綺麗でした。

水ま追悼記事写真 29

・重箱の隅ならぬ、水槽の隅のパッキンを食べようとする水まちゃん。パッキンが破損して水漏れしたらどうしようかと心配でした。(汗) パッキンの弾力ある触り心地が、美味しそうな食べ物に思えたのかもしれません。

水ま追悼記事写真 30

レッドラムズホーンを食べたくてひっくり返る水まちゃん。ラムズは元々ザリガニのご飯になるかなと思って自家繁殖させていて、与える際はこちらで殻を割ったりしてから与えてました。

水ま追悼記事写真 31

証明写真に使えそうですね。(笑)

水ま追悼記事写真 32

バーンスポット病(黒点病)に罹ってないかのチェックをしている光景です。裏側は普段見えづらいので、水槽の手入れで隔離をする際に捕まえ、黒いシミがないかチェックしていました。【2019年7月6日】の撮影ですが、 “ この時は ” まだバーンスポット病はありませんでした。

水ま追悼記事写真 33

・どういう経緯か失念しましたが、隠れ家の塩化ビニル管に隠れているところを立たせたら、ひょっこりと出てきました。物凄く可愛らしいですね。(^^*)

水ま追悼記事写真 34

水ま追悼記事写真 35

・私の美的センスはともかく、やはり水槽背景があるのとないのとでは、ザリガニに対する観賞性が大きく変わると思います。お菓子の家みたいな背景にしてみても良いなぁと。インコ方面で使っている粟の穂があったので、試しに水槽に入れたら食べてました。

 

2度目の繁殖機会

水まちゃんにとって2度目の繁殖のチャンスは、前回子供たちを食べてしまった2019年5月から3か月後に再来しました!

水ま追悼記事写真 36

【2019年8月27日】に尾扇を見てみたら、セメント腺が確認されました。これで、再び繁殖に臨めるわけなのですが...実は、この写真撮影から4日前に弟の厚揚げ君が天国へ行ってしまったので、水まちゃんには繁殖相手がいない状況になっていました。これでは無精卵を産むだけになってしまうので、新たにオスザリガニを自宅にお迎えすることに決めました!!

水ま追悼記事写真 37

水ま追悼記事写真 38

そこで、昔からお世話になってるメダカ専門店さんへ行って見つけたのが、水まちゃんと同じくらいの体格で同じゴーストザリガニ血統の婿殿になります。一応「スノースパイン」という種類名でした。厚揚げ君の時と同様に、婿殿は水まちゃんと別居させていましたが、お見合いは計4回行ってみました。

水ま追悼記事写真 39

そして、【2019年10月2日】に水まちゃんは2度目の抱卵をしました!1回目の時より抱卵数は多いので、これでまたザリガニ一家の将来は安泰・・・とも行かなくて、私が水槽の手入れをするタイミングが産卵のタイミングと被ってしまったことのせいか、卵はボロボロと落ちていってしまいました。(汗) 

水ま追悼記事写真 40

【2019年10月13日】に水まちゃんを持ってお腹の部分をしっかり確認したところ、卵は1つもなかったです。原因について断言は出来ないものの、産卵の迫る時期はもう少しデリケートな存在として扱えばよかったなと反省しています。

「ザリガニ運命の病」との闘病

2度目の繁殖も失敗してからは、3度目の正直を目指す日々が始まりました。ただ、今まで健康に過ごしてきた水まちゃんに、病魔が襲います。

水ま追悼記事写真 41

【2019年11月9日】の写真ですが、水まちゃんの裏側に黒いシミがいくつかあるのが確認されました。私はこの黒いシミが、これまでザリガニ一家の多くの大人たちの命を奪ってきた、バーンスポット病(黒点病)であると確信しました。これが進行すると、どんどん他の部位にもシミが移ったり患部に穴が開いたりして、最終的には力尽きてしまうのです。治療する唯一の方法は脱皮させることしかないので、何とか脱皮させようと奮闘する日々が始まりました。

