室外メダカの越冬対策と対応

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。新年はもう1ヶ月が終わってしまいました。昨日の関東圏ではの観測された場所がありましたが、地元では雪ではなくみぞれが降っていたそうです。降雪光景を一度も見ないまま、今回の冬が終わりそうです。

 

室外メダカの越冬対策

それでは、本題に入ります。「テーマ記事」です。今回は、 “ 室外メダカの越冬対策&越冬期間中の対応 ” についてまとめてみました。

 

まず、「そもそも越冬とは何なのか?」ということから書いてみました。

 

メダカの越冬とは?

メダカ飼育における越冬とは、「( 無加温状態で )室外で飼育しているメダカの冬の飼育」のことを指しています。冬の時期の室外メダカには、基本的に

・活発さが失われる
・繁殖が行われなくなる
・病気が治りにくくなる

といった特徴や傾向が表れるようになります。

冬の定義については様々ありますが、だいたい11月・12月・1月・2月の期間のことです。暖かい地域でメダカを飼われる場合は、越冬期間は短くなりますし、寒い地域で飼われる場合は、長くなります。

 

メダカ飼育では季節ごとに、飼育上の注意点が変わってきます。冬という季節の室外メダカの飼育を考えた際に、越冬に向けた対策越冬期間中の対応の2つの視点が重要になってくるのです。

 

越冬に向けた対策

室外メダカの越冬に向けて、だいたい冬の到来の1ヶ月くらい前から対策することについては、

(1)太らせておく
(2)稚魚を出来るだけ大きくさせる
(3)水槽( 飼育水 )を大きくする

といったことが挙げられます。

(1)太らせておく

・越冬前にメダカ達を太らせておくのは、越冬期間中はメダカ達の食欲が落ちて、エサを食べてもらいにくいからです。冬はメダカ達にとって食欲や活発さのない日が多くても、エネルギーを少しずつ消費して痩せてくることが多いので、秋のうちに予めエネルギーを体内に蓄えてもらうのです。

(2)稚魚を出来るだけ大きくさせる

・目安として体長が 1.5cm 未満のメダカの稚魚については、冬の寒さに耐える体力がなく、脱落するリスクが高いです。よって、成長の遅れている稚魚秋に生まれた新世代メダカについては、生き餌などを活用してどんどん育成を進めることが望ましいです。

ダルマ体型の場合は元々体の縮んでいる種類なので、体長の目安は 1.5cm よりも短くはなりますが、それでも出来るだけ大きくした方が良いです。 )

(3)水槽を大きくする(飼育水量を増やす)

・水槽を大きくするのは、冬は飼育水の水面の凍る可能性があるからです。特に寒い地域で飼われている方であれば、メダカの室外水槽一つ一つを少しでも大きいものに交換して、水面や一部スペースが凍っても、メダカ達が凍結から避難出来るスペースを確保するようにします。

 

越冬期間中の対応

実際に越冬期間に入った際の、室外メダカへの対応については、

① エサやりの量や機会を減らす
② 稚魚を室内(/加温)で飼育する

③ 病気の個体を室内(/加温)で治療する

といったことが挙げられます。

 

① エサやりの量や機会を減らす

・冬の期間は気温( 水温 )が低くなり、上述したようにメダカ達の食欲がなくなります。エサを食べてもらえないのにエサやりを続けると、飼育水の水質の悪化が早まるので、エサやりの量や機会は減らすようにします。ただ、冬でも暖かくてメダカ達の活発な日は、エサを与えるようにします。

② 稚魚を室内( /加温 )で飼育する

・越冬期間が始まる前までに、ある程度の大きさ( 1.5~2.0cm )にまで成長させられなかった稚魚や、その他弱っているメダカについては、越冬を回避させることを考えます。比較的に暖かい室内の飼育スペースへ移したり、ヒーター等で加温の対処をするようにします。

③ 病気の個体を室内( /加温 )で治療する

・越冬期間中に室外メダカが病気に罹った場合、室外で治療を行っても病状の回復が上手く進まないことが多いです。そのような病気のメダカ場合、②と同様に室内飼育や加温飼育へ切り替えるようにします。

 

最後に

上記の「メダカの越冬とは?」にありますが、越冬するのはあくまでも無加温の室外メダカになります。室外飼育でも、ヒーターを稼働させるなど水温を高く維持出来る飼育環境であれば、メダカは越冬しません。

北海道など、元々野生メダカの生息していない地域にて、メダカを室外で飼われている場合は、冬は室内飼育や加温飼育をされた方が望ましいと思います。

 

本日の写真

幹之メダカ F5 ①

写真は、去年の繁殖シーズン序盤戦( 4~7月 )生まれの幹之メダカ F5 になります。1枚目が上見で、2枚目が横見ですね。

幹之メダカ F5 ②

2枚目のオスは、背びれの先端尻びれの縁が白っぽくなってて尾ぐされ病を疑われる方がいらっしゃるかもしれませんが、これはこういう体色表現なので病気ではないです。自宅の幹之メダカのオスの場合、他にも若干縮み体型が出やすく背びれや尻びれが大きくなりやすいといった特徴があります。

 

また、自宅の幹之メダカの最新世代は F6 世代ですが、 F6 世代には数匹の針子しか残っていない現状なので、実質 F5 世代が最新です。去年の繁殖で活躍してもらった彼ら F5 世代について、今年も繁殖シーズンにて活躍してもらいます。(^^)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!