メダカの身元を間違えない工夫

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。今夜はおでんを作りました。私は一時期、おでんつゆ作りに凝っていた時期があったのですが、だんだんと面倒くさくなってきて、最近は出汁パックのみで簡単に作ることが多いです。どうせたくさんの具材が入ると、元々の出汁の存在感は消えますし。(笑)

 

最近、レモンパイのインスタグラムに活気がありません。今までずーっと母親ザリガニの玉葱ちゃんだけを載せてきたのですが、彼女は半年以上も闘病中ですし元気がないので、インスタ映えする写真が撮れないのです。

( 呟く内容も、どうしても悲しい方面になりがちです。 )

 

そもそも何で私がインスタアカウントを用意したかというと、より多くの方々に当ブログ等を宣伝したかったからです。でも、何となくツイッターやブログに載せた写真の使い回しはしたくないということで、今まで玉葱ちゃんだけを載せてきました。

 

SNSだとインスタをメインにされている方も少なくないので、ちゃんとメダカの写真も載せていきたいなとは最近思うのですが...玉葱ちゃんの最期の時までは、運営は現状維持にしたいと思います。

 

メダカの身元を間違えない工夫

それでは、本題に入ります。「テーマ記事」です。何となくタイトルがダサい(笑) ですが、今回は「飼育下のメダカについて身元( 種類&世代 )を間違えない工夫について書きました。

 

複数種のメダカを飼育されている方でないと、悩まれることはないと思いますが、飼育しているメダカの身元が分からなくなるのは、時と場合によってはシビアな問題になり得ます。

 

私が普段、どのような点に気を付けたり工夫をして、メダカの身元を間違えないようにしているのか等のことを、まとめてみました。

 

メダカは種類ごとに分けた方が良い?

まず、具体的な工夫ポイントについて触れる前に、メダカ飼育初心者の多くの方々が疑問に思われているであろうことである、「メダカは種類ごとに水槽を分けた方が良いのか?」ということについて書きます。

 

答えとしては、飼育者がメダカをどう飼育していきたいかに依ります。私のように、メダカの各系統( 種類 )を独立した系統として累代させ続けたり、品種改良や新種作出などの長期的な目標がある場合は、メダカを種類ごとに分けた方が良いです。世代についても然りです。

 

一方で、繁殖させてもメダカの各種類の維持までは考えていなかったり、ただ観賞目的で一時的に飼育しているだけの方などであれば、わざわざ手間を掛けてまで水槽を種類ごとに分ける必要はありません。

 

また、複数種のメダカを同じ水槽で飼うと、異種交配が自然になされる可能性がありますが、飼育下のメダカ間で異種交配が行われること自体については問題ないですし、これも飼育者がどうしていきたいのかに依りますね。

 

メダカの身元を間違えないポイント

では以下より具体的に、飼育するメダカ達の身元を間違えないようにするポイントについて書きます。

 

ポイント ①:ミックス飼育をしない

・まず、複数種のメダカをミックス飼育しないことが重要になります。メダカは体長の成長と共に外見も少しずつ変化してくるので、ミックスした当時は身元の区別が出来ていても、時間経過で記憶が曖昧になってしまう可能性があるのです。

 

・具体的には、 “ ある種類のある世代 だけ” を水槽内で抱えるようにします。例えば

● 幹之メダカ & 楊貴妃メダカ ⇒ ミックス×
● 幹之メダカ F1 & 幹之メダカ F2 ⇒ ミックス×
● 幹之メダカ F2 & 幹之メダカ F2 ⇒ ミックス○

ということです。つまり、別の表現をすれば兄妹間の飼育のみが、ミックス飼育ではないということになります。

もし、飼育者が枝分かれ等の意図を以て幹之メダカ F1 の中から別々のペアリングを組み、別々の親を持つ子孫( F2 )を入手する場合は、それら別々の子孫は同じ “ F2 ” の立場でも、ミックス飼育はしないと思います。

・「メダカを種類ごとに分けるかどうかは、飼育者がどうしたいかに依ります」と上述しましたが、各メダカの身元を明確にし続けたい場合は、ミックス飼育は好ましくありません。

 

