こんばんは。(晴れ)レモンパイです。暖かくて気持ちの良い天気になったので、久しぶりにまともなメダカ作業が出来ました。この時期のエサやりって、メダカ達の食欲を観察しないと与え過ぎになることが多く、かといって少なめにすると越冬期間までにちゃんと栄養を蓄えられない可能性もあるので、難しいところだなと思います。今夜は、回鍋肉や紋甲イカと里芋の煮物などを作りました。
日本の社会が持つ「他人に迷惑を掛けてはいけない」という価値観について、とても危ない考えなんじゃないかなと最近思っています。「他人に迷惑を掛けてはいけない」ことの真意は “ 他者への思い遣りの心を持ち実践すること/無駄な争いを避けること ” であって、それ以上でもそれ以下でもないはずです。それなのに、生きることそのものを迷惑かどうかで、判断したり判断されてしまう風潮に繋がっているように思います。
もし、精神的に物凄く追い詰められていたり疲れ果ててしまった人が、「他人にこれ以上迷惑を掛けてはいけない...」と思ったら、悲しい結末になるとは思いませんか? 人は誰だって生きる上では他人に迷惑を掛けていること、そして生きる為にはある程度迷惑が掛かることも致し方ないのだということが、社会の持つ価値観として重要なのではないでしょうか?
私の嫌いな “ 綺麗事 ” を、私自身が今述べてしまったのかもしれません。それでも、私は世の中の弱者や苦しんでいる人のことを、突き放したり吐き捨ててはいけないように思うのです。・・・昨日の梅田での若者の報道を受けてそう思いました。
初めての菌糸ボトル作りをご紹介!
それでは、本題に入ります。「クワガタ記事」の投稿です。一昨日の記事では、菌床ブロックから自作した菌糸ボトルにノコギリクワガタの幼虫を移したことをお話しましたが、その前に菌糸ボトル作りについてご紹介していなかったので、時系列が逆になりますがこの度それをお話することにしました。(汗) 写真をたくさん使っています。
菌糸ボトル作りの工程
まず、菌糸ボトルを自作する為に用意した菌床ブロック(菌糸ブロック)が、月夜野きのこ園の「ELEMENT SERIES」になります。先月2020年9月の上旬に、家族が拾ってきたオス(=バルサミコ酢くん)の繁殖相手のメスを探しに、様々なペットショップを巡っていた際に見つけました。まだノコギリクワガタの繁殖が成功するかどうか、そもそもシーズン終わりの時期にショップでメスが見つかるかどうかも分からない段階で私はこれを買っていました。(笑) 今考えると、無事に幼虫を入手出来て無駄な出費にならなくてよかったです。
上の写真は、菌床ブロックの袋を開封し、ダイソーで買った200円の木工用カッターで外側の菌糸を削ぎ落した後の姿です。既製品の菌糸ボトル(菌糸ビン)を買うより、菌床ブロックから自作した方が安いからこういう商品が売られているわけですが、外側の菌糸が使えない(ボトル作りには不要)のはもったいないなと思いました。まるで紅茶のシフォンケーキの、外側をまとう生クリームを捨てているようで。
外側の菌糸部分を切り落としたブロックを、手を使ってよくほぐし攪拌しました。・・・そうそう、今回が初めての菌糸ボトル作りになるので、クワガタブロガーの方々の知恵を拝借しています。m(_ _)m
話は変わりますが、今回「菌糸ボトル」のボトルとして選んだのは、セリアの「PETシンプルボトル M 700mℓ」という商品です。ノコギリクワガタの幼虫を育てることを考えると、このサイズが大き過ぎず小さ過ぎず丁度いいのかなと思いました。また、菌糸ボトルとしてではなくても、幼虫飼育用の一般のマットを詰めて飼うのにも向いているはずです。
蓋にはクッション?のような台紙があったのでそれをどかし、はんだごてで空気穴を開けてみました。とりあえず、周囲に4か所と中央に1か所。
