【観察No.001】あるメダカの一生(第7回)

こんばんは。(雨)レモンパイです。ツイッターのタイムラインではメダカの産卵情報がちらほら見られる中、私の飼育下ではまだエサやりもままならない日々にもどかしさを感じています。今夜はマロンゴールドという種類のさつまいもを使い、さつまいもご飯を作ってみました。舌が栗ご飯よりも美味しく感じるのは、そもそも栗ご飯があまり好きじゃないからかもしれません。

学生時代に学校行事で演劇や歌舞伎を鑑賞して以来、今まで一度もそういう類のものを観に行ったことがなかったのですが、先日ふと「舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』」を観に行きたくなりました。視力は悪いのでどうせ双眼鏡は使うと思い、だったらどこに座ってもいいじゃんということで一番安い最後列の席を取りました。本公演は7月からですね。

 

何で観に行きたくなったのかというと、藤原竜也さんの生の演技を観たいから。私にとっては『DEATH NOTE』で初めて知って以来、よく画面越しにお見かけしてきた俳優さんで、こんな先の見通せないご時世でもありますし一度は観ておきたいなと思ったのです。(^^*)

 

【観察No.001】というメダカの一生

それでは、本題に入ります。個々のメダカの一生をまとめる「成長観察記事」の投稿です。2019年5月より始めた、この成長観察のプロジェクト。先日はその一番最初に観察し始めた個体が遂に往生したので、この記事を書くことになったのです。

 

その死んでしまった個体の概要と写真記録についてご紹介します。

 

【観察No.001】とは?

私が【No.001】と呼んできた個体は、ハウスネームだと「梵灯19」メダカ(ぼんとういちきゅうめだか)になります。 “ 梵 ” 天メダカと “ 灯 ” メダカの異種交配子孫の、20 “ 19 ” 年作出版ということで、そう命名した系統です。

「梵灯19」メダカ ①

「梵灯19」メダカ ②

上の写真は、2年前(2020/4/1)に撮影した「梵灯19」メダカの兄妹たちになります。梵天特有の頭光表現を見せる個体はほぼいなくて、基本的に幹之メダカと外見は変わらない感じでした。彼ら大勢いた兄妹とは一度も混泳することなく、1匹だけで隔離飼育し続けてきたのが【No.001】なのです。

煮干し君

また、私が煮干し君と呼んで寵愛してきた背曲がり個体も「梵灯19」メダカになります。特別だった煮干し君をそうしたように、【No.001】についても私の飼育記録上では最長寿だった個体ということで ※1 液浸標本へと加工している最中です。

【No.001】の成長記録

それでは、【No.001】の成長記録を見ていきます。最初に観察し始めた最長寿個体ということで、写真の数が150枚弱あるのですが、流石に1枚1枚をご紹介する程の時間と熱意まではありませんので、写真全てのインデックスピックアップした写真だけアップロードすることにしました。

全写真のインデックス

まずはインデックスについて。【No.001】の写真を撮った日付順にフォルダにまとめ、12枚ずつ分けてみました。日付の付いていない写真は、その左隣(左端なら上段右端)の写真と同じ日付ということになります。

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ①

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ②

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ③

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ④

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑤

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑥

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑦

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑧

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑨

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑩

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑪

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑫

最長寿メダカ【No.001】のインデックス ⑬

・・・ここまでの13枚(計147枚)までが、生前の写真になります。これが【No.001】という識別個体の証拠ということです。続いて、ピックアップした写真について見ていきます。

 

~採卵&孵化、成長~

「梵灯19」メダカの一生 1

【観察No.001】に出合ったのは、2019年5月21日のことでした。産卵床に付着していた卵の中から1個を選び、生涯に渡って観察(撮影記録)を続けることに決めた瞬間です。

「梵灯19」メダカの一生 2

産卵8日目。当初カビ予防の為にメチレンブルー水溶液を使っていて、その濃度が濃かったので卵内部までが青くなっています。どれくらい使い過ぎると生体にとって害が出るのかは分かりませんが、生きている卵の内部まで濃く染めてしまうのはよくやってしまいがちです。(汗)

「梵灯19」メダカの一生 3

産卵12日目です。メチレンブルー水溶液の使用を控えていたら、再び卵内部の色が澄んできました。

「梵灯19」メダカの一生 4

そして産卵13日目、つまり産卵12日後に【No.001】は無事孵化しました。生まれは2019年6月2日ということに。

「梵灯19」メダカの一生 5

「梵灯19」メダカの一生 6

生後15日目。私の飼育方法や6月上旬~中旬という時期を考慮すると、サイズ感からして順調に成長していたと思います。

「梵灯19」メダカの一生 7

「梵灯19」メダカの一生 8

生後20日目。体のライン、特に上見での見た目がしっかりしてきました。

「梵灯19」メダカの一生 9

「梵灯19」メダカの一生 10

生後27日目。背骨の曲がり癖の強い個体だとこの時点で既に分かったりするので、その観点では将来整った体型になるのかなと思っていました。

「梵灯19」メダカの一生 11

「梵灯19」メダカの一生 12

生後36日目。まだ体外光らしきものは確認されません。幹之系(体外光系)のメダカの場合、将来背中を広く覆うような体外光の乗る個体は、小さいうちから光が出現しやすいです。

