メダカ稚魚へのパウダー餌とゾウリムシの比較実験

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。

 

去年の2019年の7月に、両脇の炎症が原因で皮膚科へ行ったのですが、残念ながら今年も脇が徐々に荒れてきてしまいました。(≻≺) お薬を塗ったりこまめに汗を拭き取ったりと、いろいろケアが大変です。

人より肌が弱いのに、昔から顔のシミの出来やすさがコンプレックスなのに、それでも室外作業の多くなるメダカに人生を捧げる覚悟を決めた私って何だかカッコいい?のかなと今日はふと思いました。(笑)

 

パウダー餌とゾウリムシの比較実験について

それでは、本題に入ります。「テーマ記事」の投稿です。今回は、7月に3週間のスパンで実験していた “ パウダー餌とゾウリムシを使ったあること ” についてお話することに決めました。

 

2019/7/1に、メダカへのゾウリムシとPSBの比較実験という記事を投稿したのですが、今回行った実験はその延長で行ったことになります。まずその、前回の比較実験の概要などから整理してみました。

 

前回の比較実験について

前回の比較実験では孵化したての針子を対象に、

【A水槽】 パウダー餌+ゾウリムシ
【B水槽】 パウダー餌+PSB(光合成細菌)
【C水槽】 パウダー餌 のみ

というように3つの水槽を用意し、エサやりの内容をそれぞれ変えてみて、1ヶ月後の稚魚の成長度合いや生存率がどうなるのかを調べていました。上記に出てくる「パウダー餌」というのは稚魚用の市販の粉末飼料のことで、一昨年2017年までの私はパウダー餌をメインに稚魚の育成をしてきました。

 

上記から分かるように前回の実験では、通常のパウダー餌を全水槽へ与えることを基本としたもので、ゾウリムシとPSBのそれぞれの使用結果を確認したかったわけです。

 

そして、その前回の実験後に「では “ パウダー餌のみ ”“ ゾウリムシのみ ” のエサやりでは、稚魚の成長度合いや生存率はどう変わるのか?」という点が気になり始め、今回の実験を行うことに決めました。

( 細かい話ですが、生まれて間もない針子サイズにパウダー餌を与えると、食べ残しの餌が水面や水槽底に溜まって飼育水の水質を痛めやすくなるので、今年2019年の夏もほぼ毎日稚魚用水槽では水面掃除をしていました。プリンカップを使って、丁寧に水面の残り餌や油膜を除去していたわけです。 )
( その水面掃除の作業が、水槽数の多さからとても苦痛になっていたので、「もし生き餌であり水質を傷めにくいゾウリムシのみのエサやりで済むのなら、水面掃除の負担は大幅に減らせるのになという思いもあり、今回の実験を除見ました。 )

 

今回の実験の概要について

前回の実験を踏まえて行う、今回の実験の概要についてですが、

稚魚用水槽を2つ( =D、E )用意して、同時に稚魚の育成を始める
● 各稚魚用水槽では、全て同じ親魚から生まれた兄妹同じ数ずつ育成する
● 【D水槽】の兄妹には、パウダー餌のみを与える
● 【E水槽】の兄妹には、ゾウリムシのみを与える
● 両稚魚用水槽では、他の飼育条件が揃うように出来るだけ努める

としました。与えるエサの中身以外は、前回の実験のやり方を踏襲しています。

実験記事用①

そして、今回の実験の為に被験卵を提供( 私が回収 )してくれたのは、上の写真の「ブレンド18」メダカになります。【オス2匹&メス1匹】といった小規模のペアリングでしたが、メスの産卵が絶好調だったので彼らを選びました。

 

また、今回使用するパウダー餌については、私が昔から使っているキョーリンの「メダカの舞 ベビー」という商品を使いました。 ※1 ゾウリムシについては、自家培養しているものを使いました。

※1 ゾウリムシの培養方法などについては、2019/6/28の記事:ゾウリムシのメダカ飼育への活用方法にて記載しています。

【D水槽】と【E水槽】の両水槽の、他の飼育条件を出来るだけ揃えることについてですが、

・両稚魚用水槽の立ち上げには同じ水源の飼育水を利用すること
・ソイル等の床材は使わないこと
ミジンコ等が混入しないように気を付けること

等になります。細かく挙げればもっともっとありますけどね。

 

実験期間中について

それでは、実験期間中に行ったことの流れを整理していきます。

~卵の回収&管理編~

イラスト①

・被験卵の回収は2019/7/1から始め、【D水槽】用と【E水槽】用の2つの卵用の管理容器に集めていきました。回収した卵について、両水槽間で孵化のタイミングの傾向に大きな差異があると不公平なので、卵を1個ずつ【 D用→E用→D用→E用… 】のように、集めた順に振り分けていきました。7/1~7/9の間に5回ほど採卵を行いました。

