こんばんは。(晴れ)レモンパイです。最近の私は憂鬱で気力が弱く、普段以上に優柔不断な感じがします。私自身や家族にとって12月は何故かいろいろ良くないことが起こってきた月なので、その事実への漠然とした警戒感もあるのかもしれません。今夜は豆乳を使った担々つけ麺を作ってみました。汁なし担々麺のレシピに豆乳加えるだけみたいな感じで簡単でした。(笑)
生死の境を彷徨ったマメちゃんの記録
早速本題に入ろうと思います。「マメルリハ記事」の投稿です。以前このブログでは、自宅で飼っているマメルリハインコ6羽のご紹介をしましたが、その中でも最年長の “ マメちゃん ” という子が1~2ヶ月前に生死の縁を彷徨いました。その出来事などについてお話します。
「マメちゃん」とは?
まず1枚目の写真の左側に写っているのがマメちゃん(♀)になります。ガラケーで撮った一番古い写真ですね。右側に写っているのは、自家繁殖で生まれたチョコちゃん(♂)。そうだそうだ、以前この写真をモチーフに ※1 レジン作品を作ったので、ご興味があればご覧ください。m(_ _)m
最初は仲良く見えましたし、孵化させはしなかったものの2羽の間には卵も何個か産まれました。ところが段々喧嘩が激しくなったので別居させることになり、その別居から間もなくチョコちゃんは5歳という年齢で突然息を引き取りました。あれはショック死だったのかなと解釈しています・・・。
夫との死別は大きな出来事でしたが、その後のマメちゃんは私に対して少しずつ心を開いてくれるようになりました。人の手への恐怖感は誰よりも強かった子が、手に乗ってくれたり、カキカキさせてくれたり、肩の上でリラックスしてくれたり。(^^*)
2年くらい前だったかな?原因は分からないものの左の翼の収まりがおかしくなって、自在に飛び回ることも難しくなりました。一時は真下に落ちてしまう程に羽が不自由になったこともあったけど、短距離なら斜め上に飛べるまでに回復したり。他にも細かな異変はありましたが、徐々に確実に老化が進みながらも、穏やかに日々を過ごせていたのがここ数年だったと思います。そして深刻な事態に陥ったのが、2021年10月に入ってからのこと。
生死を彷徨った1~2ヶ月前
2021年10月上旬。いつものようにマメちゃんをカゴから出して、手で包むような感じで彼女を持った際に、私の指にお尻の部分が当たるので気になってよく観たら、お尻が異様に膨らんでいることに気が付きました。
異変に気付いて最初に撮った写真です。若い女の子なら卵の可能性も考えられますが、マメちゃんは高齢ですし1羽飼いの子なので腹水が溜まっているのかなと思いました。そして体重を量ってみたらビックリ、ここ数年は 31~33g の間で安定していたのが 37g だったのです。本人も元気がなさそうに見えたので、お世話になっている動物病院へ連れて行くことに。
マメちゃんにとっては、これが鳥生で初めての通院となりました。病院ではお尻に光を当ててみたり、人間と同じように腹部の超音波検査をしてもらったりしました。その診断結果は、やはり肝機能障害による腹水とのこと。利尿剤の入ったお薬を直接投与していくことになり、体重も1日2回量るようになりました。
お薬の直接投与は、1日2~3回。ご飯について、マメちゃんは元々シード(あわ&きび&ひえ等々)で育った子でしたが、途中からペレットも与えるようにして両方食べる子にはなっていました。そこから「ラウディブッシュ フォーミュラAL」という療法食のペレットも食べてもらうことに。しかし、ペレットを食べるといっても今までは「ケイティ イグザクト・レインボー」というカラフルなペレットくらいしか食べない子だったので、やはり当初は全く手を付けてくれず。(汗)
