【クワガタ採集⑫】2度目の材採集登山で見つけた “ 非クワガタ ” (2022/1/3)

明けましておめでとうございます!(晴れ)レモンパイです。西暦2022年になりました。暦も年齢も重ねるほど憂鬱に押し潰されそうになる感覚が前年まであったのに対し、今回は多少前向きに年明けを受け止められるようにはなりました。(^^*) 今年も少~しずつ魅力ある人間へと成長出来たらなと思います。

初詣について、私の場合は混みまくる三が日を避けるのが例年なのですが、今年の元日は用事でマイ神社の近くまで行ったので数年ぶりに元日の初詣が実現しました。神社の境内はどこも人が密集していて、一時は入場規制が掛かったことも。「こういう混雑で時間を無駄にしたくない...」と思う反面、「こういう時だからこその貴重な体験だよな...」という思いも湧いてきて何だかんだ楽しかったです。

 

あと、神社の本殿を珍しそうにスマホで撮っている人々を見て「私は月に1回以上参拝に来る敬虔な神道信者だから、年に1回しか来ないあなた達とは “ 格 ” が違うんだぞ!」という “ 敬虔マウント ” 思考をしてしまう私の性格の悪さも感じました。・・・こんな人間ですが、今年も当ブログをよろしくお願いいたします。m(_ _)m

( 昔は自分の性格の悪さを嘆いていましたが、嘆いたところで直らないので今は個性の一つとして受け入れています。 )

2度目の材採集登山の模様をご紹介!

それでは、本題に入ります。2022年の一発目の投稿は「クワガタ採集記事」になりました。この記事の投稿日前日の2022年1月2日に材採集目的で登山してきたので、そのことをご紹介します。

 

結論から書くと残念ながらクワガタには出合えませんでしたが、多少なりとも経験値を積むことの出来た有意義な登山になりました。(^^*)

 

前回の失敗を踏まえた “ 改善点 ” 2つ

最終的な目標としては、ヒメオオアカアシを求めて行っている私の採集登山。 “ 材採集 ” に関してだと実質的に初めてだった ※1 前回の登山では、ホームセンターにて2000円で購入した手斧を持っていきました。

※1 関連記事 → 2021年12月19日の投稿:【クワガタ採集⑪】初の材採集は...惨敗

小型の斧(手斧)

こちらが前回持って行った手斧です。柄の部分も含めて全長約 30cm だったのですが、両手で持てないですし柄が短いので遠心力が生まれず、シースナイフの代用くらいしか威力を発揮しませんでした。単純に山登りに体力を使い過ぎて斧を使う余力がなかったという要因もありましたが、まともに朽ち木を削ることなく惨敗に終わったというのが前回登山の概要ですね。

 

そして、前回の反省を踏まえた改善点2つというのがこちら。

ハルタフォルスの斧

まず、① 斧は柄のより長いタイプの物を用意しました。選んだのは、スウェーデン産ブランド「Hultafors(ハルタフォース)」の全長約 38cm の斧リュックのサイズ(=高さ45cm)の都合上、これと全長約 44cm の斧のどちらを買うかで悩みまして、【収納のしやすさ】や【軽さ】を重視して前者を購入しました。「もしまだ遠心力が足りないと思えば、これを売ってまた買い替えればいいかな?」という考えもありましたね。

続いて、② 荷物の軽量化を実現しました。斧を振る頃にはもう疲れ果てていたら意味ないですからね。具体的にはリュックに入れる物の厳選ということで、重量的に一番減らしたのはペットボトルです。前回の「500mℓ×6本」から「×4本」に減らしました。また当日の朝ご飯はたくさん食べていくと仮定して、カロリーメイト等の食料は前回の約半分に減らしたり。その他諸々の小物は、同等品があるなら軽い方を選んだり。ウェットティッシュについては、飲み物(お茶)とティッシュで代用すればいいかなと思い持って行きませんでした。主な改善点は上述したことくらいですね。

