こんばんは。(くもり)レモンパイです。基本暑がりなので冬でも暖房をあまり使わない年が続いていたのに、私の基礎体温が下がったから本当に寒い年だからなのか今年は暖房を使う頻度が高いなと思います。とにかく温度調節が難しい。(≻≺) 今夜は、先々月に買ったまま忘れていた菊芋を使った筑前煮を作りました。菊芋にはイヌリンという血糖値の上昇を抑えたりする成分が含まれているので、オススメの健康食材です。
前回は長年通ってきたジムを退会したとお話しましたが、本日は来月2022年2月より新たに入会するジムでの店頭手続きを行ってきました。前回見学に行った際は大人しそうな男性に対応してもらって、勝手にまた彼に対応してもらうイメージで今回も訪れたところダレノガレ明美さんのような美しい方が出てこられたので、いろんな意味で緊張してしまいました。(汗) あまり記憶ないけど、無事に全ての手続きを終えられたので良かったです。
これまでのジムでは休館日があり、私の選択していた会費プランだと特定の曜日や時間帯が使えないという縛りがあったので、「あの用事はジムのない○○日にしよう!」というジム優先のスケジュール決めを当然のようにしてきました。それはそれで決断することが減って楽だったけど、今思えば「何で休館日や会費プランに人生を合わせないといけないんだ?」という疑問がありましたね。次のジムは年中無休で使い放題なので、暇な時期は週10回とか行ってみようかなと思います。(笑)
クワガタミイラのUVレジンストラップ作り!
それでは、本題に入ります。「ハンドメイド記事」の投稿です。以前、自宅で大切に飼っていたカマキリの死骸を素材として活用した ※1 カマキリレジン作品について投稿しましたが、今回はクワガタ版のUVレジン作品を作ってみました!その制作過程についてご紹介します。
まず「クワガタのミイラ」とは?
私は2020年9月より本格的に本土ノコギリクワガタの飼育を開始し、現在では幼虫&成虫含めて130匹以上を抱えています。メダカ同様に品種改良等を目指しているところです。(^^*)
一昨年に採卵した30匹程の兄妹のうち20匹弱が無事成虫になれたのですが、残念ながら成長過程で脱落する個体もいました。脱落した個体の中には、羽化直前に何らかの原因でこと切れてしまったメスもいました。
それがこちら。分かりづらいですが頭部だけ黒く硬化している蛹の死骸です。飼育ボトルの外から蛹室を見て死んでいることが分かった後、そのまま捨てるのが何だか気の毒に思えてしまい、かといって放置し続けるわけにもいかないのでマットを再利用する為に乾燥させることにしました。それで飼育ボトルの蓋を外した状態で、屋外にてマットと一緒に乾燥させていたら、蛹本体は原形をある程度保ったままミイラになったという経緯です。
マットは再利用できたもののミイラの方はまだ扱いに困り、メダカの室外環境にてプリンカップに移して半年近く放置し続けてきました。意識的に見ていたわけじゃないけどふと目が合うと言いますか、何だかんだ特定のメダカより見る機会が多くなり、「これはハンドメイド作品の素材として昇華(成仏?)させたら良いのでは?」という考えが芽生えてきたのです。
クワガタレジン作品の制作!
