こんばんは。(くもり)レモンパイです。今日は花粉症が今年で一番酷くなりました。(泣) また、今月は私が一年で最も苦手な3月の入り口でもあります。昔からこの時期は憂鬱になりますし、特にトラウマも多いです。新生活にワクワクしたことがない...。(笑)
今回は、私が飼っているマメルリハインコをモチーフに、UVレジンで蓋部分を装飾したピルケース作品についてご紹介します!!
マメルリのピルケースレジンアートのご紹介!
作り方の前に、まずは今回の題材についてご説明します。(^^)
マメルリハのチョコちゃん&マメちゃん
上の写真は、3つ前の携帯電話(ガラケー)で待ち受けにしていたものです。10年弱くらい前に、自宅で生まれた男の子のチョコちゃんに、お嫁さんとしてバードショップからマメちゃんをお迎えして合わせ、2羽を夫婦として飼っていました。2羽で撮った写真は、ほとんど残っていません。
ところが、夫婦喧嘩が激しくてお互いを傷付け合うことが多かったので数年後に別居させることになり、その別居の直後にチョコちゃんは天国へ旅立ってしまいました。喧嘩によるストレスが物凄かったのだと思います。(≻≺)
以前、 ※1 レモンちゃんについてUVレジンによるペンダントを作ったので、今度はマメちゃんについて何か作ろうと考えた結果、天国のチョコちゃんも思い出せるような作品が良いなと思いました。(^^) またペンダントを作っても面白くないので、蓋部分を装飾することの出来るピルケースで作品を作ることにしたのです。
マメルリレジンの工程のご紹介(2020年2月6日 作)
それでは、具体的にどのような工程で作ったのかご紹介します。
工程①:背景部分をマステで作る
・まず、今回使用したピルケースは、「PARTS CLUB」で購入した商品になります。PARTS CLUBはいくつか店舗があるので、近くに来た際は時間があれば寄りますね。(^^)
・緑色のマメちゃんがメインキャストということで、背景は緑色っぽい感じが良いかなと思いました。まずは、マスキングテープを1度貼ってみます。蓋の底の隅の部分では、形に沿って押し付け、マステにしっかり型取りをします。
・マステに底の型取りをしたら、ハサミで余分な部分を切り落とします。
・このようになりました。
・同じ要領で、マステを使いどんどん底の部分を埋めていきます。
・やや丁寧さに欠ける感じがします(汗)が、背景部分は完成しました。この上に更に装飾を施していくので、綺麗にならないからといって神経質にやり直す必要はありません。
工程②:マメちゃんの写真を切り取り&貼り付け
・どのようなピルケース作品を作るか悩んだ結果、マメちゃん本人の写真を使うことにしました。プリントしたスマホ写真から、マメちゃん本体だけを切り取ってみます。
・一応、写っている体の部分は全て切り取りました。
・せっかく丁寧に切り取ったものの、ピルケースの左端に寄せることにしたので、底の形に添って慎重に切り取ります。マステの時のように底に押し付けて型取りすることは出来ない(出来ても写真が傷む)ので、少しずつ少しずつ微調整して切り取ります。
・何度も底の形に当てて確認しながら、このような感じになりました。
・続いて、背景のマステにマメちゃんの写真を貼り付けることにします。ボンドを薄く&均一に&全面に塗ります。ちゃんと裏面の全面に行き渡らせる為に、人差し指の腹で塗りました。
・後でレジン液の染み込み対策をすることになりますが、マステ部分と写真部分の接着面に隙間があると、染み込み対策に失敗する可能性があるので、マメちゃんの写真は縁の部分を特に丁寧に、完璧に接着されるよう指で何度も押しました。
工程③:レジン液の染み込み対策を施す
・今回も、レモンちゃんのペンダント作りの時も使ったリキテックスの「ジェル メディウム」で、UVレジン液の染み込み対策を施します。念の為に、3回塗り重ねることにしました。
・1回目が塗り終わりました。乾くまで待ちます。
・2回目、3回目は、それぞれ5~8時間ほど時間を空けて乾かしてから塗りました。べったりと塗り付けるのではなく均一に、特にマステの端やマメちゃん写真の端の部分に染み込みの余地が残らないよう、丁寧に行いました。
工程④:チョコちゃんの “ くちばし ” の作成