SILVAのコンパス

あと、採集登山6回目にして今更ではありますがコンパス(SILVA製)を持っていきました。本当は高度計を買ったつもりだったんですけどね・・・通販サイトの商品ページで、高度計じゃないなら「高度計」ってワードを被検索目的で使わないで欲しいです。(汗)

 

登山当日

採集ポイントに至るまで

今回も目的地にしたのは地元にある某山地の山で、私が初めてミヤマクワガタ(メス)を捕まえた山でもあります。1月2日は特に予定がなかったのと、「実際のところ三が日に登山をする人ってどれくらいいるのかな?」という興味もあってその日を登山日に選びました。バスも電車も年末年始限定の運行ダイヤということで本数が少なくなっていたので、時間管理には普段より注意しました。

 

登山を始めてしばらくは、整備された登山道を “ 歩いて ” いました。そんな中、【整備されたなだらかで足場のいい登山道】と【整備されていない地面ゴツゴツの登山道】では、体力の消耗や下半身への負担が全く違うなと気付きました。特に体力はあっても体重の重い私の場合は “ 足首への負担 ” がとても違う。当たり前と言えば当たり前だけど、先月に登った山の登山道は足下が不安定だったので、登りにも下りにも体力が削られていたのです。前回体力の残らなかった理由を、今回の登山中に知れてスッキリしました。(^^*)

つまり高山性のクワガタ目当てに山登りをする場合は、登山道が整備されているかどうかという視点も体力温存の為には必要かなと思いました。

冬ということで葉が少なく山肌がよく見渡せるので、案外近い場所に鹿っているんだなと。まず1匹目。

クワガタ採集登山中に見つけた鹿 ②

続いて2匹目。お尻を向けてますが、おそらく木の幹の分かれ目からこちらを覗いていたのだと思います。ディアウォッチングのしやすい季節ですね。

 

登山道を進んでいると “ 沢 ” に出たのですが、今回はここから登山道を進むのを止めて沢登りをすることに決めていました。何で途中から沢登りに切り替えたかというと、

① 他の登山者に見られにくいところで材採集したいから
② 沢登りなら遭難(迷子)するリスクが低いから

という2つの理由です。まず大前提として、私は疚しい気持ちを抱えながらクワガタ採集をしに来たわけではないですし、法律や条例等に照らし違法行為でないと確認した上で山に行きましたが、とはいえ他の登山者の間近で材採集をする程のメンタルは持ち合わせていないです。詳しく知らない人が見たら引くかもしれないし、通報されて面倒なことになるかもしれないし、ましてや登山道という “ 狭い世界 ” において目の前に斧を手に持つ人が現れたら恐怖を与えてしまうと思います。

そこで、今回の山にとっては一般的な登山道ではない沢を登ることに決めました。また、 “ 沢の近くから離れない ” という自分ルールを守れば、山中で迷うことによる遭難リスクは起こり得ないことも大事ですね。私はどちらかといえば、まだまだ登山の初心者ですし。

採集ポイントにて

高度計は持っていなかったので、何となく「800m くらいまで来たかな~」という高さまで着いたら、周辺の朽ち木を見てみることにしました。

クワガタ目的の材割り ①

ユーチューブでいろんな方の材割り動画を拝見しているつもりですが、やはりどれを削ればいいのか分からない・・・立ち尽くしていても時間の無駄なので、とりあえず気になった材は割ってみることにしました。上の写真は、たしか3本目だったかな?誰かの食痕があったけど、 “ 主 ” が誰なのか分からなかったです。クワガタではないなと思い、途中で諦めました。

クワガタ目的の材割り ②

続いて割った材。食痕があるにはあるけど湿っていて、あまりクワガタがいそうな気配はなかったのでこちらも途中で撤退。

クワガタ目的の材割り ③

同じポイントで1時間半ぐらい材割りに集中していて、その後は帰りのバスの時間を考えながら余裕を持って下山していきました。途中、大きな倒木を見つけたので気になり近付いたところ、成虫の脱出口等がなかったのでほぼ削りませんでしたが、その近くにあった朽ち木の根に目が止まりました。何となく削ってみることに。

