メスの過抱卵

2020/5/23追記:こちらの記事は、当ブログを開設して間もない2016年9月15日に投稿したものです。同等の内容でより分かりやすくしたものを、2018年9月1日にメダカの過抱卵についてという記事として再投稿しておりますので、お手数ですがそちらをご覧いただけると幸いです。m(_ _)m

こんにちは。(晴れ)レモンパイです。

 

昨日、今まで当ブログで投稿してきた記事をざっと見返してみたのですが、2016/9/6:「我が家のザリガニ事情」の記事を見て、お伝えしていなかったあることに気付いたので、まずそれをお伝えします。

 

その記事では、「ザリ子が脱走するけど水槽に合う丁度いい蓋がない」ということを書きましたが、あれから脱走対策の為に、ザリ子も小さな飼育ケースに入れて水槽に沈めることにしたのです。これで3匹全員の脱走の可能性は消えましたが、水槽掃除の際の手間がまた増えてしまいました。(笑)

 

メスの飼育の注意点

では、本日のお題に参ります。メダカのメス特有の病気のことについてです。

 

メスの性質

昨日のブログの最後で、幹之本ダルマのメスの写真を載せました。画質が悪くて分かりづらいのですが、あの写真ではメスが抱卵しているのが確認できます。しかし、実はあの幹之本ダルマは、1匹だけで1ヶ月近く飼育し続けてきました。

 

何が言いたいのかというと、メダカのメスは繁殖可能サイズになると1匹だけでも抱卵をするということです。

( 相手のオスがいない中での放卵ということなので、卵は全て無精卵です。)

 

過抱卵とその解決法

そこで、注意してもらいたいことがあるのですが、メダカのメスは成長した卵を体外に放出できずにお腹がパンパンに膨れてしまう “ 過抱卵 ” という病気に罹る可能性があります。この病気に罹った個体の早期発見・早期治療が出来ないと、最悪の場合そのメスは力尽きてしまいます。

 

その過抱卵の予防や治療に必要なのは、繁殖可能サイズの健康なオスの存在なのです。オスがしっかり求愛行動をしてくれれば、メスは産卵という形で抱えている卵を体外に放出します。逆に、健康で繁殖可能なオスの存在以外に、過抱卵の予防、治療出来るものはありません。

(メダカはあまりにも小さい生き物なので、手術のようなことをして過抱卵を治すのは不可能です。)

2017/5/18追記:繁殖可能サイズの健康なオスが水槽内にいても、過抱卵が解消されないまま力尽きてしまうメスも中にはいます。

 

オスとの相性問題

“ メダカのオスとメスには相性があり、相性が悪いと求愛や抱卵に至らない ” という旨の主張を、メダカに関した書籍やネット上の記事で見かけることがあるのですが、その考えについて私は否定的です。個々のメダカのコンディションに問題があったり、その他様々な条件が整っていないことが繁殖の上手くいかない原因だと考えているからです。

 

まとめ

本日は過抱卵についてお話してきましたが、メダカを飼育する場合は、メスの過抱卵を予防・治療する為、メス1~3匹につきオスを1匹は用意できるような割合でメダカを抱えていると安心だと思います。

 

そして、過抱卵の症状がなかなか治らないメスに対しては、症状の進行を遅らせる為に、与えるエサを少量にする、もしくはエサを全く与えないという対処が有効です。

 

本日の写真

天の川の若魚

写真は、本日撮った天の川メダカ F1 の若魚さんです。天の川という名前のメダカは他にも見かけたことがあるのですが、自宅の天の川はクリーム色の光体型メダカのことです。ひし形の尾びれってカッコいいですよね。(^_^)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!