「具体的に体長何cmから光が出るの?」と問われると困りますが、【No.001】についてはあまり体外光の発達しない個体なんだなと、早い段階で思ってはいました。

「梵灯19」メダカの一生 13

「梵灯19」メダカの一生 14

生後46日目。写真全てをチェックした上で、この時が一番マリンブルーメダカみたいな体内光の青さが際立っていました。

「梵灯19」メダカの一生 15

「梵灯19」メダカの一生 16

生後80日目。立派な大人になったなと思います。(^^*) 6月に孵化する個体だと、だいたい3ヶ月以内を目安に繁殖可能な体へと育て上げられますね。

「梵灯19」メダカの一生 17

「梵灯19」メダカの一生 18

生後208日目。体外光が、背びれの前方の付け根から少しだけ伸びていますね。

「梵灯19」メダカの一生 19

「梵灯19」メダカの一生 20

生後271日目。魚生で最初の越冬に成功し終えたタイミングになります。

「梵灯19」メダカの一生 21

「梵灯19」メダカの一生 22

生後342日目。全ての写真を振り返った中で、この頃までの【No.001】が一番の健康体(健康のピーク)であったように思います。

「梵灯19」メダカの一生 23

「梵灯19」メダカの一生 24

生後435日目。夏の暑さに参ったのか、若干痩せて体型が崩れたような印象です。

「梵灯19」メダカの一生 25

「梵灯19」メダカの一生 26

生後458日目。【No.001】の飼育を始めて最初の危機が訪れました。この頃は私自身の心身の不調が酷くなる時期と重なっていて、細やかな体調把握が出来なかったこともあり腹部の膨らみが消えてしまいました。ヒレも弱々しい感じだったので、この時期に力尽きていてもおかしくなかったと思います。

「梵灯19」メダカの一生 27

「梵灯19」メダカの一生 28

生後509日目。何とか、最初の危機を乗り越えることが出来ました。横見での腹部の感じだと不格好に見えるものの、全体として肉付きは増したので一安心です。

「梵灯19」メダカの一生 29

「梵灯19」メダカの一生 30

生後638日目。2度目の越冬に成功しました。昨夏(2020年)に比べると肌艶も改善されたように思います。

「梵灯19」メダカの一生 31

「梵灯19」メダカの一生 32

生後710日目。1年前(2020年)の5月と同じような、しっかりとした安心出来る体型に戻ってくれました。

「梵灯19」メダカの一生 33

「梵灯19」メダカの一生 34

生後809日目。やはり1年前の8月頃と同じく、体調を崩してしまいました。この頃も脱落してもおかしくないタイミングでした。

「梵灯19」メダカの一生 35

「梵灯19」メダカの一生 36

生後922日目。再び健康そうに見える姿を取り戻すことが出来ました。

「梵灯19」メダカの一生 37

「梵灯19」メダカの一生 38

生後977日目。【No.001】にとって3度目の越冬期間が終えようとしている段階です。彼の今までを考慮すれば肉付きは心配のないレベルですが、ヒレに張りがありません。

「梵灯19」メダカの一生 39

「梵灯19」メダカの一生 40

生後1005日目。急に背中が縦方向の「くの字」型になってしまいました。これは老化現象としてあるあるなことで、最期の近いメダカに出がちなサインでもあります。

「梵灯19」メダカの一生 41

「梵灯19」メダカの一生 42

生後1028日目。これが、【No.001】の生前最後の写真となりました。ふらふら泳ぎをしていて、もう食べる気力もなさそうな感じ。この頃から既に、ほぼ毎日彼の生存確認をするようになりました。

「梵灯19」メダカの一生 43

私が最後に目視で生存を確認したのは、2022年4月1日。その翌日に彼の様子を見に行ったところ、綺麗な体でこと切れているのを発見しました。没日は4月2日と推定し、【No.001】の寿命は1035日となりました。

 

最後に

「梵灯19」メダカを飼っていた水槽

今回の主人公の【No.001】に限らず、観察個体については上の写真のような小さな容器で個別飼育をしてきました。地震対策による水位下げをすると、飼育水量は 1300mℓ 程度です。私の場合、どうしてもメダカの飼育スペースに限りがあるので小型容器を使わざるを得なかったものの、もっと容量のある容器(水槽)で飼育していれば水質も体調も安定したと思います。【No.001】の寿命は1035日(2年10か月)となり、前回投稿の ※2 【No.005】の記録を更新しました。

【No.001】は、1歳を越えてからだとだいたい8~9月頃に体調を崩していました。 “ 真夏の暑さ ” と “ 季節の変わり目 ” はどのメダカにとっても身体的負担が大きいのかなと思います。

 

背曲がりのある個体は基本的に選別外にしていますが、【No.001】の横見写真を振り返ると、(最期の特別な背曲がりを除き)撮る日や撮るタイミングによって微妙に背骨の真っ直ぐ加減が変わっていることが分かりました。極端な背曲がり個体であれば今まで通り選別外にするとして、微妙な背曲がり加減の個体であれば選別は急がずしばらく様子見した方がいいのかなと思いました。

 

本日の写真

今回は、【No/001】とゆかりのある子孫を撮ってみました。

刀メダカ F1 ①

自宅で「刀(かたな)」と呼んでいるオリジナル系統の、2021年生まれの世代である刀メダカ F1 です。

刀メダカ F1 ②

体外光のあるマルコ体形(=背びれ無し体形)です。【No.001】はずっと単独飼育だったので繁殖は行ってきませんでしたが、彼の兄妹はこの刀系統の祖先にあたります。個人的に “ 血の繋がりが続いていくこと ” にエモさを感じるので、どの観察個体についても直接的な子孫はいなかったとしても、他の兄妹に繁殖をちゃんと任せて血が途絶えないようには意識しています。(^^*)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!