【カブクワ飼育】キノコバエ対策について(2021/11/28)

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今日の昼食はかっぱ寿司で取りました。そこで頼んだ1皿がこちら。

やんちゃ盛りサーモンいくら

本気寿司シリーズのやんちゃ盛りサーモンいくらという商品です。全部で6貫あっていくらも大量に乗っていて、これで税込み330円というのが安く感じられたこともあり食べていて幸せな気分になりました。(^^*) 子供の頃はサーモンが一番大好きなネタで大人になってからはあまり頼まなくなったけど、「食べること=生きる意味」だった昔を思い出して勝手にエモさを感じてました。(笑)

 

キノコバエ対策について

それでは、本題に入ります。「カブクワ記事」の投稿です。冒頭にお寿司の写真を載せておいてあれですが、今回はカブクワ飼育と切っても切り離せないコバエについて、現在の私の考えを書いてみることにしました。

 

コバエによる精神的苦痛がきっかけで、高校時代にカブクワ飼育を完全に諦めた過去のある私ですが、本格復帰してからはコバエに対して違った捉え方も出来るようになってきました。

 

コバエは忌避するべき存在?

まず、クワガタ&カブトムシ飼育をしているとマットに湧いてくる黒い小さな蠅について、基本的にはキノコバエという種類です。幼虫の飼育ボトル/ケースの中で年中見られるのがキノコバエで、成虫に与える昆虫ゼリーに発生するのはショウジョウバエになります。ショウジョウバエについてはまた後日お話します。

 

まだまだ未熟な私に断言することは出来ませんが、クワガタやカブトムシの幼虫にとって、キノコバエは “ 必ずしも悪影響を及ぼす存在ではない ” かなと考えています。というのも、キノコバエの大量発生している飼育ボトル/ケースであっても幼虫の容体に異変は感じられないからです。キノコバエの発生している環境で飼う個体の方が、他の発生していない環境で飼う兄妹よりサイズの大きいこともあります。

 

ただ、飼育者にとってはキノコバエは精神的に悪影響だと断言出来ます。部屋を飛んでいたり壁に止まっているのを見たら気になりますし、自分が不衛生な環境にいる気がしますし、指で潰した時の “ 若干身の詰まっている感じ ” も個人的には気持ち悪いです。小さいけど確実にあり続けるストレスとして、ボディーブローのように飼育者を悩ませる存在です。

 

コバエがカブクワの飼育部屋や他の部屋を飛んでいても全く気にならない人でなければ、やはりコバエの繁殖や拡散は防ぐ方針にするべきだと思います。

 

コバエの対策方法

コバエを繁殖&拡散させない方法

幼虫飼育中のマットに既にコバエが存在している場合、残念ながらそれら全てを駆逐することは出来ません。コバエの侵入しない処置を施した飼育ボトル/ケースを用意し、そこへコバエのいない新品のマット再利用マットを詰めて幼虫も移すのが一般的です。しかし、カブクワ幼虫の体内または表面にコバエの卵や幼虫が付着しているのか、せっかく用意した新しい環境でも再びコバエの発生してしまうこともあります。

飼育ボトルの蓋のサージカルテープ

飼育ケースの本体と蓋の間のコバエ除けシート

上の写真にあるように、私は飼育ボトルの蓋に穴を開けて不織布テープ(タイベストシール/サージカルテープ)等を貼ったり、大きな飼育ケースでは蓋に新聞紙(虫除けシート)等を挟んでいます。蓋への穴開けは、その蓋の素材によってはんだごて又は錐(きり)を使い分けています。

( ペットショップでは、コバエシャッターなど既にコバエ対策の施されている商品が販売されていますが、百匹以上の幼虫を単独飼育飼している私がこれらを買うのは経済的コストが大きいので、100均のボトルを買って自分で幼虫飼育用に加工しています。 )

ポイントは、幼虫がちゃんとボトルやケース内で呼吸出来るよう通気性を確保しつつ、且つキノコバエが通れないよう目安として 0.9mm 以上の隙間を開けないことです。経験上、 1mm の隙間でも侵入されたことがあったように思うので、目視で大きな隙間がないか確認することが重要です。

 

そしてコバエを忌避すべき存在と捉えつつも、一部の飼育ボトル/ケースにコバエが侵入したり繁殖してしまうのはある程度仕方がないことと受け入れた段階では、繁殖したコバエの “ 拡散 ” を防ぐことが次なる重要な観点になります。なぜなら、仮に全ての飼育ボトル/ケース内でコバエが大繁殖したとしても、それらが外に出て来なければ飼育者の目には留まらないから(普段のストレスにならないから)です。

