水流の加減

こんにちは。(くもり)レモンパイです。

 

昨日はメダカの持ち運び時のことについて書きましたが、記事を書いている途中にあるメダカを思い出しました。それは、過去に飼育していた黄金兜メダカのことです。黄金兜とは、〈 幹之系 〉&〈 背中光が金色 〉のメダカなのですが、そのメダカを購入したのは愛知県の某アクアショップでした。購入後に乗った新幹線の中では、ずっとビニール袋を手で提げて持ち続けたという、なかなかしんどかった思い出があります。(笑)

 

メダカとフィルターの水流

では、本日のお題に入ります。メダカの飼育水をろ過させて安全な水質を保つために、フィルターを活用されている飼育者は多いですが、一部のフィルターには水槽内に水流を起こすものも存在します。私が室内水槽に使っている2つのフィルターは、水流を発生させる外掛け式フィルターなのですが、メダカと水流の関係について書きます。

 

メダカの棲む環境の水流

メダカは自然界だと、池や田んぼ等に生息していますが、それはどこも水流がとても穏やかな場所に限られています。しかし、水流の強い( 速い )環境だと、その場に留まる為に流れに向かって泳ぎ続ける必要があるので、小さな体のメダカはどんどん体力を奪われてしまいます。綺麗な水質の淡水であっても、流れの速い場所では根付くことが出来ないのです。

 

理想的な水流

よって、メダカを飼育する際も、出来るだけ水流が起こらないようにフィルターを調整する必要があります。具体的に「どのくらいの強さまでなら水流を起こしてもいいのか?」については、水槽の大きさや使うフィルターの種類によってケースバイケースだとしか言えないのですが、私の場合だと水流を調整可能な範囲の中で最弱~弱に設定していることが多いです。

 

最近の私は、室内のメダカ水槽においてフィルターを1日に1時間未満しか稼動させないことが多いです。それは、メダカに対する水流の影響を考慮しているからではありますが、水槽内にソイル等の床材を敷いていることにより、フィルターを長時間稼動させなくても水質を安定した状態に保つことが出来るような環境を整えているからでもあります。水流が気になるなら、水流を生むようなフィルターを使わないという選択肢も考えましょう。

 

飼育者の中には、「ある程度の水流を起こすことでメダカが鍛えられ、健康に飼育することが出来る」という旨の考えを持たれている方がいらっしゃいますが、私はその考えに否定的です。

 

そもそも普段から泳いでいるメダカをたくさん泳がせること( =水流を起こす )と健康との因果関係が分からないですし、体調を崩している個体が水槽にいる場合は、水流が彼らの体力をさらに奪う可能性があるからです。

 

アクアショップの強い水流

最近はだんだん減ってきたと感じるのですが、アクアショップによってはメダカ水槽で強い水流を起こしているところもあります。これは私の推測の域を出ないのですが、アクアショップが水流を強くするのは、販売しているメダカを元気に見せようという狙いがあるからだと考えています。

 

確かに、強い水流の中で泳ぐメダカは一見、元気そうに見えるのですが、強い水流の環境下ではメダカは確実に弱っていきます。また、メダカは実際に弱ったとしても、水流に向かって泳ぎ続けようとする生き物なので、強い水流の水槽では健康なメダカかどうかを見極めるのが難しくなってしまいます。

 

本日の写真

白メダカ

写真は、自宅で唯一の白メダカです。私が今夏にシルバーメダカと交配させたメスになります。春からずっと室内水槽で過ごしています。

 

室内のメダカ水槽では2つのフィルターを使っていると上述しましたが、それら以外の9割以上の自宅水槽にはフィルターを使っていません。(笑) もちろん、フィルターを稼動させた方が水質を安定させやすくはなります。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!

 

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