こんばんは。(くもり、のち雨)レモンパイです。とうとう、1年延期された東京オリンピックの開幕する7月になりました!有観客か無観客かの問題はどう決着するのでしょうね?個人的には、スポンサーや大会関係者だけ観戦OKにするのが望ましいように思いますが...。
さて、今回は先月2021年6月より私の生き甲斐となったカブクワ採集についてご紹介します!
クワガタ(&カブトムシ)の採集方法について
それでは本題に入ります。今回は、先月2021年6月より初心者ながらクワガタ採集に没頭してきた私レモンパイなりのカブクワ採集方法について整理してみることにしました!玄人の方々の知見には及びませんが、自分の経験から学んだことや考えをお伝えします。
採集場所や天気、時間帯について
まず私が採集を行っていたのは、地元の生き物を採集することが認められている雑木林とその周辺です。生き物の採集が可能かどうか、自治体管理の土地や公園ならホームページから確認し、私有地であるなら所有者と直接コミュニケーションを図ります。採集禁止の場所で採集することや、土地の所有者に無断で採集することは絶対に止めましょう。捕まえた個体をその場で全てリリースする場合だったとしても、トラブルへと発展することがあります。
また採集可能な場所であっても生体の採り過ぎ(持ち帰り過ぎ)や、環境破壊行為(木を傷付けるなど)は望ましくありません。その場所の生態系を守り、自分も他の人も末永く採集出来るような配慮が必要です。
先月2021年6月はその地元の雑木林へ合計で21回足を運んだのですが、天気については「ポツポツ雨」以内の雨量なら迷いなく採集へ出掛けていました。雨が当たると活動しているカブクワは身を潜めてしまいますが、雑木林の中だとポツポツ雨程度では木の幹で樹液を吸っている彼らの体には当たらないので採集することが出来ます。
採集を行った時間帯の内訳については
● 朝(午前10時):1回
● 夜中(午後9~12時):18回
上記のようになります。個人的に眼の不健康(=羞明など)を患っているのであまり日中に採集したくない事情もありましたが、比較的にカブクワを見つけやすいといわれている早朝では日の出からスズメバチに遭遇し危険な思いをしました。スズメバチという一番危険な毒虫を回避する点では、巣に戻って活動していない夜中がベストに思います。
採集に行く際の持ち物&服装
持ち物について
私の採集時の持ち物については、
● 虫捕り網
● 捕獲用ケース
○ 手袋(ビニール手袋)
○ 折り畳み傘
○ 飲み物
○ ビニール袋
○ ウェットティッシュ
基本的に上記のようになり、最も大事な物が上位3つでした。夜中の採集であればカブクワを見つける為にも毒蛇(蝮など)を踏まない為にも懐中電灯は必須ですし、真っ暗な雑木林の中で電池が切れてしまうリスクを考えると予備の電池(または電池入りの予備の懐中電灯)も必要ですね。
虫捕り網について、私は上の写真にあるダイソーの「伸縮 虫とりあみ」を使っていました。使わない時は柄を短く調節出来るので、リュックにしまいやすくてオススメです。柄が長ければ長いほど木の上部にいる個体に届きやすくはなりますが、そのギリギリの格闘をする場面はほとんどないですし、網で捕まえるというよりは見つけたクワガタを捕まえる際に落下しそうな場所に網をセットしておくという使い方が一番多かったです。
捕獲用ケースには、2枚目の写真にある「パンチホビーケース(ダイソー)」と「SIKIRI 10(セリア等)」を使っていました。一般的な虫かごだと、複数匹捕まえた際に中で喧嘩をして傷付け合うリスクがあるので、仕切りのあるケースが好ましいです。前者は体高があるので大きなカブトムシのオス向きで、後者は小さなカブトムシからクワガタまで無駄なスペース少なく捕らえられます。これらに捕獲する際は、1~2時間に1回は蓋を少し開けて空気を入れ替える(酸欠を防ぐ)ように気を付けます。
手袋は落ち葉など何かを触りながらカブクワを探す際や、毒虫と一緒にいるカブクワを捕まえる際に必要です。折り畳み傘は雨避け目的はもちろんですが、基本虫の苦手な私は蜘蛛の巣が顔に当たることを防いだり、糸引いてぶら下がる芋虫や落ちてくる毛虫が体に付くのを防ぐ目的で使っていました。(笑)
熱中症対策として飲み物は必要です。ビニール袋とウェットティッシュについては、例えば雨からスマホ等の電子機器を守ったり、汚い物を触ってしまった際に出番がありますね。
服装について
私の採集時の服装については、
★ 長袖シャツ(or レインコート)
★ 汗拭きタオル
★ 長ズボン
★ 長い靴下
★ 長靴
★ リュック(or 手提げ)
上記のような感じです。カブクワの採集シーズンは暑くなってくる時期ですが、怪我の防止や毒虫から体を守る為に長袖&長ズボンは嫌でも着用します。雨が降った際の活動のしやすさを考えると傘の要らないレインコートを予め着用するのもオススメです。また急所である首元を守りたいので、汗拭きタオルをしっかり首に巻き付けていました。