また、外部へ拡散するコバエの数が少なければ少ないほど、他の飼育ボトル/ケースをコバエから守れる確率が高くなります。

飼育ボトルの蓋への穴開け

はんだごてを使った、飼育ボトルの蓋への穴開けについてご紹介します。まず、私が幼虫飼育に使うのは、

★ セリア「PET シンプルボトル M 700mℓ」
→ 国産ノコギリに最適( 大型になるオスにはマットが少ないかも )
★ セリア「PET シンプルボトル L 1000mℓ」
→ 国産ノコギリに適合( 棚等で高さが場所をとる )
セリア「PET ジャーボトル 1.5L 角型」
→ 国産カブトムシ2~3令に適合
★ セリア「PET レリーフボトル 1600mℓ」
→ 国産カブトムシ2~3令に適合
セリア「アルミキャップ PET キャニスター 1600mℓ」
→ 国産カブトムシ2~3令に適合

基本的には上記のグッズになります。補足情報は、私がメインで飼っているノコギリクワガタとカブトムシの二者を参考にしています。飼育に費やす時間もスペースもたくさんあるという方は、もっと大容量の容器を使った飼育環境を用意出来ると思いますが、【マット交換のしやすさ】【飼育スペースの節約】といった合理的な観点を踏まえると種類によって大き過ぎず小さ過ぎない飼育ボトルを選ぶのが好ましいのかなと思います。

 

穴開けの話に戻ります。上記赤枠内で「★印」を付けた商品は蓋がポリプロピレン製(プラ製)になるので、はんだごてで穴開けをします。私の場合はだいたい4~5箇所ですね。

幼虫の飼育ボトルの蓋とはんだごて

はんだごてを当てる面は溶けたプラスチックが塊として残りやすく、反対側の面(貫通する面)は塊が出来ず綺麗なままになりやすいです。幼虫が飼育ボトル内で暴れたりした際に、尖ったプラスチックの塊にぶつかると怪我をする恐れがあるので、はんだごては蓋の外側(表)から当てるようにしています。また、はんだごては必ず換気の良い場所で使用し、使い終わったらすぐにコンセントからプラグを抜きましょう。

 

続いて上記赤枠内で「☆印」を付けた商品は、蓋がスチール製またはアルミ製となっていて、これらの場合は錐(キリ)で穴開けをします。こちらも穴は4~5箇所くらい。

幼虫の飼育ボトルの蓋と錐

はんだごてとはで、錐を当てる面にはダメージは少ないものの、反対側の面(貫通する面)は危険な形状になります。幼虫飼育時の安全を考えると、錐は蓋の内側(裏)から当てるようにします。また、穴開けの際に力加減を間違えると一気に大きな穴が出来たりしますし、勢い余った錐が手指などに当たると大怪我にも繋がるのでその点ご注意ください。

はんだごてであれであれ、蓋に無事穴が開いたら “ 蓋の表側 ” に不織布テープ等を貼るようにします。表側に貼るのは、裏側だと蓋を取らないとテープの状態が確認しづらいからです。私がコバエ対策として使用するテープ類は主に100均のものですが、粘着力の弱さが原因でテープが浮き、コバエの侵入を許す隙間の出来てしまうことが多々ありました。(汗)

幼虫の飼育ボトルの蓋とサージカルテープ(重ね貼り)

経験上、穴に貼るテープの長さをケチると剥がれてしまうことが多かったです。サージカルテープ等の隙間の大きさが気になる場合は重ね貼りするといった工夫が必要ですし、いずれにせよ定期的にテープ(シール)の状態を確認する必要があります。

幼虫の “ 無碍な行為 ” に注意!

飼育者がせっかく飼育ボトル/ケースに上記のコバエ対策を施しても、幼虫本人に対策を台無しにされてしまうことがあります。例えば、幼虫が飼育ボトルの上部にやってきて、アゴでテープを剥がしてしまったり、マットを押し付けてテープを浮かせてしまったりすること等です。

 

あくまで現時点(2021年11月)での私の持論ですが、飼育ボトル内の通気性が悪くてその幼虫にとっての必要な酸素量が少ない場合に、幼虫はマット上部に出てきて結果的に蓋の不織布テープ等に被害をもたらすことが多いように感じます。他方で、比較的に通気性の良い大きなプラケースで飼っている幼虫の場合だと、マットの上部に姿を現すことが滅多にないようにも感じますね。

 

