こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今夜は真鱈の味噌鍋を作ってみました。鍋物って作る手間が少なくて楽だけど、肉または魚がそれなりの量必要ですし、基本的にはキノコや野菜を都度買うことになるのであまり節約にはならない気がします。
お菓子の箱の絵柄でプラパンストラップ作り!
それでは、本題に入ります。「ハンドメイド記事」の投稿です。私は数年前からお菓子の箱などの素敵な絵柄を利用したストラップ作りが出来ないか考えてきたのですが、先日にようやくそれを実現することが出来ました!単に切り抜いただけの状態でなく、プラバンやUVレジンを用いて実用的なストラップを作ってみたのでその作成工程をご紹介します。
今回ご紹介するのは7つの作品になります。何かご参考になれる情報を見つけてくださいましたら幸いです。(^_^*)♪♪
今回素材にした “ 絵柄 ”
まず、今回作品作りに用いた絵柄をご紹介します。
上の写真には3つの箱(絵柄の大元)が写っています。
・森永 練乳ケーキ
・ミスドのドーナツ用土台
ミスドの「ドーナツ用土台」というのは、2022年のポケモンドーナツ用のものです。可愛い絵柄なので、綺麗な状態のものをいくつか保管していました。
そして、用意した箱から使いたい絵柄を切り抜いてみました。この中から7つの作品を作るのですが、大まかに分類すると、
⇒ UVレジン不使用
(2)プラバンに絵柄を貼り付ける作り方
⇒ UVレジン使用
(3)焼いたプラバンに絵柄を貼り付ける作り方
⇒ UVレジン使用
このような3タイプになります。それでは1タイプずつお話します。
作り方【1】:プラバンで絵柄を挟む
最初にご紹介するのは、透明プラバンで絵柄を挟む方法です。
扱うのは「トゥデイ フォーカス」の絵柄。小回りの利くタイプのはさみで慎重に切り出しました。ビスケットが写るこの面を表にします。
裏では、同じく箱から切り出したロゴを見せることに。ボンドで貼り付けました。
ボンドが乾いたら、絵柄より大き目にはさみで切り出した ※1 透明のプラバンを2枚用意し、片方の手の指で挟み固定します。その状態で、絵柄の四隅の際をホチキスで留めました。特に理由はないですが、今回ホチキスは裏面から打っています。
四隅を留めた後は、絵柄の周囲全体もホチキスの針で囲いました。ストラップ用の穴を1穴パンチで作り、針の外側の余分なプラバンをはさみで切り落としたら完成です。
作り方【2】:プラバンに絵柄を貼る
続いての作り方は、プラバンに絵柄を貼る方法です。2つの作品をご紹介します。
片面貼り付けバージョン
こちらは「森永 練乳ケーキ」の牛の絵柄です。スーパーの苺売り場でよく見かける顔ですね。これをそのまま生かします。
絵柄の輪郭を考えアバウトに切り出した白いプラバン(厚さ 0.2mm)を用意し、絵柄をボンドで貼りつけてから、絵柄の縁に沿って少しだけ余白を残しながらに切り抜きました。ストラップ用の穴をパンチで開けることも忘れずに。
この作品は、上記のプラバンを切り抜いた段階で完成としても構いません。でも、擦れ等によって絵柄が傷付くことを防ぐ観点や、ストラップとして重量感の欲しい思惑から、UVレジンでコーティングすることにしました。また、UVレジン液を直接垂らしてしまうと絵柄にレジン液の染みてしまう恐れがあったので、 ※2 絵の具用のメディウム(下地/添加剤)で先にコーティングしてみました。表の面全体に、筆を使って<塗る&乾燥>の工程を2回施しました。
レジン液の染み込み防止措置が済んだら、レジン液を使って最終コーティングを施しました。中央に液を垂らし、爪楊枝で薄く広げてUVライトの照射。レジンが硬化したらこれにて完成です。以下でご紹介する他の作品でも、<メディウムによるレジン液の染み込み防止コーティング>と<レジンのコーティング>の2つの工程は取り入れました。