クワガタ目的の材割り ④

削ってみると、やはり何となく居そうな感じがしました。(^^*) 斧から伝わる材の感触も、硬過ぎず軟らか過ぎずといった感じ。更に削っていくことに。

クワガタ目的の材割り ⑤

こちらは削り落とした片ですが、明らかに大きな生物の食痕がありました!本日見た中では一番大きかったので、「ここを削っていればクワガタに合える!」と信じ削り続けました。とはいえ本体を削ってしまうリスクも考えなくてはいけなかったので、慎重になるべきと思った場面ではシースナイフも使いました。

クワガタ目的の材割り ⑥

削っている途中、何かの成虫のいる蛹室を発見しました。本体を取り出して確認したかったですが、私の刃物スキルの不足でなかなか “ 傷付けずに取り出す ” ことが難しく・・・結局諦めました。(汗) 外から覗いた感じだと、赤みの帯びた体で細長い甲虫でしたね。

クワガタ目的の材割り ⑦

そして本日のハイライトがこちら。頭部がオレンジ色の幼虫が割った材の中から出てきて、「遂にクワガタ材採集の初成功か!?」と興奮しました。しかし、肛門のある付近を見ると縦割れではなく横割れ、つまりカブトムシと同じお尻の形だったので・・・これはクワガタではありません。クワガタの幼虫はノコクワくらいしか観ていませんが、よく観察しているとお尻以外にも全体的に違和感がありました。他にももう1匹同じくらいのサイズの幼虫を見つけましたが、そちらもやはり別の昆虫でしたね。

結局、今回の材採集はこれにて終了ということで成果はありませんでした。最後に削った朽ち木の根にあった、大きな食痕の主に出合えなかったのが心残りですね。でも、実際に材を割ってみないと分からない(言葉で言い表せない)感覚がたくさんあったので、次回の材採集にて活かせる経験も多いのかなと思いました。また近いうちに材採集登山にチャレンジしようと思います!!(^^*)

 

最後に

「三が日の登山者数」についてですが、昨秋の平日登山に比べると多いとも少ないとも分かりませんでした。山一つ登っただけでしたし。(汗) ちなみに今回の山の中ですれ違ったのは、7~8人程度です。

 

今回持って行った全長約 38cm の斧は、それなりに使えました。(^^*) より柄の長いタイプなら材割りはもっと容易になるはずですが、持ち運ぶ際の収納方法とか重量の観点で面倒なことになるので、しばらく同じ斧を使い続けようと思います。

 

登山道から離れないと、まともに材採集することは難しいです。しかしいざ登山道を離れると遭難のリスクが高まることにご注意ください。今回も怪我はなかったものの、山の斜面を滑り落ちそうな危ない場面は何度かあったので、安全第一の心構えはお忘れのないように。

牛タン定食

最後関係ないですが、夜ご飯は牛タンを食べました。(*^0^*)♪♪

 

本日の写真

2022年は寅年ということで、飼っているメダカの中で一番 “ 寅 ” と関連性の高い個体を撮ってみました。

白虎メダカ F1 ①

白虎メダカ F1 です。本来はもっと斑(墨)表現のカッコいい種類なのですが、私の手元にいるのは斑表現の薄い彼だけです。卵1個の頃から観察していて、年齢は2歳半くらい。元々背中の湾曲している個体なので、その点はある意味虎っぽいのかもしれません。(笑)

 

クワガタ飼育や採集の方はモチベーション高いのに、メダカについては冷え込んだままの状態が私の心の中で続いてます。他ジャンルのネタに手を出すことも多くなってきたので「メダカブログ」と標榜し続けることに少し気持ち悪さを感じたりもしますが、人間関係と同じで長い付き合いを実現する上では、距離感が変わるのはある意味健全なことなのかなとも思います。

 

今年もメダカネタは少なくてもたまには投稿するので、メダカ記事投稿のお知らせをツイッターとかでご覧になって気になった際に、また覗いていただけたら幸いです。今年2022年もよろしくお願いいたします!!(^^*)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!