 

水まちゃんを強制的に脱皮させる為に、何を試してきたのかというと、水換えの量を増やしたり頻度を高くしたり、急激な水温の変化を経験させること等です。この記事で書けないような過酷なこともやってみました。そっとしておいた方が彼女の為だったのかもしれませんが、諦めていてはザリガニ飼育が上達しないですし、本当にザリガニ一家の血筋が途絶えてしまうことから、心を鬼にしていろいろ試したのです。

水ま追悼記事写真 42

食欲がほぼなくなり、活発に動くこともなくなっていた水まちゃんでしたが、あることにより転機が訪れます。それは、今まで飼っていた「水ま水槽」から、カメ用ヒーターを設置した新たな「水ま水槽」へ引っ越しさせたことです。そこは26℃に水温が自動設定される環境でして、その水槽へ移した【2019年11月30日】から水まちゃんは活発さを取り戻したのです。

水ま追悼記事写真 43

そして【2019年12月4日】の、2歳になる前日という節目に水まちゃんは無事脱皮をし、バーンスポット病を克服することが出来ました!! 写真の中で食べているのは誰かではなく、自分の脱け殻です。ヒーター水槽へ移して活発になったとはいえ、もう駄目だと思ってしまっていたので本当に嬉しかったです。(^^) 辛い気持ちも嬉しい気持ちも、水まちゃんを通してたくさん感じたなぁ。

水ま追悼記事写真 44

水ま追悼記事写真 45

体色は地味になってしまった感があるものの、脱皮により病気を克服してからは、元々の元気さや食欲を取り戻してくれました。

 

私の粗相で申し訳ないことに(汗)

母親の玉葱ちゃんが2歳2ヶ月の命だったので、無事病気を克服し母の長生き記録を更新してくれるものと思っていましたが、私の粗相によって水まちゃんが大けがをしてしまいます。(≻≺)

水ま追悼記事写真 46

まず、こちらが事件当日【2020年1月18日】の写真なります。この日は水槽の手入れをすることにしていて、水まちゃんのことは隔離をしていました。その隔離容器を室外のメダカ作業台に置いていたら、私の体がぶつかって下に落ちてしまったのです。外へ放り出された水まちゃんは、硬い地面へ叩きつけられてしまいました。

水ま追悼記事写真 48

水ま追悼記事写真 47

後日撮影したものです。腹部の外殻が割れ、脚も一部欠損してしまいました。自然界でもしばしば欠損する脚はともかく、腹部に関しては身が露出してしまったので、これはいよいよ助からないかもと心配しました。せっかく大病を克服したのに、私による粗相で逝ってしまうのかと。

水ま追悼記事写真 49

【2020年2月1日】の撮影ですが、時間が経過すると事故による細かな破損場所も分かるようになってきました。患部が変色し痛々しい見た目になっています。(汗)

水ま追悼記事写真 50

でも、事故の影響によるものかどうか分かりませんが、水まちゃんは【2020年2月6日】に脱皮をしました!患部を治すには脱皮しかないとは考えていたものの、上手く脱皮出来るのか不安だったのでヒヤヒヤしました。(汗)

水ま追悼記事写真 51

水ま追悼記事写真 52

脱皮から1週間後に撮ったものです。脱皮によって何もかも元通りというわけにはいきませんでしたが、一番気になっていた腹部の外殻についてはほぼ元通りになりました!本当によかったです。(*^^*)

水ま追悼記事写真 53

【2020年2月22日】です。手のりザリガニです。(笑) ようやく飼育が落ち着いてきたので、そろそろ3度目の繁殖を意識するようになってきました。

水ま追悼記事写真 54

【2020年3月10日】の水まちゃん。ひっくり返して裏側を見て、バーンスポット病が再発してないかチェックしました。発症の可能性のある箇所は裏側だけではないものの、普段の水槽の横見では分からない部分なのである程度のサイズになったら定期的にチェックするのがオススメです。