・マメちゃんを写真で表現するので、サブキャストのチョコちゃんについてはUVレジン用の封入素材で表現してみることにしました。チョコちゃんのくちばしについては、ダイソーで購入した「Polymer Clay 手工芸用樹脂粘土 パステルピンク」を使って成形することに決めました。レジン商品の近くにありましたし、色合いとしてもくちばしにそっくりだったので買いました。
・粘土を少量取り出し、薄くのばしてカッターでくちばしの形に切り抜いていきます。形については過去のチョコちゃんの写真を参考にし、サイズについては使用しているマメちゃんの写真のと同じくらいになるよう意識しました。
・粘土の切り抜き作業がなかなか難しいものでして、試行錯誤の結果カッターの刃先がカッターマットと平行になる感じで押し付けて分断すると、粘土が動いたりせず形を切り抜きやすかったです。
・これにて、チョコちゃんのくちばしが完成しました。このまま、1日かけて乾かして完全に固めました。
工程⑤:レジンでチョコちゃんの “ くちばし ” を固定する
・いよいよ、ここからUVレジンを使用していきます。まず、工程④で作成し完全に乾いた「チョコちゃんのくちばし」を、レジンで背景のマステに接着します。くちばしを接着したい場所に、レジンを少量垂らしました。
・くちばしを先にレジンで固める方針ですが、くちばしの位置や傾き具合のセッティングにミスをするのは許されないので、イメージを膨らませながら慎重にくちばしの位置を調整しました。基本的には、爪楊枝でつついて適切な位置にずらしていきました。
・くちばしの位置に納得してから、ここで1回目のUVライト照射をしました。完璧に固める必要はないので、20秒くらいの照射で終わらせました。
工程⑥:チョコちゃんの体を封入パーツで表現する
・「チョコちゃんのくちばし」の固定が完了したら、体の部分を作っていきます。レジン液を垂らし、写真のマメちゃんの体と左右対称になるようにレジン液をのばしていきます。
・今回は、チョコちゃんの体を青色のシェルフレークを使って表現することにしました。シェルフレークを、ピンセットを使って丁寧に並べていきます。
・シェルフレークを並べ終わると、このようになりました。今回使用したピルケースの蓋の窪み部分は浅い(薄い)タイプだったので、レジンで最終コーティングをする際のことを考えシェルフレークが出来るだけ分厚く積み上がらないように注意しました。分厚くなると、その分レジンで他の部分も表面を盛り上げないといけません。
・制作の途中、マメちゃん本人にも見てもらいました。(^^) でも彼女は引いてますね...。(汗)
・チョコちゃんの体部分を固定する為、2回目のUVライト照射を行いました。シェルフレークの重なり合っている箇所もあるので、1回目の時の倍の40秒の照射です。ここでも、仕上げではないので完璧に固定化させる必要はありません。
工程⑦:チョコちゃんのアイシャドウをネイルカラーで表現する
・チョコちゃんの体は完成しましたが、更に ” チョコちゃんらしさ ” が欲しいということで、100均で購入したドゥ・ベストの「魅惑のラメ グリッターカラー」というネイルカラー(マニキュア)で、マメルリハのオスの特徴である目尻のコバルトブルーの挿し色を表現することにしました。
・少量のネイルカラーを目尻(やや上の方)に垂らし、爪楊枝で広げていきました。
・これにて、マメちゃん部分もチョコちゃん部分も完成しました。この後は、レジン液をたくさん使っていくことになりますが、ネイルカラーが完全に乾くまで1日待ちました。
工程⑧:仕上げに向けた封入パーツ&レジンの使用
・いよいよ、今回の作品の仕上げに入っていきます。ネイルカラーが完全に乾いたら、ピルケースの底面全体にレジン液を垂らし、隅まで行き渡るよう爪楊枝で伸ばしていきます。
・レモンちゃんのペンダント作りの時と同様に、マメちゃんの体の一部である羽毛を封入パーツとして使ってみました。悩んだ結果、マメちゃんとチョコちゃんのお腹の間に羽毛を数本沈めてみました。
・レジン液に沈めた羽毛について、それだけだと背景に紛れて存在が分かりづらいので、緑色のクラッシュホロを上から重ね沈めて、「ここに羽毛があるよ~!」とアピールすることにしました。(笑) その他、セリアで買ったドライフラワーの封入パーツなどもレジン液に沈めてみました。