今回用意したもの
それでは、実際のレジン作品作りについてご紹介します。今回用意したものは、以下のグッズになります。
● モールド(ティー・エム・エスプランニング)
● UVレジン液(清原)
● レジン用着色剤(まるき)
● UVレジンライト(パジコ)
● 紙やすり(←複数の粗さを用意)
● コンパウンド(タミヤ)
● ピンバイス(松野工業)
● ヒートン(ユザワヤ)
● ストラップ金具
○ ペットボトルの蓋(←レジンを混ぜる容器)
○ 爪楊枝(← レジンを混ぜる棒)
○ アルコール(手に付いたレジン拭き取り用)
改めて「UVレジン」とは、UVライト(紫外線)の照射を受けて硬化する合成樹脂のことです。室外に置きっ放しにして太陽光を当てることでもレジンの硬化は進みますが、それだと時間が掛かったりといろいろ面倒なので、作品作りにおいてはUVレジンライトの照射ですぐに硬化させるのが一般的ですね。
個人的には、レジン作品においてシリコンモールド(=シリコンゴム製の型)を使うのは今回が初めてになりました。レジンと一体化するミール皿ではなく、硬化したレジンだけを取り出せるモールドを使い、ジュラシックパークに出てきたような蚊の入ったコハクをイメージした作品作りを目指すことに。透明なレジン液ではコハクらしくないので、黄色のレジン用着色剤も使うことに決めました。
また、レジンの塊を作っただけではストラップにならないので、レジンにヒートン(=頭が輪っか状のネジ)を差し込む為にピンバイス(=細いドリル)も用意しています。
クワガタレジン制作工程
ここからは、写真を使ってご紹介します。(^^*)
まずレジン液と着色剤について。手元にあるレジン液の中で、たまたま封の空いていたのが清原のものだったのでそれを使うことに。着色剤は、100均で購入したまるきのものです。
改めてミイラ。よく観ると、頭部と脚の隙間にマットや生きているダニが少し付着していたものの、これらを除去しようとすると脆い体の欠損する恐れがあるので、このまま使うことにしました。
そしてモールドです。私の理想は直方体の形で、ミイラの体全部が埋まる高さ&幅の商品でしたが、ユザワヤ等の専門店でも理想的なモールドが見つからなかったです。(汗) 悩みに悩んで選んだのが、セリアで売っていたティー・エム・エスプランニングの波型モールド。
このモールドだと、ミイラの頭からお尻までは丁度良い感じに収まります。問題はモールドの壁の高さが足りないことで、これは “ 今川焼方式 ” で解決することに決めました。後の方で詳しくご説明しますね!
いよいよ制作開始です。まずはペットボトルのキャップにレジン液を入れ、着色剤を混ぜて理想の色を目指します。濃くなり過ぎると、薄める為にまた透明のレジン液を足さなくてはいけないので、少しずつ少しずつ慎重に。
爪楊枝でグルグル均一に混ぜて・・・まだ薄いので、着色剤を追加しました!
これにて黄色のレジン液は完成です。この時は実際にモールドに入れるの量(後で分かる消費量)より少なく作ったので、後からまた黄色のレジン液を調合して作ることになりました。数回に分けて着色レジン液を作る場合は、その時々で色の濃度が変わらないように注意が必要ですね。もちろん、意図的に濃度をずらしたいのであればそれでも構いません。
モールドの底に爪楊枝を使ってレジン液を垂らしました。厚みでいうと 3~4mm くらいで、まずこの状態で1度目のUVライト照射による硬化を行いました。何で底だけ先に固めたのかというと、作品が完成した際にミイラの本体が外部へ露出するのを防ぐ為です。最初からミイラを入れると、重力でミイラの体が底に着いてしまいますからね。あくまで “ 底固め ” が目的なので、垂らしたレジン液を水平に整える必要はありません(もちろん水平にしても構いません)。
底の硬化後、レジン液をまた少し投入しながらミイラも入れてみました。
ミイラの姿勢を固定したいので、またUVライト照射による硬化をさせるのですが、この際にミイラの体が周囲四面の壁のどこにも触れないよう、また【頭側⇔お尻側】と、【お腹側⇔背中側】と、それぞれの隙間が同じくらいの幅になるようにピンセットを使って調節しました。つまりはミイラを中心に置きたいわけです。ここで妥協すると後悔しやすくなると思います。(汗)
2度目のUVライト照射でミイラの固定に成功したら、更にレジン液を追加していきます。モールドの底に対して水平にミイラを置いたわけではないですが、だいたい体の高さの半分くらいまでレジン液を入れました。そして3度目の硬化!