3度目の正直の繁殖

さて、水まちゃんにとって最後となった3度目の繁殖の機会が訪れることになりました。

水ま追悼記事写真 55

【2020年4月5日】、水まちゃんの尻尾の色が気になってひっくり返してチェックしたところ、セメント腺が色濃く出現していることが分かりました!おそらくもっと前から出ていたのだとは思います。これで、水まちゃんは再び繁殖可能な体になったということなので、早速繁殖を行わせてみることにしました。

水ま追悼記事写真 56

3度目の相手は、2度目の時と同じ婿殿です。この記事書いてて思ったのですが、婿殿の写真全然撮っていなくて何だか彼に申し訳ないです。それだけ、水まちゃんが大切だったということにします。(笑) 両者とも似たような体色で分かりづらいですが、バンザイしてるのが水まちゃんの腕を婿殿がしっかり押さえています。今回のお見合いでは1時間以上も上手く合体していたので、両者のお見合いはもうしないことにしました。

水ま追悼記事写真 57

【2020年4月16日】は、水槽手入れのついでに長老マメルリハ(マメちゃん&レモンちゃん)とスリーショットを撮りました。ザリガニってあくまでも甲殻類なので、他のペットと仲良くなってもらったりとかは出来ないですよね。ザリガニに「誰かと仲良くさせよう」とか考える発想自体がヤバい!?(笑)

水ま追悼記事写真 58

そして【2020年4月25日】に、水まちゃんは3度目の抱卵をしました!前回2度目の時の失敗を踏まえ、私としてはそっとしておいたつもりなのですが、見つけた時には一部の卵が既にお腹から離れていましたし、今にも落ちそうなものもいっぱいあったので、今回も難しいのかなと覚悟しました。

水ま追悼記事写真 59

抱卵から3日目の時点で、もう水槽底が卵の残骸だらけです。しかも、水まちゃんは卵をしっかり食べてましたね。(泣)

水ま追悼記事写真 60

【2020年4月29日】に摘まんで裏側を確認したところ、一応まだ十分な数の卵はお腹にくっ付いているようです。過去の失敗を踏まえ、水まちゃんのお腹に卵が残っているうちに私が数個を採卵し、人工的な孵化が出来ないか試してみたりもしたものの、上手く行かなかったです...。

水ま追悼記事写真 61

伸びをする水まちゃん

水ま追悼記事写真 62

・・・残念ながら、3度目の繁殖も結局失敗ということで幕を閉じてしまいました。【2020年5月7日】の時点でお腹から卵は消えてましたし、綺麗にしたはずの水槽底には食べられた後の卵がいくつも水槽底に散らばっていました。子育てが苦手なザリガニの場合、どうやったら子孫を確保出来るのか私にはもう分からなくなっていました。

 

突然のお別れ

水ま追悼記事写真 63

3度目の正直とはならなかった後の、【2020年5月17日】の水まちゃんです。自分の卵をぱくぱく食べていったくらいですから、本人は相変わらず食欲旺盛ですし元気でした。本人が健康に過ごしてくれれば、もうそれで良いのかなと私は考えるようになっていました。

水ま追悼記事写真 64

【2020年5月19日】のものですが、繁殖の失敗後、「水ま水槽」には “ そのまま ” ソイルを敷きました。抱卵期間中は、卵にぶつかるものが少しでもあると脱卵リスクが高まると思い床材を全部どけていて、もう繁殖のことは考えなくていいのでソイル投入による水質の安定化を考えたのです。このソイルを “ そのまま ” 敷いた選択が、後に起こる奇跡に繋がったのだと思われます。

水まちゃん

【2020年6月1日】の写真。これが、水まちゃんの生前最後の写真になりました。まさか、この3日後にお別れがやってくるなんて、夢にも思わなかったです。

 