コバエ対策として飼育ボトルの蓋に開けた穴に貼った不織布テープや、飼育ケースと蓋との間に挟んだ新聞紙について、幼虫に攻撃されないようにするにはマットと蓋との距離をとる(マットの高さを低くする)必要があります。私の場合、

● 国産カブトの場合・・・蓋とマットの間を 5cm 以上空ける
● 国産ノコクワの場合・・・蓋とマットの間を 3cm 以上空ける

というのを目安にしています。また以前お話したことですが、飼育スペースに余裕のある場合だと、飼育ケースを2つ使った ※1 絶対に新聞紙(コバエ除けシート)を破られない方法もあります。

マット交換時のコバエ対策

平時(飼育ボトル/ケースを弄らず置いている状態)でのコバエ対策については、上述した通りです。しかし、彼らコバエの侵入を最も警戒しなければいけないのは、飼育ボトル/ケース内のマット交換等をする作業時になります。マットを外に出して広げている状態が一番無防備なので、近くにコバエが潜伏しているとあっという間に侵入されてしまいます。

 

もし侵入してきたコバエをちょうど発見出来たとして、マットの上で潰したつもりになったとしても生存しているかもしれませんし、卵を持ったメスのコバエをマットの中で潰しても、体内の卵は生きていて結局コバエが発生する・・・ことも実際にはあるかなと考えています。

 

残念ながら、マットの作業時にコバエの侵入を完全に防ぐ手段はないと思います。その前提の上ではありますが、私は扇風機(サーキュレーター)を使った対策をしています。例えば台の上でマット交換をする場合は、そこに扇風機の風を当てるのです。風の流れがあるとコバエは飛びにくい(=マットへ向かって飛来しにくい、飛び立ちにくい)のである程度は有効に思います。ただし、参考にされる場合は扇風機の風にカブクワ幼虫が直接晒されないようにご注意ください。

 

コバエの発生したマットの再利用

コバエの発生が確認され、使用済みになったマットの扱いについてですが、最近の私は天日干しをするようにしています。

 

具体的には、室外の直射日光の当たる場所に新聞紙を広げ、その上にマットを薄く広げるというものです。これで ※2 水分が抜けてサラサラな状態になったら、ゴミ袋ゴミ箱などに保管します。そしてそのマットを使いたい時が迫ってきたら、再び直射日光の当たる場所に~の手順を経てから飼育ボトル/ケースへ詰めて加水して使うのです。しかし、残念ながらこの方法でもコバエが再発生してしまうことが一定の確率で起こります。

※2 天日干しを続けても、マットから完全に水分を抜いてコバエの生きられない環境を作ることは出来ません。ただ乾燥&天日の効果によって、コバエの大半を駆逐することは出来ます。

現在の天日干しの方法に落ち着くまでは冷凍方法を試したり、カブクワ飼育を中断する以前はビニール袋に入れてレンジでチンする方法も試していました。しかしながら両者ともにマットの栄養状態の変化が気になるところですし、冷凍方法に関してはコバエの再発生することが多かったように思います。

 

コバエの発生した使用済マットからコバエを駆逐する方法については、今後も研究を続けていこうと思います!

 

最後に

コバエについてだらだらとお話してきました。コバエがカブクワそのものより飼育者にとって有害な存在となる可能性がある一方で、ある程度コバエが発生するのは仕方がない事実を、カブクワを飼育する上では受け入れる必要があります。

 

私は自室(寝室)にてカブクワを飼っていますが、経験上だと1日に3匹以上のコバエを見かけることがあると、どこかの飼育ボトル/ケースから拡散している可能性が極めて高い感じです。キノコバエ自体は自然界やベランダの鉢植えに当たり前にいる生き物ですし、人の体や服にくっ付いて室内へやって来ることも当然ありますね。また、コバエの拡散している飼育ボトル/ケースがなかったとしても、単にマットの臭いに誘引されて部屋にやってくるコバエもいると思います。

 

本日の写真

楊貴妃メラーメダカ F1 ①

今日は撮りたいメダカがいなくて、逡巡の末(笑)に楊貴妃メラーメダカ F1 と撮ってみました。去年2020年生まれの世代で、※3 前回投稿した「成長観察記事」でご紹介したメダカと同じく観察を続けている個体です。

※3 当該記事 → 2021年11月20日の投稿: <第4回>“ 観察No.002:パンダ19メダカ ” の一生 

楊貴妃メラーメダカ F1 ②

ある時から口が開いたままになってしまっている特別な子でもありますね。治療法は分かりませんが、経験上だとちゃんとエサやりをすれば生存に支障はきたさないです。濃い目のグリーンウォーターで飼育していたら、どんどん太るのではないかなと思ったりします。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!