【カブトムシ】宅急便で届いた幼虫が冷やされてた件

こんばんは。(くもり、時々小雨)レモンパイです。ここ数日は暖かかったのに対し、今日は気温が一段階下がってしまった感じがします。あと人間の食べ物が既に傷みやすくなっているのが気になりますね。今夜は水炊きにしましたが、もうあんまり鍋物を食べたい時期ではないなと思いました。(汗)

先日、横浜市戸塚区でアミメニシキヘビが脱走したというニュースがありましたが、まだ見つかっていない(=2021年5月11日時点)ようですね。「横浜市」と聞くと人口が多くて都会的なイメージを持たれるかもしれませんが、戸塚は人はいても田舎寄りな地域なのでヘビが自然に溶け込むと見つけ出すのは至難に思います。

 

危険生物は飼ってないですが、様々な生き物を飼ってきた経験のある私からするとペットが脱走するのってある程度仕方のないことなんですよね。だって不完全な人間が管理しているから。私だってインコが脱走しそうになって(=いつの間にか鳥カゴの扉が開いてた)ヒヤヒヤした経験は何度かありますし、ザリガニには何十回もされてますし。

 

今回のヘビの件は申請のことなど飼育者としての問題もありますが、【脱走を防ぐ対策】の更なる強化【脱走後の対応策】を飼育者や販売関係者が真剣に話し合って能動的に動かないと、どんどん世間の風当たりの強くなる一方だと思うんですよね。物凄く頑丈なケージで、且つヘビが居なくなるとセンサーが感知して飼育者のスマホや自治体に自動的に連絡の行くシステムを作り、そのメーカーのケージでしかニシキヘビを飼えないようにする・・・とか。

 

サタン幼虫を梱包する発砲スチロール内が冷えてた件

それでは、本題に入ります。「カブクワ記事」の投稿です。以前、 ※ 私の飼っているカブクワの情報をまとめた記事にて触れましたが、現在2021年5月時点ではサタンオオカブトの幼虫を飼育しています。

※ 当該記事 → 2021年4月18日の投稿:現在飼ってるカブクワをご紹介!

そのサタンオオカブトについて、ヤフオクで購入した際にとても心配になったことがあるのでそのことお話することにしました!この記事の内容が、カブトムシ・クワガタムシ生体を発送される方々のご参考になれたら幸いです。m(_ _)m

 

2021年3月のこと。将来的にブログで飼育について情報発信をしたり、販売していくことも見据えて本格的に外国産カブトムシの飼育&繁殖にチャレンジしたくなり、いろいろ考えた結果飼うことにしたのがサタンオオカブトでした。主に中南米に生息するディナステス属であり、ヘラクレスやネプチューン、グラントシロカブトといった立派な胸角と毛を持つカブトムシの仲間です。

 

ヤフオクを利用したのは、送料込みでもペットショップや昆虫専門店よりも安く入手出来るから。また自分がいつか発送する側になった時のことを考え、どんな感じで梱包されてくるのかを知りたかった事情もありました。購入したのは、初令幼虫の3匹セット。

サタンオオカブト幼虫の入っていた発砲スチロール

そして実際に宅急便で届いたのが上の写真になります。発砲スチロールにて梱包されていました。開封すると新聞紙が見えたのですが・・・まず驚いたのは、蓋を開けた瞬間に冷気が感じられたこと。

サタンオオカブトの幼虫 ①

ひんやりする新聞紙をよけると、蓋付きのプラカップに幼虫が入っていました。続いて幼虫の確認作業に移りましたが、プラカップの蓋にもそれ以外の箇所にも空気穴がなくマットがぎっしり詰められていることに驚きました。初令だとそこまで空気穴の確保は必要ではなく、マットがぎっしりなのは輸送中の揺れや振動で幼虫が傷付くのを防ぐ為かな?・・・と勝手に納得したものの、マットも冷えていたことが気になりました。冷たいというより、冷えていた。結果的に幼虫たちは無事だと判明するのですが、冷えていたからか幼虫たちは反応が物凄く鈍くてとても心配しました。(汗)