両面貼り付けバージョン
今度は、プラバンの両面に絵柄を乗せるバージョンをご紹介します。同じく「森永 練乳ケーキ」の箱から切り出した絵型です。
表の面が練乳チューブで、裏の面はケーキの絵柄(スポンジと練乳の写っている部分)にしてみることに。練乳チューブと同じ形に、ケーキの絵柄を切り取りました。
絵柄より大き目の白いプラバン(厚さ 0.2mm)を切り出し、絵柄の縁に沿って余白を残しながらサイズを整え、片方の面には練乳チューブの絵柄を、その裏の面にはケーキの絵柄をボンドで貼り付けました。
ボンドが乾いたら、ストラップの為の穴をパンチで作りました。今回のパンチ穴は絵柄を貫通させましたが、プラバンにだけ穴を開けるように余白部分を確保しておいても良かったですね。あとは、<メディウムによるレジン液の染み込み防止コーティング>と<レジンのコーティング>を施しました。
作り方【3】:焼いたプラバンに絵柄を貼る
最後にご紹介する作り方は、焼いて収縮させたプラバンに絵柄を貼る方法です。ミスドのポケモンの絵柄を素材に、2通りの計4作品を用意しました。
プラバンを焼くという面倒で繊細な工程を挟むので、事前準備が必要です。白色のプラバン(厚さ0.2mm)と透明のプラバン(厚さ0.2mm)の2つを使うのですが、それぞれ ※3 事前に試し焼きをして収縮率を算出する必要があります。それぞれのプラバンの隅から、カッターとカッターマット、定規を用いて 5cm 角の片を取り出しました。
そして、170℃ で予熱したオーブンで焼いてみた結果がこちらになります。焼いた後の縦辺と横辺の長さを測ることで、焼くとどれくらい縮むプラバンなのか?が分かるのです。つまり、最終的に用意したいサイズを収縮率で割れば、どのくらいのサイズで型を切り抜けばいいか分かります。
使用するプラバンの試し焼きが済んで縦横の収縮率が分かったので、「理想の焼成後のプラバンのサイズ」を「収縮率」で割って焼く前のプラバンのサイズを算出しました。そして、用意していたピカチュウの絵柄を貼りたい白いプラバンは、上のように切り取りストラップ用の穴も開けました。
こちらはプリンの絵柄を使う作品です。透明のプラバンは紙ヤスリ(←今回は粗さ#400)で片面を磨き、磨いた面にコンパスで円形(←算出した焼く前の大きさ)の線を引いて、ストラップ用の穴の分も含めて切り出しました。
プリン用のプラバンを紙やすりで削ったのは、コンパスの線を引く以外にも着色をしたかったからです。せっかく3体分あるので、
・ダイソーの「ポスティラ(水性ポスターカラーマーカー)」
・三菱鉛筆の「ポスカ(水性ポスターカラーマーカー)」
の3つを試してみることにしました。
そして、プリン用の3つのプラバンはこのように塗り分けました。ピカチュウ用の白いプラバンも含めて、これらを1つずつ ※4 オーブンで焼いてみました。それぞれ収縮が終わったのを確認し10秒ほど待ってから(←合計で 40~50秒くらい)、オーブンから取り出してすぐ平らな場所に置いて上から辞書を乗せ、平らになるよう成形します。
焼き上がり後の姿はこちら。4つとも、変に歪んだり凹んだりすることなく綺麗に縮んでくれました。(^^*) 上の写真の中では、プリン用の3つのプラバンは着色していない面が上を向いています。
着色した面はこちら。着色した際の “ 塗りムラ ” が現れていて美しくないので、こちらの面にプリンを貼ることにしました。ピカチュウもプリンも、それぞれボンドで焼いたプラバンに貼り付けて、<メディウムによるレジン液の染み込み防止コーティング>と<レジンのコーティング>を施しました。
完成後の作品紹介
最後に、それぞれの作品に留め具を付けてストラップとして完成させました!