比較実験で使った水槽

・また、上の写真は前回の実験記事の使い回しになりますが、今回の実験でもダイソーの「米びつ兼フードストッカー 3kg用」を【D水槽】&【E水槽】に選びました。

 

・そして、採卵を開始してから9日目の7/9に、【D水槽】用の卵の管理容器内にて稚魚1匹の誕生が確認されたので、7/9にそれぞれの卵の管理容器の中身を、それぞれの水槽へ移しました。7/9当日に採卵した若い卵もありましたが、両水槽とも26匹(個)ずつの被験魚での比較実験のスタートです。

 

~育成期間編~

イラスト②

・今回も、水槽の設置場所については日当たり等の条件が偏らないよう、毎日弄っていました。【D水槽】と【E水槽】は隣同士に並べていましたが、1日1回お互いの置き場所を交換したのです。

 

・実際のエサやり方法が一番肝心で悩んだのですが、今回は両水槽とも1日2回ずつのエサやりに決めました。最初の稚魚が誕生してから2日後の7/11より、だいたい朝と夕方の2回のエサやり機会に、【D水槽】ではパウダー餌のみを、【E水槽】ではゾウリムシのみを与え始めました。

 

・水槽の手入れについて、実験期間中は水換えという程の水換えは行っていません。ただ、パウダー餌を与えている【D水槽】では水面が汚れてくるので、 ※2 毎日両水槽では水面掃除を行い、その掃除と自然蒸発で減った飼育水分の水足し作業も、毎日行いました。

※2 ゾウリムシのみを与える【E水槽】では水面はほとんど汚れなかったものの、飼育条件を揃える為に【E水槽】でも水面掃除&水足しを行いました。

 

実験結果について

今回の比較実験は、2019/7/7~7/28の3週間の期間で行いました。その結果について、下の写真のようになりました!

写真①

被験魚が小さ過ぎて分かりにくいので、文字に起こしてみると、

【D水槽】:パウダー餌 ⇒ 26匹中19匹生存
【E水槽】:ゾウリムシ ⇒ 26匹中22匹生存

となります。ゾウリムシのみをエサやりした【E水槽】の方が、3匹生存数の多い結果となりました。

 

続いて成長度合いについてですが、両水槽とも成長差はほとんどありません。ただ、パウダー餌のみをエサやりした【D水槽】の方が、全体的にほんのほんの少しずつ大きい個体が多かったです。

 

実験結果を受けて

今回の比較実験について、あくまでも2つの水槽のみを使った小規模の実験であるので、実験結果を全面的に何かの答えに結び付けることは出来ません。ただ、孵化して間もない針子の時期なら、パウダー餌を与えずゾウリムシのみ与えても、何とか安心して飼育出来るのかなとは思いました。

 

今回の実験を行った期間は梅雨の時期であり、実験中は【D水槽】&【E水槽】共に飼育水がグリーンウォーターへと変わって行きました。時期的な暖かさとグリーンウォーターの存在が、両水槽の実験結果を良いものにした可能性は高いと考えています。

( 例えば春や秋に同じ実験をしていたら、両水槽とも生存数は落ちるだろうし、どちらかの水槽の結果が大きく悪くなる可能性もあります。 )

写真②

上の写真は、実験終了日である7/28の【D水槽】と【E水槽】になります。ご覧になって分かるように、ゾウリムシのみを与えていた【E水槽】の方が、濃いグリーンウォーターになっています。このグリーンウォーターの質の違いも、もちろん結果に影響したとは思います。

 

最後に

上記の繰り返しになりますが、たった一回の小規模な実験結果を、そのまま都合の良いように解釈はしたくないので、また機会があれば似たような実験を行ってみたいと思います。(^^)

 

本日の写真

「梵灯19」メダカ

今日は、今日作業した「梵灯19」メダカになります。自宅では梵天メダカの系統を大切にしてきましたが、今年は彼らの純粋な系統を畳むことにし、血は梵灯の系統に託すことにしました。

 

今年生まれの他の同期メダカの中でも、「梵灯19」メダカは優遇して多くの個体を入手し育成してきたのですが、【 体外光表現 】を重要視しているので、体外光のまだ表現されていない今の時期だと選別が全く行えません。飼育スペースをどんどん食うので困っています。(汗)

「梵灯19」の系図

2019/8/9追記「梵灯19」メダカの “ 系図 ” について整理すると、上の図になります。元々「梵灯」が派生系統だったのに、その派生系統の看板を残すことになりました。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!