これは私の憶測ではなく事実だと思うのですが、サタンオオカブトの幼虫たちの梱包された発砲スチロールは他の「クール宅急便」の荷物と一緒に運ばれていたのではないか?と思います。シンプルに冷蔵庫に入っていたから冷たかったのでしょう。夏の時期の配送なら、発砲スチロールの箱内に保冷材を入れる等の対応をするのは理解出来るものの、まだ暑さの感じられない春先にわざわざクール宅急便で送る必要性は感じられないですし、成虫ではなくましてや初令幼虫なら寒さに耐えられず死んでしまうと思います。

貼付票

上の写真は、発砲スチロールの蓋に貼ってあった貼付票です。個人情報は伏せていますが、「クール宅急便」との表記はなく一般の「宅急便」であることは確認出来ましたし、ヤフオクの商品ページにも宅急便で送ると記載されていました。ただ、またまた個人的に気になったのは品名の部分。【標本(サタン)】となっていて “ 生き物 ” であるとは読み取れません。 “ サタン ” だけでは、そもそも何の生き物かも配達員の方々には分からないですよね。

 

宅急便で生き物を送ることについて、2021年5月11日現在にカブトムシ(=昆虫)を送る場合

● ヤマト運輸と契約すること
○ 箱が密閉されていること(空気穴NG)

○ 梱包が二重以上なこと(発砲スチロールに生体直入れはNG)
○ 生体が「噛む」「引っ掻く」「刺す」をしないこと
○ 毒性のないこと

といった条件をクリアする必要があります。逆に言えば上記の条件をクリアすれば品名を【カブトムシ(幼虫)】として堂々と送れるわけなのですが、【標本(サタン)】という品名を書いたことから今回のお取引の出品者はヤマト運輸と生体発送について契約しておらず、生き物ではないテイで発送したかったことが伺えます。

 

私はメダカメインの飼育者で、過去に販売やプレゼント企画を通じて何度かメダカを発送したことがありますが、その際は全てゆうパックを利用してきました。それは、メダカを含めた一部の生き物は、契約を結ぶ等の手間なく堂々と「メダカ」と記載して発送出来るから。メダカの発送でも宅急便を利用される方は少なくないものの、“ 品名に嘘の事柄を書いて結果的に死着してしまうケース ” について深く考えるべきではないかなと、個人的にはずっと思っています。

今回のサタンのケースでは、品名に生き物であることが記載されていれば冷やされなかった・・・かどうかは分かりませんが、死着していたら「品名に生き物であることを書かなかったせいだ!」と怒る方もいるかもしれませんよね?

ヤフオクで購入したサタンオオカブトの幼虫

せっかくなので、最後にサタン幼虫3匹の現在の様子を撮影・・・してみようと思いましたが、以前1つの飼育ボトルでコバエが大量発生して大変な思いをしたので、他の2つを守る為にも止めることにしました。上の写真は3つの飼育ボトルのうち、たまたま壁側にいた個体です。ちゃんと成長してくれています。(^^*)

フォーテック社のカブト1番(カブトムシ飼育マット)

ちなみに、サタン幼虫3匹を飼育するのに使用しているのはフォーテック社の「カブト1番」というマットです。数ある昆虫マット商品の中でなぜこれを選んでいるのかというと、たまに行く昆虫専門店さんのイチオシだから。実験好きな私ですが、今回は初めてのサタン飼育なので “ 王道な考え方 ” で大きな個体を作出することを目指しています。蛹になるまでこのマットだけを使う予定です。

 

本日の写真

煮干し君

今日はあまりメダカ作業に時間を割けなくて、水槽手入れの代わりに撮影をいっぱいしてました。1枚目は、私が煮干し君と呼んで可愛がっている背曲がり個体です。

「梵灯19」メダカの成長観察個体

そして2枚目は、煮干し君と同じ「梵灯19」メダカになります。梵天メダカに灯メダカを掛け合わせたオリジナル系統の2019年作出版。「梵灯19」の生き残りはもう煮干し君しかいないと思っていましたが、2枚目の彼の存在を忘れてました。(汗) 2枚目のオスはただ飼っているのではなく、「成長観察記事」という卵1個の状態から生涯を観察し続けるプロジェクトの対象個体なんです。誰かと混泳した経験のほとんどないまま、もうすぐ2歳を迎える個体です。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!