少しでも療法食を食べてもらおうと、ケージに入れてたシード類を減らしたことがもしかしたら悪影響だったのか、マメちゃんの容体は悪化の一途を辿ることに。食欲がなくヒーター近くで寝ていることが多くなり、腹水は思うように抜けないまま、でも体重が落ちて痩せていく状態になりました。もうどのみち長くはないだろうということで、10月下旬の通院時に先生に相談した上で「無理に延命は望まず、最期は好きな食べ物をケージの中に揃えてあげよう」ということにしました。
これは10月30日のマメちゃん。一番あの世に近かった時期です。体重は 23g まで落ちてしまい、特に胸部は筋肉が落ちて骨と皮だけのようなガリガリに。もうペレットを食べることも出来なくて、辛うじて粟の穂と小松菜(葉物野菜)を食べるくらい。あとは、処方されていたお薬とブドウ糖の直接投与だけで生きながらえている状況でした。直接投与の際はどうしても手で捕まえて顔を固定しなくてはならず、そのせいでマメちゃんにどんどん嫌われてしまったので【直接投与によるストレスで寿命が縮んでいるのでは?】という葛藤も加わりましたね。
タイトルの回収ですが、実は10月下旬にマメちゃんにお別れと感謝の言葉を告げたことがありました。何と告げたのかは内緒です。あれだけ嫌いになった手の中でもほとんど動かないので、息を引き取るまでこのまま持っていようか...なんてことも少し考えたり。
・・・結局、マメちゃんは驚異的な生命力で復活したのでこの記事を投稿出来ています。(^^*) 転機は11月に入ってから。明確な理由は分かりませんが僅かながら食欲が回復してきて、粟の穂の他にもフォニオパディやエン麦も突くように戻りました。また与え過ぎはよくないと分かりつつも、黒ゴマが好きになったみたいなのでそれもよく与えるように。
上の写真は、小康状態のマメちゃんです。この日の体重は 26.7g。
11月25日のマメちゃん。部屋の暖房が暑かったのか、久しぶりに水浴びをしていました。この際はお薬(シリマリン)の入った水だったので、あんまり好ましいことではないと思います。(汗) だんだんと元気になっていき、11月中旬からは再びケイティのペレットも食べるようになってくれました。(*^0^*)♪
この記事の投稿日である12月7日時点では、腹水の溜まらないようにペレット類と青菜(小松菜やチンゲン菜)メインの食事に固定しています。全く手を付けてくれなかった療法食の「ラウディブッシュ AL」も、最近になって食べてくれるように。体重は 30~31g の間で安定し、腹水も明らさまに溜まることはなくなっています。
本日撮ったマメちゃんと、かつて糖尿病の治療をしていたレモンちゃんになります。この2羽は一緒にお外に出すと、どちらかが息絶えるまで喧嘩しそうなほど仲が悪いです。私がどちらかの相手していると、もう片方が嫉妬なのか落ち着きがなくなったりします。
これは2羽を長年見てきた私の仮説ですが、11年以上も張り合うレモンちゃんがいたからこそ、マメちゃんは復活出来たのだと思っています。マメちゃんが食欲なくてケージの奥でじっとしている時、何度もレモンちゃんの力を借りてマメちゃんをご飯の場所まで誘導したり、無理に血圧を上げさせたり?してきました。レモンちゃんがご飯を食べているのを見て、それも張り合いなのかマメちゃんもご飯を食べたことが何度もありました。だから、この2羽はどちらが欠けてもいけない素敵なライバル関係なのだと思っています。
今回お伝えしたいこと
この記事をご覧になるのは、おそらくマメルリハを飼っている方が多いのかなと思います。マメちゃんの闘病体験を通じて、皆様にお伝えしたいことをまとめてみました。
① 肝機能障害のサインについて
まず、上の写真はマメちゃんのくちばしです。くちばしの頂上部分に真っ直ぐな黒っぽい線が入っていますが、これは出血痕です。くちばしの他の部位の出血だと単なる怪我の可能性がありますが、このような出血の仕方だと肝臓の弱っている可能性が高いそうです。
また、くちばしがボロボロになってくる場合も同じ原因の可能性があるので、このようなくちばしに異常のある子は一度病院へ連れて行って検査してもらうのが望ましいと思います。
