飼育水の裾分け

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

メダカの飼育水の裾分け

早速、本日のお題に参ります。水槽の立ち上げに関係することですね。飼育水の裾分けといいますか、株分けといいますか、複製についてです。裾分けをやることの利益や注意点等についてお話します。

 

飼育水の裾分けとは

飼育水の裾分けとは、新たな水槽を立ち上げる際に、既に稼動させている水槽の飼育水を利用することです。その既存の飼育水を100%使うと水槽の複製になりますが、【 半量を既存の飼育水&半量をカルキを抜いた水道水 】でも大丈夫です。

 

裾分けのメリット

メリットは、新しい水槽において安定した水質の飼育水を手早く用意出来ることです。メダカを含め新たな魚を飼育する際には、彼らに水質が安定しないことによるストレスを与えないようにする必要があります。

 

また、一から水槽を立ち上げると、飼育者の望まない方向に水質が傾いてしまう可能性もあります( 飼育水の白濁など )。

 

そこで、飼育水の裾分けをすることにより、安定した飼育水のバクテリア等の微生物を利用するのです。 ※1 一般的に、観賞魚を購入する前は、安定した水質を作る為に購入の1ヶ月前から水槽を立ち上げる必要があるといわれていますが、裾分けならばより短期間で安定した水質の水槽を作ることが出来ます。

※1 2017/4/3追記:メダカ飼育を始めて間もない頃の私は、メダカをお迎えする前に数週間前から水槽を立ち上げていたのですが、現在は購入するメダカの為に事前に水槽を立ち上げることはほとんどしません。現在の私は、購入したメダカの水槽について、メダカがアクアショップにいる時から過ごしている飼育水をそのまま利用して水槽を立ち上げます。

 

裾分けの注意点

裾分けに使う既存の安定した飼育水の中では、その環境に適した微生物バランスになっているので、新たに立ち上げる水槽では裾分けに使う飼育水の水槽と同じ床材を用いることが望ましいです。つまり、ソイルならソイル、何も敷いていないのなら何も敷かない方が無難だということです。新水槽の環境に変化を加えたいのなら、水質が安定した後にしましょう。

 

そして、このことが一番大切なことなのですが、※2 裾分けをしたところで全く同じ水質の飼育水は出来上がりません。「 安定した水質 」というのは、安定しているだけであって、毎日微生物の種類や量のバランスは変わり続けているものなのです。よって、裾分けをしたからといって、その新水槽と既存の水槽のメダカを水合わせをせずに移動させることは出来ません。

※2 これは実験してみると分かるのですが、飼育水( または水道水 )・床材・その他の条件を全て同じにした水槽を2つ並べて置いておいても、2週間後や1ヶ月後には両者の水槽にはグリーンウォーターの濃さやその他水槽内に発生するもの、飼育水のヌメリ等にはっきりとした差が出てきます。

 

本日の写真

ブラックメダカ

写真は、ブラックメダカです。今まで当ブログで紹介してきた、祖父に小川ブラックを持つ黒メダカ達のことを、いちいちそう呼ぶのが面倒になってきたので、とりあえずブラックメダカに改名させたのです。

 

実は、この3匹の中には以前綿かむり病に罹っていた個体がいます。2016/10/27の記事:「病気の発生」で患者メダカについて書きましたが、病気が治ったので元の水槽に戻したのです。元の水槽へ戻す前に写真を撮れば良かったですね。(笑)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!