・封入パーツを全てセットし終えたら、爪楊枝を使って、レジン液の盛り上がっている部分が水平になっているか等、細かい部分を調整していきます。レジン液の調整が完了したら、3回目のUVライト照射によって仕上げてみます。とりあえず、60秒間の照射をしてみました。
工程⑨:はみ出しホロの埋没修正
工程⑧で投入したUVレジンがまだ完全に固まりきらない段階(60秒のUVライト照射)で、ピルケースのレジン部分の表面を触ったところ、マメちゃんの羽毛を沈めた部分のクラッシュホロが、若干表面へ露出していることに気が付きました。表面ツルツルの仕上がりを目指していたので、これで完成としては気持ちが悪いです。
・今回は修正策として、飛び出ているクラッシュホロの部分に “ 追いレジン ” をして、またそのレジン液を爪楊枝で周辺へ伸ばしてみました。ここでも、レジンを足した部分や周囲の盛り上がりが水平になるように意識します。
・クラッシュホロが追いレジンに沈み、爪楊枝でのレジンの液の調整も済んだら、4回目のUVライト照射を行いました。ここでも長時間の照射ではなく、様子見の20秒照射に止めてみました。
・これにて、ほぼ完成かなと思ったのですが...最後の最後に大慌てします。(汗)
工程⑩:マステの剥離修正&完成
・工程⑨が終わった段階で、改めてピルケースに問題がないか調べたところ、マメちゃんの写真を貼った部分のマスキングテープが剥がれてしまっていることに気が付きました。(≻≺) おそらく、レジン液の硬化過程において負荷が掛かってしまったのだと思われます。物凄く焦りました。(笑)
・今回の対処法についてですが、剥がれてしまったマステと、ピルケースの蓋との間に、爪楊枝でレジン液を押し込んで、UVレジンの硬化で接着し直すことにしました。
・イラストを2枚乗せましたが、5回目のUVライト照射を行う際、ピルケースの剥がれてしまったマステ部分が蓋に確実に接着されるよう、ピルケースの上下を指で摘まんだ状態で硬化させました。この時、指で挟み付ける力がやや強かった影響で、指の触れていた部分のレジンが少し凹んでしまったものの、何とか剥がれたマステ部分を蓋に再接着させることが出来ました。!
・トラブルに見舞われながら、何とか完成しました!!(*^^*)♪♪
追加工程:ニスでUVカット加工をする
・ピルケース作品自体は、上記⑩の工程にて完成しましたが、後日にUVライトをカットする効果のある、リキテックスの「サテンUV バーニッシュ」というニスを購入したので、それを塗ってみることにしました。写真の右下に写っているのは、 ※2 前回作ったUVレジン作品です。
・これにて、UVカット加工も終了しました!
最後に
UVライトの照射によってレジン液を固める際は、大事な作業ほど小まめに照射を止めて様子を見た方が望ましいですね。
今回、マスキングテープがピルケースの蓋から剥がれるアクシデントが起きてしまいました。ピルケースの蓋のように、厚みのない土台(セッティング台)にレジン液を垂らす作品の場合は、背景をマスキングテープにするのは向いていないかもしれません。
本日の写真
写真は、本日3月1日に地元のアクアショップで購入したとあるメダカです。ミックスメダカとして売られていた正体不明の種類で、税込み330円でした。1枚目が上見で、2枚目が横見になります。
2枚目だと最大の特徴がはっきり分かりますね。いわゆる背びれのない、マルコメダカなのです。ず~っとマルコタイプのメダカを探していたので、ようやく出合えて嬉しかった...体型の整っているのはこの子しかいなかったので、買ったのは彼だけです。今年の繁殖シーズンに、自宅メダカとの異種交配で活躍してもらおうと思います。(^^)
マルコメダカの販売用水槽にヒーターがあったかどうかは憶えてないですが、この時期は季節の変わり目で体調を崩す可能性が高いので、とりあえず今日は室外ではなく室内に水槽を置くことにしました。 ※3 メダカをお迎えする際は、出来るだけ余計なストレスを掛けさせないことが大切です。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!