② 嫌われる覚悟
他の子の看病をしている時にも思ったことですが、お薬の直接投与を含め小鳥にとって “ 嫌なこと ” や “ 拒否していること ” をすると、今まで築き上げてきた信頼関係がガタっと落ちてしまいます。飼い主としては愛しているペットの回復を願っているのにそれがペット本人に理解されず、悲しい思いをしてしまうものです。私が昔飼っていたピーちゃんというマメルリハの場合は、実際のところ嫌われたままのお別れになってしまいました...。
嫌われる覚悟といいますか、病気の治療法によっては嫌われてしまうことがあるということです。もし治療によって嫌われてしまっても、元々深い信頼関係を築いていた子だったらまた時間を掛ければ打ち解けられるはずなので、嫌われることを恐れるが故に変に妥協しない方がいいのかなと思います。
③ ペレットを慣れさせた方法
今後のマメちゃんの場合、健康や長生きを考えると動物病院で処方された「ラウディブッシュ フォーミュラ AL」を含めたペレット食がメインとなっていきます。そこで、最初食べてくれなかった AL を慣れさせた方法についてご紹介します。
まず、すり鉢とすりこぎ棒を使って AL を砕きました。大半を粉末状にしつつ、一部固形も残す感じで。上の写真は撮影用に本日撮ったもので、マメちゃんが食べに来ています。(笑)
そして餌入れに砕いた AL を入れて、その上に好きなシードを撒いてケージの中に入れておくという方法です。好きなシードを食べる際に少しずつ少しずつ AL が口に入って、段々と味に慣れて最終的には元の固形の AL も食べてくれるようになった・・・のだと私は考えています。本人に聞いてみないと断言出来ませんが。ちなみにマメちゃんが好きで実際に与えていたシードは、【フォニオパディ】【アマランサス】等です。もちろん、これらのシードが絶対良いというわけではありません。
注意点としては、すり鉢とすりこぎ棒は小鳥専用にして使用後はよく洗って乾燥させること。そして粉末にしたペレットは消費期限がより短くなると考えるのが妥当なので、ケージ内に置きっ放しにせず早めに交換することが大切です。
④ 何かあったら動物病院へ!
ほとんどの飼育者は専門知識を持っているわけではないと思うので、ペットの異変に気付いたら動物病院に相談することと、何かが起こる前から信頼出来る動物病院を見つけておくことが望ましいと思います。
マメちゃんのケースだと、左の翼の収まりが悪くなった時に病院へ連れて行けばよかったかなという後悔が少しあって、もしあの頃に病院へ連れて行って様々な検査も行っていたら「今回のような瀕死の状態にはならなかったかも?」と思ったりもします。
(この記事も “ ネット上の情報 ” ですけど)ネット上の情報収集や、希望的観測だけで「こういうことだから多分大丈夫だ!」と判断すると取り返しの付かないことになる場合がありますし、最悪取り返しの付かないことになったという事実にすら気付かないままということもあるのではないかなと、思ったりもしますね。
本日の写真
最近は寒さで室外メダカ達に動きがないので、作業する時間もなくなり余計に撮る意欲が減退しています。(汗) 特に用はなかった彼らだけど、青光ダルマメダカ F8 を撮りました。ハウスネームが「青光ダルマ」なのであって、ダルマ体型の出現率が高いわけではないですし、現在はもうダルマ体型の固定化を目指してはいません。始祖を P 世代とすると、子の8世代目ということになります。
メダカを販売しているお店には何百回も足を運んできましたが、 “ 青メダカの光体型 ” を売るところって1~2回しか遭遇してこなかったです。進化系メダカのブームが続く中では、こういう地味なタイプはどんどん希少性が上がっているように思うけど、人気は出ないんですよね。(笑) 今後も大事に累代していくつもりです。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!