3度目の硬化が終わったら、一旦モールドから取り出してみました。
そしてまた、最初にやったようにモールドの底固め作業を行いました(=4度目の硬化)。つまり私が何をやりたいかというと、※2 今川焼(大判焼き)を作る時のように2つのレジンをサンドして1つの塊に仕上げることをやりたいのです。この後にミイラの入りのレジンの塊を逆さに被せるので、その際にミイラの体が底に付くのを防ぐ為にやはり底固めを先に行ったわけなのです。
底固めが済んだら、レジン液をたくさん投入し、上からミイラ入りのレジンの塊を被せます。この際、気泡がたくさん入りやすいので、難しいことではありますが出来るだけ大きな気泡が残らないように微調整します。また、【これから硬化させる部分】と【既に硬化しているレジンの塊】との面が出来るだけ水平(平行)に繋がるようにセットすることにも注意します。セットに納得がいったら、5度目の硬化。固めなければいけないレジン液の層が分厚いので、結果5分間くらいUVライトの照射を続けました。
そしてモールドから取り出すと、こんな感じです。思いのほか上手く行ったなという感触です。(^_^*)
まだまだ完成ではありません。元々波打っている形状の2面以外の他4面を磨いて綺麗にしたいのですが、その前にレジンをサンドしたことで出来た “ バリ ” を取り除く必要があります。
本当は小さな棒状のヤスリでバリを削りたかったものの紛失してしまった(汗)ので、そのまま紙やすりで削ることに。120番(粗目)の紙やすりで削ったら、レジン同士の境目が分からなくなる程にバリが消えました。その後は耐水の紙やすりに切り替えて、水で濡らしながら「#240 → #360 → #600 → #1000 → #2000」の順番で細目にしていき、平らな四面の透明度を上げていきました。
これにて紙やすりによる研磨作業は終了です。研磨はもう終わりにしてもよかったのですが、まだ曇り具合が気になるかなと思いコンパウンドを試すことに。
「コンパウンド」とは、液体やペースト状の研磨剤のことです。一般的には車の傷を目立たなくするのに使われたりします。私自身これまで使ったことはなくて、好奇心からプラモデルや塗料で有名なTAMIYAの商品を使ってみることに。まず【細目(写真1枚目)】のコンパウンドを研磨する面に垂らし、ウエス(=安い布)で磨いていきました。水洗いしたら、今度は【仕上げ目(写真2枚目)】の方も同様に使用して水洗い。
これにて研磨作業は終了。正直、紙やすりだけでも十分だったかなとは思います。(汗) ちなみに、今回使用したTAMIYAのコンパウンドの用途に “ 樹脂 ” は記載されていませんでした。樹脂作品にコンパウンドは向かないのか、単に私の研磨スキル不足なのか・・・。
作品本体は仕上がったので、後はストラップとして加工する作業です。ピンバイスを使い、作品にネジ穴を開けていきます。頭部の面に開けようとするとミイラを傷付けてしまうので、お尻の面に開けることに。また面に対し垂直に開けるとやはりミイラにぶつかるので、穴を開ける面の中央から、お尻にぶつからないベクトルで穴開けしました。そして穴開けした箇所に息を吹きかけて、ドリル使用で出た粉を除去しました。
ここでヒートンの登場です。ヒートンのネジ部分にレジン液を付着させました。ここで使うレジン液はごく少量なので、わざわざ黄色いレジン液を作るまでもなく透明のもので大丈夫。これを先ほど開けた穴に当てて、時計回りに回すと奥へと入って行きます。そして6度目となる最後のUVライト照射を行いネジ周辺を硬化させて・・・
ストラップ金具と結合させて、ようやく完成しました!!(*^_^*) このストラップを実際に何かに取り付けると、クワガタのミイラは “ 逆さ ” 向きになります。死の象徴であり、実際に大人になる直前で死んでしまったこのメスを逆位置になる作品にすることによって、生きている他の兄妹の長寿や、自宅ノコギリクワガタ全体の健康を祈る・・・みたいなコンセプト、ということにしておきましょう!!!(笑)
あと真面目な話ですが、黄色いレジン液を使ったコハク風作品は、紫外線を浴び続けることで起こるレジンの “ 黄変劣化 ” を実質無効に出来るメリットがありますね。元々黄色い作品なので、更に黄色くなろうがそんなに作品的価値は変わらないということです。
この記事をご覧になることで、読者の皆様にとって何かご参考になる部分がありましたら幸いです。次回はクワガタ成虫の死骸を素材にした作品に挑戦してみようと思います!
本日の写真
今日は、自宅の黒いメダカ達を撮ってみました。
2021年の繁殖シーズンにて親魚として活躍してもらった個体達で、五式メダカまたはカイジメダカのどちらかの血を持っています。自宅では長らく黒系のメダカを複数抱えてきましたが、例えば同じ水槽に混ざってしまった時など黒系メダカは特に身元の判別が難しくややこしいことになったりするので、今年2022年の繁殖シーズンから黒系は1つに絞ることに決めました。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!