ポイント②:水槽ごとに名札等を付ける

・上記①の方法を実践していても、たくさんの種類のメダカを飼育するようになった場合、どの水槽に誰がいるのかが分かりにくくなり、結果として身元の分からなくなる可能性もあります。

 

・私の場合は、各メダカ水槽の側面に名前シール( 種類&世代を明記 )を貼って、その水槽に何メダカがいるのかを明確にしています。

( 名前シールの場合は、水槽内の住人が変わった際に貼り替える手間と、シールが剥がれないように上から透明なテープで補強する手間などが掛かります。 )

 

ポイント③:水槽同士を離す

・可能性はあまり高くないと思われますが、

・雨による飼育水の増水
・地震による水面の揺れ飼育水の零れ
・水槽内に暴れ回るメダカがいる場合

等に、メダカの飛び跳ね事故の起こる可能性があります。

 

・メダカの飛び跳ね事故が起こった際に、隙間なく水槽が並べられていたりすると、飛び跳ねたメダカがその隣の水槽へ跳び移ってしまうことも考えれるのです。

 

・飛び跳ねによって身元の問題が起こる可能性を考えれば、各メダカ水槽はぎゅうぎゅうに設置しない方が望ましいですし、どちらかと言えば同じ種類&世代のメダカの水槽を隣同士に並べる方が安全だと思います。

( そもそも飛び跳ねが起こらないように、普段から水槽の水位を満杯から 5cm 以上離したり安定した場所に水槽を設置する等の工夫が必要です。 )

 

ポイント④:「似ているメダカ」について

・最後に、似ているメダカを取り扱う場合について、

<1> 似たメダカを購入しない
<2> 似たメダカを作出しない
<3> 似たメダカで同時に作業をしない

ということが、大切なポイントになってきます。

 

・<1>について、自宅にて既に飼っているメダカと似ているメダカを、後に紛らわしくなることを分かっていて新たにお迎えするのは、身元の判別のことを考えれば好ましくありません。

 

・<2>について、例えば飼育者が自分の手で異種交配をした場合に、それで生まれた新系統は、親魚の系統に見た目が類似しやすいですし、更には他の異種交配によって生まれた系統とも何となく似てしまうことも多いのです。こちらも紛らわしくなります。

 

・<3>について、これはかなり重要なポイントだと考えていますが、似ている複数のメダカを同日や短い作業時間内において同時に作業をすると、身元を間違えてしまうリスクがかなり高くなってしまいます。

具体的な例としては、採取した成長度合いごとに水槽分けをしている稚魚隔離容器にて隔離中の個体などを、作業の過程で取り違えてしまう可能性があるのです。

 

最後に

メダカの身元を間違えない為の、大まかな4つのポイントを上述してはきたのですが、今の私がまともに守れているのは②のシールの件だけです。

 

飼育スペースが足らないこと品種改良や新種作出を目標にしていることから、私の自宅は、結果的にメダカ達の身元を間違えやすい危険な飼育環境になっています。(汗) 冷や冷やする場面がよくあります。(笑)

 

飼育下のメダカ達について、【 身元は常に明らかにしたいメダカ 】【 身元が分からなくなっても構わないメダカ 】に分けて対応を変えてみるのが、飼育者の負担などを考えると現実的な方法かなと思います。

 

本日の写真

乙姫メダカ F2 ①

写真は、今年の繁殖シーズン序盤戦( 4~7月 )生まれの乙姫メダカ F2 になります。1枚目が上見、2枚目が横見です。

乙姫メダカ F2 ②

P 世代をお迎えした当時や、 P 世代の最初の繁殖( F1 の育成 )では、 一部個体の【 腹びれの黒さ 】がとても珍しく思えて、そこばかり気にしていました。でもよくよく観察すると、2枚目のオスのように【 パンダ目 】気味な個体が多いことにも気付いて、奥の深い種類だなと思いました。

 

来年の繁殖シーズにて、乙姫メダカ F2「レモンパイ18」メダカに吸収( 統合の異種交配 )させる予定になっています。そうなると、自宅の純粋な乙姫メダカは断絶することになりますが、遺伝的にいろんな形質表現のポテンシャルのある子孫が誕生するので、想像すると楽しみです。(*^_^*)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!