コバエの侵入を防ぐ為に、空気穴に貼るものとしてはサージカルテープがいいとの情報があったので、ボトルを買ったセリアで「固定用 粘着テープ」という商品を買い、それをハサミで切り取って蓋の空気穴に貼り付けてみました。これにて、ボトル側の準備は完了です。
ボトルに、先ほどほぐした菌糸マットを詰めてみました。「ぎゅうぎゅうに詰める」という指南だったけど、何でぎゅうぎゅうに詰めるのかはちょっと分かりませんでした。分からないけど、初めてなので素直に従ってぎゅうぎゅうに詰めました。
マットを詰めた後、割り箸で中央に穴を開けてみました。これは、菌糸ボトル内で過ごす幼虫が酸欠にならない為のもの・・・とのことでしたが、どうせ穴は崩れると思いますし、700mℓ容量のボトルでは要らないようにも思いました。(汗)
今回、用意した 700mℓ のボトル一つずつに菌糸マットを詰めていったら5本分作れて、ちょっとだけ余ったマットは小さな瓶に詰めてみました。
今回完成した菌糸ボトル(菌糸ビン)は、上の写真に写る6つになります。今回購入した菌床ブロックが税込みで970円くらいなので、余りのビンの分を除くと1本190円くらいかな? 同じような容量の既製品のボトル(ビン)を買うより断然安いですね。今回はボトルの購入費用も掛かっているものの、ボトルは洗って繰り返し幼虫飼育に使えますね。
今回、菌糸ボトルを作ったのは2020年10月16日。上の写真はその翌日に撮影したものです。既にボトルの側面がうっすら白っぽくなっていますね。実際に幼虫を入れて飼育を始められるのは、まだのようです。
続いて、作成後4日経ったボトルです。小さい瓶の方は綺麗に真っ白になりましたし、ボトルの方も順調に菌糸が成長?(成熟?)していますね。
そして、この後のキノコの発生&除去については、一昨日の記事にてお話しました。
以下2枚の写真は、今日撮影したものになります。小さい菌糸瓶の中で飼っているのは、現時点で(産卵木の中の兄妹を除いて)一番大きい幼虫です。
ちゃんと下まで移動してくれたのも、私の目の前で菌糸マットを食べてくれていたのも嬉しかったです。この子含め他の菌糸ボトルの子達も、無事成虫になれることを願っています。(^^*)
最後に
今回の菌糸ボトル作りの際に使用したビニール手袋は使い捨てのセリアの商品でしたが、菌糸マットを瓶に詰めている作業中に爪の付近が何度も破れてしまいました。破れに気付いた都度に新しい手袋を使ったものの、たぶん指先の雑菌は菌糸マットに移ったはずです。(汗) 菌糸ボトル作りにおけるビニール手袋は、破れにくい品質の良い商品が向いていると思います。
余りの菌糸マットを詰めた小さな瓶について、蓋がないのでコバエ除けシートを輪ゴムで留めているだけの現状ですが、口が大きいので菌糸マットが乾いてきてしまいます。表面の乾きが気になる度に霧吹きで加水しているものの、本来菌糸ボトルは加水しなくていいものですし、加水の際に雑菌の混ざる可能性もあるのでやはり蓋のあるボトルやビンを使うのが無難に思います。
本日の写真
本日のメダカ写真は、今年生まれの刀メダカ F1 になります。同じく今年生まれの親魚 P 世代に、私の目当てのマルコ個体(背びれ無し個体)がいなかったことから、 P 世代の累代を急いで彼ら F1 世代を入手しました。
私の思惑通り、2枚目に写るようなマルコの個体に出合うことが出来ました。十数匹いるので、来年の F1 世代の繁殖ではマルコの特徴を固定化できるはずです。
最後3枚目は、祖先の一つである梵灯メダカらしい個体になります。つまりどういうことかというと、体色が黄と青の2色に分かれている点が、過去に梵天メダカと灯メダカを掛け合わせて作出した梵灯メダカに似ているということです。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!