【2020年6月4日】水まちゃんの姿が水槽内で確認出来なかったので、彼女に脱走された(させてしまった)のだと私は気付きました。母親の玉葱ちゃんには何度か脱走の経験があったものの、水まちゃんに脱走されたのは初めてです。探し始めたらすぐに見つかったのものの、水まちゃんはカラッカラに干からびて絶命していました。2歳6か月の生涯でした。

 

脱走させてしまったのは、エアレーションのチューブを伝って外に出たからです。普段はしていた脱走対策用の蓋が、私が前回触った時にずれていて、それで生じた隙間から逃げ出してしまったのです。またしても私の不注意により水まちゃんの命を危険に晒し、今回は助けることが出来ませんでした。人の命もペットの命もあっけないものなんだなと思いますし、水まちゃんには最期苦しい思いをさせてしまって脱走させてしまって、本当に申し訳なかったです。

水まちゃんの「最後の最後の奇跡」

水まちゃんの死により、ザリガニ一家3代の血は断絶してしまいました。水まちゃんの夫である婿殿は生き残っていますが、もうこれ以上ザリガニ飼育に本腰を入れる気には到底なれなくて...「水ま水槽」は10日間ほどそのまま放置し、あれこれ考えた結果「水ま水槽」にて他の生き物を飼うことに決めました!

ピータン

そして【2020年6月14日】、某アクアショップ店頭から新たなペットとしてウーパールーパーをお迎えしました。上の写真がウーパーの「ピータン」です。この子の為の水槽レイアウトにしようと、お迎え後に「水ま水槽」内の掃除をしていたら、あり得ないものが見つかったのです。

稚ザリ ①

あり得ないものとは、3匹の稚ザリです。見つけた時、現実を全く理解出来なくて頭の中がフリーズしたような感覚がしたのを今でもよく憶えています。そして冷静に辿り着いた事実というのが、

「水まちゃんが水槽底に落としていた卵のうちのいくつかが、自力で孵化していた」

ということです。これしか考えられませんでした。だとすれば、もし水まちゃんの3度目の繁殖失敗後に水槽の床材掃除をきっちりやっていたら稚ザリには出合えなかったかもしれませんし、生前に敷いたソイルが卵を水まちゃんから守ったのかもしれません。いずれにせよ、奇跡が起こっていたのです!!!(*^^*)

ブーマニちゃん

3匹の稚ザリのうち、2匹は室外のメダカ水槽で飼うことにして、1匹は「水ま水槽」で引き続き飼うことにしました。「水ま水槽」で飼う個体について、後にブールマニエちゃん(通称:ブーマニちゃん)と命名していて、上の写真が【2020年7月19日】に撮影したブーマニちゃんになります。

( ウーパーのピータンについては、残念ながら他の水槽で飼うことに。笑 )

最後に

前言撤回になりますが、ザリガニ一家の命は第4世代へと確実に繋がりました。水まちゃんとのお別れにより、私の中で消えかけていたザリガニ飼育への情熱が、再び巻き返してきました。水まちゃんがもっともっと生きれたはずの分まで、3匹の子供のことは末永く大切に飼育出来たらなと思います。

 

水まちゃんに長生きしてもらうことを願いつつも、「ザリガニ一家の命のバトンが繋がること」を私は一番に願っていました。もしかしたら、これはスピリチュアルに思い込み過ぎなのかもしれないけどもしかしたら、水まちゃんは自分の子供たちを手に掛けてしまわないように、脱走したのかもしれないなと。私の願いを汲んでくれたのかもしれないなと考えると、何だかとても切ないです。(≻≺)

 

でも、私にとって水まちゃんはずっと大切なザリガニであることに変わりありません。水まちゃんに出合えて本当に良かったです。(*^0^*)♪♪

この記事を最後までご覧くださり、ありがとうございました!!