こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今夜は梅蘭焼きそば風焼きそばを作ってみました。
以前食レポ記事でもご紹介したように好きな一品なので、いずれレシピを投稿出来るように今後も作り続けていきたいと思います。(^^*)
キンオニの産卵セットを解体しました!
それでは、本題に入ります。「クワガタ飼育記事」の投稿です。 ※1 昨年2022年末の対馬旅行時に採集したキンオニクワガタが成虫となり無事繁殖も成功したということで、先日は産卵セットをばらして生存数の確認等を行いました。
また、せっかくの機会ですのでクワガタ幼虫用の飼育ボトルについて、私が使用しているものを改めてご紹介することにします。キンオニ情報だけご覧になりたい方は飛ばしてください。m(_ _)m
クワガタ幼虫用の飼育ボトルについて
まず、私が現在(2023年9月)クワガタ幼虫の飼育用に使っているボトルについてご紹介します。
ボトル選びのポイント
上の写真内において、私が長らく愛用しているのは左手に写るセリアの「PETシンプルボトル M 700mℓ」であり、右手に写るのは最近に大量に仕入れたダイソーの「スタッキングできるキャニスター(400mL、角)」になります。飼育ボトル選びで重視しているのは、
★ 100均商品であること
→ 入手のしやすさ&流通の安定性がある
→ 昆虫ショップはやや高い
★ 本体も蓋もプラスチック製であること
→ 外からの観察手段の確保
→ 空気穴を開けるプランがある
→ 金属蓋は錆びたり歪む可能性
★ 変形や破損のしづらい丈夫さがあること
→ 幼虫がアゴで内壁を削る可能性
→ 落とした際に凹むと幼虫を傷付ける可能性
★ 蓋と本体に隙間がないこと(螺旋ネジ式)
→ コバエ侵入の防止
★ シンプルなフォルムであること
→ ボトルを置くスペースの節約
★ 口が狭過ぎないこと
→ マット交換等の作業をしやすくする
上記の6点になります。そして自宅で飼っている種類のサイズを考えた際に、大き過ぎず小さ過ぎない容量だったのが2商品だったのです。
ノコギリクワガタ等の中型種向けが「PETシンプルボトル M」で、オニクワガタ等の小型種向けが「スタッキングできるキャニスター(400mL、角)」と捉えています。
空気穴&コバエ除けの加工
ボトルを買ってもマットと幼虫を入れただけでは幼虫が窒息してしまうので、空気穴を開ける加工を施します。また、空気穴からコバエが侵入するのを防ぐ為に、剥がれにくい通気性のあるテープで穴を塞ぐ必要があります。
「PETシンプルボトル M」を例にご説明します。まず、蓋の内側に付いているシートは不要なので取り外します。
はんだごてを使って4つの穴を開けました。幼虫飼育では飼育ケース/飼育ボトルにおける ※2 通気性の確保が重要なので、最低4箇所は開けるようにしています。
穴を作れたら、それぞれの箇所を通気性の良いサージカルテープで塞いでいきます。写真ではダイソーの商品が写っていますが、個人的にはセリアの不織布タイプのサージカルテープがオススメです。メッシュタイプだと、網目の隙間が大きい箇所からコバエに侵入されやすいのでオススメ出来ません。
こちらは、ダイソーのラックに置いている使用中の「PETシンプルボトルM」になります。空気穴の数について、増やせば増やすだけボトル内の通気性の向上に繋がりますが、その分サージカルテープで塞がなければいけない箇所も増えますし、幼虫に内側からテープを破られる箇所が増えるということになりますね。空気穴の数は4~5つくらいが妥当ではないでしょうか?
