こんばんは。(晴れ)レモンパイです。先月末に痛めた両膝が、なかなか治りません。例えば肘を痛めた時だったら患部を使わないよう意識して生活することは出来ますが、膝は使わざるを得ない部位なので難しいなと思います。悪化はしていないのでまだ様子見で、最近アイシングが有効な気がしてきました。今夜は “ 梅蘭焼きそば風 ” の堅焼きそばとワンタンスープを作りました。(^_^*)
【観察No.003】というメダカの一生
それでは、本題に入ります。メダカを卵1個の状態から没するまで観察しつづける、というコンセプトの「成長観察記事」の投稿です。
今年は数少ない観察個体の脱落が相次いでいて、先日もまた長寿記録を更新する可能性の高かった個体がお空へ旅立ちました。その個体の名は【観察No.003】でした。
【観察No.003】とは?
まず、今回の主人公である【No.003】の素性についてご紹介します。
上の写真に写るのは、親魚にあたる白虎メダカ P (びゃっこめだか)です。このブログで初めてご紹介した際はどこで購入したのかを濁しましたが、愛知県の一宮市にある専門店「クリーク」さんの店頭で購入した1ペアです。
子孫 F1 全体はあまり数が入手出来なかったという結果に終わったことはさておき、たまたま私は観察個体に【No.003】を選んでいました。白虎 F1 世代は通常累代させず、当時まだ自宅にいた幹之系統と統合交配させることになったのですが、その際に他の白虎 F1 達の中にオスが1匹もいなかったことから、白虎 F1 側で唯一のオスでもあった【No.003】には一時親魚として活躍してもらいました。観察個体については生涯単独飼育を基本としているものの、成長観察個体を繁殖に携わらせたのは【No.003】が現状唯一の例です。
【No.003】の成長記録
では、【No.003】の成長記録についてご紹介します。
全写真のインデックス
【No.003】の写真数も膨大で、1枚ずつ載せるのは骨の折れるどころではないので今回もインデックスを用意しました。
最後の写真は没後の姿なので、計125枚ということになります。ただ、【No.003】が繁殖に携わった経歴のあることや、個人的に彼がイケメンに見えたこともあって「成長観察記事」用ではない写真もこのブログでは何度かご紹介してきました。そういう写真も含めると、140枚程度はあるのかなと思います。
続いては126枚の中からピックアップしたものについて、いくつかご紹介していきます。(^^*)
ピックアップ成長記録
【No.003】との出合いは、2019年6月25日。前日に白虎メダカ P の水槽に沈めた産卵床を引き揚げ、先端部分に付着していた卵を選んだのです。そうそうこの写真を見て思い出しましたが、白虎メダカ P から子孫数を満足に入手出来なかったのは、無精卵が多かったからです。【No.003】の周囲2つの卵は、最初から潰れているので無精卵。
採卵6日目。分かりづらいですが、黒目だけでなく白目部分も確認出来ます。
そして、針子の姿となった【No.003】と初対面したのは2019年7月2日となりました。この日を彼の孵化年月日として、寿命をカウントしていくことに。また孵化までに要した日数は7日間と短めなので、この頃は季節以上に温暖だったのかなと思います。
生後10日目。スマホ用マクロレンズで接写してみました。 “ 針 ” 子という名前に相応しい、針のような形状です。
生後18日目。まだ幼いこの子の観察をしていて「面白いな」と思ったのは、頭部が『くいっ』と曲がっていたこと(頭部と背部の間に段差)です。美形ではないと捉えることも出来ますが、シャチホコのようなカッコいいオーラを纏う予感もしました。
生後28日目。順調に育っています。
生後52日目。腹びれと尻びれに光が乗ってきました。個人的に “ ギラギラ光 ” と表現したこともあるこの特徴は、グアニンと呼ぶみたいです。
生後114日目。体外光が乗ってきたものの、父親のような金色味の要素はなさそうです。
生後187日目。頭部が『くいっ』と曲がっているというより、猫背が強い(背中が厚い)という表現の方が適当かもしれません。いずれにせよカッコいいなと思っていました。(*^^*)
体外光がより太く、ハッキリとした印象です。
生後326日目。肌艶や肉付き良さ、体外光の輝きなど様々な要素を総合的に踏まえると生後1年前後までの期間が【No.003】の全盛期であったように思います。
生後428日目。【No.003】に限らず他の観察個体も含めて、体調を崩していた時期でした。私自身も体調を崩していて、細やかなケアが出来なかったです。体外光も体表も弱々しそう。
生後608日目。2度目の越冬を終えたころで、体型が改善されてきました。体外光は萎んだままの印象です。
生後750日目。高齢メダカらしい雰囲気があります。1歳頃までと比べると、透明感の薄れた感じです。
生後878日目。上見だと<頭部↔腹部↔後方部>のそれぞれの分け目の段差が大きく見え、痩せています。
同じく生後878日目の横見です。高齢メダカにありがちな後天的な背曲がりが進行しています。
生後947日目。3度目の越冬期間の終盤です。更に痩せてしまいました。
生後975日目。また背曲がりが進行していますね。
生後1009日目です。1000日を突破したのは【No.001】に続いて2匹目の記録です。更に容体が悪化しているように見えます。上にある2枚の写真が、【N0.003】の生前最後の成長記録となりました。
そして生後1028日目である2022年4月24日のお昼過ぎに、【No.003】がこと切れているのを発見しました。前日まで生きている姿は確認していたのでこの日4月24日を推定没日とし、彼の寿命は1027日ということになりました。
最後に
寿命が1027日というのは、※【No.001】の1035日という記録に並ぶ2番目の数字です。現在の私の飼育力量では、2歳10か月が限界ラインといったところでしょうか? 3歳の壁が手の届きそうで高く感じます。
【No.001】の記事でも触れたように、もう少し容量のある飼育容器で飼っていたら更なる長生きを目指せたのではと考えています。具体的には2ℓの飼育水は欲しいかな?
本日の写真
今日は、黒百式メダカのメスを撮ってみました。何でこの子を撮ったのかというと、今年2022年の自宅メダカの中で初めて見つけた抱卵個体だったからです。例年なら3月下旬に見つかるのですが見つからなくて、それはやはり昨年の越冬前の栄養状態が充実していなかったことが影響しているのかなと考えています。「メダカの繁殖」って繁殖シーズンじゃない時の飼育も大切ですよね。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!