雑木林の中は常時湿っていてぬかるんでいる箇所もあるので、長靴があるととても便利になります。またスニーカーで採集する場合は、長ズボンの裾を靴下の下にしまって隙間から毒虫等が肌表面へ侵入するのを防いでいました。
持ち物のことを考えると、リュックなら両手が空いて作業しやすくなりますね。
採集ポイントについて
では、具体的な採集ポイントについてご説明します。私がカブクワを探す為に雑木林へ出掛けた際に見る “ ポイント ” をランキングにすると、
⇒ カブ率:100%、クワ率:78.3%
2位:樹液の出ている木を伝う ※1 ツル植物の陰
⇒ カブ率:ー、クワ率:4.3%
3位:樹液の出ている木の枝葉や周囲の植物
⇒ カブ率:ー、クワ率:4.3%
4位:樹液の出ている木ののうろ(樹中)
⇒ カブ率:ー、クワ率:ー
5位:雑木林周辺の街灯下
⇒ カブ率:ー、クワ率:13.0%
6位:雑木林周辺の自販機下
⇒ カブ率:ー、クワ率:ー
※1 ツル(蔓)の下で樹液を吸っていたら除外
上記のようになります。尚「クワ率(カブ率)」というのは私が捕まえたクワガタ全体数のうち、そこで捕まえた個体数の割合です。2021年の採集活動が終わる頃に、またデータは更新するつもりです。
一番採集しやすいのは、やはり広葉樹の樹液の出ている箇所になります。幹だけでなく、木の根元や切り株からも樹液が出ているので要チェックです。樹液が出ていると「ミチミチミ」という音がしますし、量が多ければ川が流れているかのような音もして、近くを通ると樹液独特の臭いも感じられます。臭いの表現は私には難しいですが、自宅で作っている ※2 バナナトラップの臭いにそっくりなので、一度自作されてみることをオススメします。
2~6位といった他のポイント全てをチェックすることも悪くないと思いますが、効率で考えるならたくさんの木の中から樹液の出ている箇所だけ見て回るのがオススメです。特に樹液ポイントの場合、1周目は空振りだったとしても数十分~1時間後にまた様子を見に行くと見つけられたりしました。
続いて、樹液の出ている木を伝うツル植物の陰はクワガタが気軽に隠れられ、ある程度の雨をしのげるポイントになると考えているのでよくチェックしています。ただ、経験上ムカデやヤスデなど他の昆虫にも大人気のスポットでもあるので、葉っぱを触る前に懐中電灯でよく観察したり、手袋を着用して探す等の配慮が必要です。
3位の樹液の出ている木の枝葉や周囲の植物について、実は2021年は自宅のメダカ飼育環境にバナナトラップを仕掛けてカブクワが採れるかの実験を行っているのですが、毎日のようにやってくるカナブンを観察していると直接バナナトラップに着地するのではなく、一旦近くの場所に降り立ってから目的地へ辿り着くパターンがありました。カブクワもきっと同じで、樹液の臭いに誘われて飛来してきたけど一旦近場に着地することは珍しくないのかなと思います。
1位の樹液ポイントの次に、7月1日時点までで採集個体数の多かったのが雑木林周辺の街灯下でした。光に向かって飛んでくる走光性という性質が影響して結果集まるわけですが、雑木林の中に入りたくないような方や初心者の方にオススメのポイントで、そうでないなら方なら雑木林に入って樹液の出ている木を探すのが手っ取り早くカブクワを見つけられると思います。
1~6位で挙げたポイントの他にも、「木の根元の落ち葉の下を調べる」や「倒木の内部や下を調べる」といった採集方法もありますが、個人的にカブクワ以外の虫を見つけたり触ってしまうことが苦手なのであまり探すことはしないです。またクワガタの場合は、ビックリすると落ちる性質を利用して「木を蹴ってみる」という方法もありますが、個人的に木への冒涜行為に思えて(=祟られる気がして)やったことはありません。
最後に
これからカブクワの採集に挑戦される初心者の方々におかれては、まずご無理をされないようお願いいたします。また可能であるなら一度下見をし、どのエリア/ポイントを重点的に調べるとか、特別にあった方が良い持ち物などを考えるというのが準備万端で良いのかなと思います。
バナナトラップや光トラップといった採集方法にも興味があるので、機会があれば挑戦してまた記事でご紹介したいと思います!ただし、罠を仕掛ける際は必ず罠を持ち帰ることを忘れないようにしてください。
本日の写真
今日は、自宅で魔禅メダカ F1 と呼んでいる、魔王メダカと禅メダカをルーツに持つオリジナル系統稚魚の水槽分け作業を行っていました。1枚目は、現時点で一番大きい兄妹たちです。
今まで普通体型の兄妹も出現していた系統ですが、彼ら魔禅 F1 の代でようやく光体型100%に落ち着きました。写真2枚目のメスは背骨真っ直ぐで各ヒレも立派なので、将来親魚に選んでいるかもしれません。(^^)
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!