他方、こちらは「スタッキングできるキャニスター(400mL、角)」になります。キンオニクワガタ用に購入し、彼らは常温(20℃)以下が飼育適温であることからワインセラー内に重ねて置くことを想定していました。となると、「PETシンプルボトルM」でご紹介したような蓋に空気穴を作るスタイルは採れないので、4つある肩の部分を穴開けすることに。
こちらのボトルでは、はんだごてで穴を開けた際に溶けたプラが周辺に残り盛り上がってしまいました。このままではサージカルテープが貼れないですし蓋も閉められないので・・・
プラスチック用のやすりで穴の周辺を均しました。後はテープを貼って完成です。
キンオニクワガタを割り出した結果
それでは、本題のキンオニの割り出しについてご紹介します。対馬で採った幼虫の中には5匹のキンオニがいて、3匹がオスで2匹がメスへと羽化しました。2ペアの用意が出来たことから、2つの産卵セットを組んで採卵を試みることに。
要所のタイミングを時系列で整理すると、このようになります。
【2】産卵セットでペア飼育・・・5月上旬
【3】新世代の卵の視認・・・6月中旬
【4】成虫の全滅・・・6月下旬
【5】新世代の幼虫の視認・・・6月下旬
【6】産卵セット解体・・・9月中旬
関東平野部にある自宅では、対馬からの帰宅後は特に温度管理をしていなかったので、結果的にキンオニ達は本来の生息環境より高い温度を経験することになり、羽化のタイミングが早まったのだと思います。成虫寿命は1~2ヶ月の範囲。オスもメスも昆虫ゼリーは一切食べなかったと認識しているので、産卵セットを組んで1ヶ月が経った以降はエサやりを止めました。
まずは1つ目の産卵セットの解体です。フォーテック社の「産卵一番」マットの中に、 ※3 バクテリア材となった産卵木を埋めていた【産卵セットA】です。産卵木から幼虫が見えていますね。キンオニの産卵におけるマットの理想の固さについて正解がよく分からなかったので、最終的にはケースを上から見た際に固く詰めるところとふわふわなままにしておくところが半々になるように仕込んでいました。
キンオニの産卵箇所についてですが、以前プラケース(産卵セット)内壁に卵を見つけていたので、産卵木との産卵割合はともかくマットでもちゃんと産んでくれることは分かっていました。マットにいた幼虫を回収したので、続いては割り出し作業に移ります。
元々柔らかい材であり、幼虫による侵蝕も進んでいたので手指で簡単に割ることが出来ました。食糞と穴だらけですね。
キンオニとは無関係ですが、驚いたことがありました。一度煮沸していた産卵木なのに、中心周辺に1匹だけ雑虫が見つかったのです。煮沸後の管理下では特に侵入経路は思い当たらないので、煮沸しても生き残ったのだと思われます。雑虫の駆除目的で煮沸する際は、時間は長めにするのが無難ですね。
こちらは、手で割れずノミとトンカチで割った芯の部分です。芯は硬過ぎて幼虫が食べられないですが、念の為に割ってみました。芯の有無自体はクワガタの産卵数にはほとんど影響がないと思うので、あまりにも芯の割合が大きい産卵木でなければ気兼ねなく使うようにしています。
続いては、RTN社の「Nマット」の中にバクテリア材を埋めていた【産卵セットB】の解体です。新聞紙の上でケースをひっくり返したら、大量の幼虫が現れました。(笑) 「産卵一番」よりも大型の個体が多いので、キンオニ幼虫の育成には無添加発酵マットが向いている?ということなのかもしれません。
先ほどの材よりボロボロでした。
キンオニ幼虫の特徴は、丸まった際にお尻が頭部を軽く越えてしまう程に長いことです。対馬で材割り機会のある方は、この点を種類判別のご参考にしていただければと思います。余談でした。(^^*)
産卵セットを解体して入手した幼虫は、上記の「スタッキングできるキャニスター」へと移しました。本来は1匹ずつ容器へ入れるはずだったのですが、【産卵セットA】が40匹で【産卵セットB】が52匹と膨大な個体数となってしまい、1匹ずつではワインセラーに収まらないことから仕方なく3匹ずつで容器に入れることに。(汗)
共食いに活発な種類ではないと思うので、このまま管理を続けるつもりです。
本日のメダカ写真
今日は、自宅で久々に病気のメダカを発見しました。
黒天幻龍メダカ F1 です。来年の親魚候補個体の水槽で尾腐れ病?のような病気が蔓延し、既に半数が脱落してしまいました。生き残っている子達には塩浴の対処をとることに。病気発生そのことより、親魚候補の個体の水槽分け(リスク分散)を怠っていたことを反省しています。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!