メダカの繁殖用水槽

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

メダカの繁殖用水槽

早速ですが、本日のお題に入ります。今の私に関係のないテーマを選んでしまいましたが、(笑) メダカの繁殖用水槽についてです。その目的や注意点などについてお話します。

 

繁殖用水槽とは

繁殖用水槽とは、その名の通りメダカの繁殖に特化した水槽のことです。

 

もちろん、そのような水槽を設けなくてもメダカは繁殖してくれるのですが、私の場合、今夏( 2016年 )はたくさん設けました。春~夏に水槽( 飼育容器 )が増え始めるのは、まずこの繁殖用水槽の存在が原因ですね。

 

繁殖用水槽の目的①:狙ったペアリング

これが繁殖用水槽の最大の目的ですが、メダカの品種改良・新種作出を進める上では、無作為に卵を採卵するのではなく、狙ったペアリングに限定して採卵をする必要があります。

 

ペアリングで選んだメダカ達に繁殖用水槽に移ってもらい、彼らだけの子孫( 有精卵 )を生んでもらうのです。飼育者がメダカを成長過程で選別するのは、このペアリングの候補を絞る為でもあります。

 

繁殖用水槽の大きさにもよりますが、 ※1 ペアリングの基本は、割合が偏り過ぎないようにオスメスを1~3匹ずつ選ぶことです。品種改良・新種作出の過程を少しでも短くしたいのであれば、理想に限りなく近いオス、理想に限りなく近いメスの1ペアだけで繁殖させるのが望ましいです。その代わり、1ペアだけだと必要な数の卵を集めるまでに掛かる時間が長引いてしまいます。

※1 2017/2/4追記:もちろん、理想的な形質表現の個体がたくさんいるのであれば、数匹ずつに拘らずにたくさんの個体を繁殖用水槽で飼育して構いません。

 

繁殖用水槽の目的②:採卵をしやすくする

繁殖用水槽の二つ目の目的とは、出来るだけ多くの卵を採卵できるような環境を作ることです。繁殖用水槽の環境として望ましいのは、① 水草などの採卵巣を配置すること② 飼育水の容量が大き過ぎないこと③ 床材を敷かないこと( ベアタンク )の3点になります。

 

②については、水槽内が広いと卵を探すのが面倒になるからです。③については、床に落ちた卵を見つけやすくするのと、卵が床材の下敷きにならないようにする為です。

 

2017/5/18追記:2017年の繁殖シーズン前半( 4月~ )では、床に落ちた卵をいちいち探すのが大変なほど繁殖させる種類( 組 )が多かったです。そこで、③の条件は無視し、ソイルを敷き、ほぼ採卵巣だけで毎日採卵をしていました。

 

繁殖用水槽の注意点

最後に、繁殖用水槽の注意点について書きます。

 

メダカに繁殖用水槽に移ってもらう際は、出来るだけ元いた水槽の飼育水を使うようにします。移動先の水槽の水質が元いた水槽の水質と大きく異なる場合、メダカが繁殖を止めてしまうこともあるので注意してください。

 

これは、私のように飼育スペースがあまり確保できない人に限定される話ですが、設けた繁殖用水槽は、 ※2 短期間で稼動を終わらせることが望ましいです。なぜなら、稚魚が誕生すると稚魚用水槽を稼動させる必要が出てくるので、管理する水槽の数が急に膨れてしまうからです。よって、採卵した卵が孵化し始めるまでの間に繁殖用水槽は撤収させ、親魚は元いた水槽に返すようにしましょう。

 

※2 2017/2/4追記:例えば、卵の孵化に10日かかる時期の場合、最初の卵を採卵してから10日間以内に親メダカのペアリングを解除して水槽を畳むのが、水槽数の削減の点から望ましいです。

 

しかし、期待していた通りの数を採卵出来なかったり、親メダカの繁殖が途切れ途切れだったりすることもあるので、そういう場合は仕方ないですね。

 

繁殖用水槽に移したメダカをそのままの状態で飼育し続ける場合は、水質安定の為に床材を投入するか、フィルターを設置するようにします。

 

本日の写真

青光ダルマ F2

写真は、青光ダルマメダカ F2 です。彼らの祖父母については、ミックスのダルマメダカとして売られているものの中から選んで購入したので、元々の飼育者が「何メダカとして飼育していたのか」、「どのような意図で改良していたのか」については分かりません。

 

でも、よ~く見ていると、体色からはいぶし銀?のようなイメージが湧かなくもないです。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!