まとめて撮るとこのような感じです。それぞれの作成方法におけるメリットやデメリットを見ていきます。
まずは1つ目は、透明プラバンでビスケットの絵柄を挟んだ作品です。とてもシンプルな構造なので、思い立ってから 30 分で仕上げられるような手軽さが魅力。絵柄部分は完全に閉じ込めているわけではないので、雨に濡れると絵柄が残念な姿になる可能性はあります。
また、今回は面倒臭さが勝って手を付けなかったのですが、ホチキスの針の先端部分が危険といえば危険なので、その部分だけレジンやら透明度の高いボンド等で隠してしまうのが望ましいですね。
2つ目は、牛の顔の作品です。艶出し効果のあるメディウムを使用した甲斐あってか、売り物でもおかしくないような美しさを感じます。比較的に簡単に作れると思います。
留意点としては、絵柄を貼った面が内向きに沿ってしまうことです。※5 ボンドを使用した際に反り、レジンを使用した際にも反りが進行しました。これはこれで味にはなるので、捉え方次第でしょうか・・・!?
3つ目は、練乳の作品です。プラバンの表にも裏にも、絵柄とメディウムとレジンを乗せているので作成に時間が掛かります。2つ目の牛の顔の作品と同様の簡単さではありますが。
牛の顔の作品と違うのは、表の面にも裏の面にも両方加工を施しているので反りの程度が相殺されていることです。先に絵柄を貼った表の面の方にやや反っているかなという印象。
4つ目は、ピカチュウの作品です。ミスド繋がりで、裏側にはドーナツの絵柄を貼りました。これは私の凡ミスなのですが、せっかく収縮率を調べたのに、焼く前のプラバンの横の長さの計算を間違えてしまったので、ピカチュウの絵柄の余白を再び切り取る羽目になりました。プラバンを焼く作品は手間が掛かるだけでなく、こういう大きなミスや失敗に繋がる可能性がありますね。
わざわざプラバンを焼くことの最大のメリットは、平らで丈夫な土台を作れることにあります。チープな感じもないですね。
最後5つ目(5~7個目)は、プリンの作品です。100均の可愛らしいストラップ用紐と、小さな鈴のチャームもくっ付けてみました。これらもやはり手間の掛かる作品になります。
裏面は、このような感じ。プリンの裏面が透けているのは、比較の為に敢えて放置してみたからであって、ちゃんと塗り潰すなり、プリンとプラバンとの間に仕切りとなる絵柄などを挿入していれば対処可能です。カラーペンは論外でしたが、ポスカやポスティラだと濃い色を使用すれば塗り潰す必要はないかもしれません。
プリンの丸々とした可愛らしさを引き出す為に、ピカチュウの作品とは異なりレジンを盛り上げてみました。焼いたプラバンでないと、やはりレジンを盛った面の方向へ反ってしまうはずなので、焼いて収縮させることにはそれを起こさないメリットがありますね。
最後に
この記事をご覧になった皆様におかれては、何かご参考になれる情報がありましたら幸いです。今回ご紹介した以外にも、お菓子の絵柄を素材にしたストラップ作りの方法はたくさんあるので、また他の機会でご紹介したいと思います。
ポケモン等のキャラクターの絵柄を利用した作品を販売すると、著作権の侵害に当たる可能性があるのでご注意ください。自分や家族だけで利用したり、友人知人に無償で譲渡する範囲に留めましょう。
本日のメダカ写真
今日は、室外のミックス水槽にいた身元不明のメダカを撮ってみました。見た目は完全に楊貴妃メダカなのですが、楊貴妃メダカは飼っていないので本当に誰なのか分からない。メダカの飼育歴が長くなるに連れて、時代の最先端の新種メダカと、こういうシンプルな体色のメダカに感じる “ 価値 ” の差がなくなってきたように思います。単に飽きているだけかも?(笑)
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!