こんばんは。(くもり)レモンパイです。今回は、数日前に天国へ逝った最愛のインコの最期をご紹介することにしました。今まで飼ってきた16羽の中で、一番私に寄り添ってくれた子についてです。
マメルリハのレモンちゃんの最期の記録
それでは本題に入ります。「マメルリハ記事」の投稿です。5日前の2022年7月8日は、私にとって最愛のインコである “ レモンちゃん ” がお空へ逝きました。なぜそうなったのかの経緯や最期の様子などについて、記憶も感触も鮮明なうちに記事に残そうと思いました。また、同じくインコを飼われている方の何かご参考になる情報を提供出来れば幸いです。m(_ _)m
半年くらい前までのレモンちゃんについて
まずはレモンちゃんの情報について。以前、自宅のマメルリハをご紹介した記事にて整理しましたが、アメリカンイエローという色のメスです。お迎えしたのは若鳥になって間もない段階。当時はまだガラケー主流の時代。家ではお迎え日や誕生月を祝う習慣が特になかったことから、彼女の生年月日に関する情報は曖昧です。誰か男の子と番いにさせることはなく、卵を産んだ経験もありません。私にだけ心を開いてくれる、「食べること」と「おもちゃ遊び」の大好きなガッシリ体型の女の子でした。
上の写真で、一緒に写る緑色の男の子はグリーンちゃん。
そしてこちらの青い男の子はチコちゃんです。2羽の男の子たちとは10歳以上も年齢が離れていますが、レモンちゃんが魅力的なのでずっとモテていました。でも男の子からの吐き戻し(←求愛)は絶対受け取らなかったです。年を取るにつれてだんだん、私以外の人間にも寛容になっていきました。
最初に訪れた試練は2年前の夏。本人は元気満々だけど ※1 恒常的な尿量の多さが気になり、近年お世話になっている動物病院へ連れていって検査をしたところ糖尿病であることが判明しました。腎機能も低下しているということで、主食は「ラウディブッシュ フォーミュラAK」という療法食ペレットのみに制限。服薬や通院終了後も AK 主食の生活は変えられませんでしたが、特に異常なく元気に過ごしてくれました。最後に健康診断(血液検査)をしたのが2021年8月で、掛かり付けの先生と相談の結果1年後の2022年8月に再び通院して健康診断をする予定でした。
2021年8月の最後の健康診断以降は、尿量は少なく安定しフンの状態もよく、体重も 37~38g の範囲から外れることがほぼありませんでした。定期的にお尻の周辺を目視したり触って確認しても、腹水やしこり等があるようには感じられず肉付きもいい。ただ、おそらく2022年になってから眠たそうにする機会が増えてきました。より具体的には、
○ 外に出すと、私の肩の上や居る場所で目を瞑ることが多い
○ 男の子たちと遊ばせると楽しそうだけど、間があると目を瞑る
といった感じです。私は急に違和感を抱いたのではなく、徐々に「あれ?そういえば以前より・・・」と思うようになっていったのです。事実として高齢のインコは眠る時間が長くなりますし、観察していても辛そうな眠り方には見えなかったことから、様子見を継続することに。今思えばですが、うっすら不安を抱え続けるよりも通院予定を前倒しした方が良かったのかなと思います。
2022年6月28日からのこと
2022年6月28日。推定で13才を超えているレモンちゃん。この日の夜、ケージで寝ている姿を見ていたら明らかに苦しそうな目の瞑り方をしていることに気が付きました。お世話になっている動物病院の営業時間外だったこともあり、この日はとりあえず安静にさせることに努めました。
そして翌日。まだ辛そうにしていて、加えて寒くないはずなのに膨らんでいたことから迷わず動物病院へ。当初は「夏バテしたのかな?」くらいに思っていたのですが、腹部超音波検査をしてもらった結果、腹水と腫瘍があることを伝えられました。
先生から頂いた実際の写真です。上がお腹側で、下が背中側。 “ ASCITES ” は腹水、 “ MASS ” が腫瘍を意味しています。腫瘍の大きさは 13.3mm 。卵巣腫瘍と腎臓腫瘍の2つの可能性があり、どちらかといえば前者の可能性が高いとのこと。精密検査をして尿酸値に異常があれば後者もあり得るそうなのですが、いずれにせよこの時のレモンちゃんの体力では検査は無理でした(腫瘍と聞いた瞬間から、そもそも私は追加検査を望む気はありませんでしたが)。腎臓薬&ホルモン剤、利尿剤、抗生剤を処方され、今後は飲み水に混ぜながら服用させることになりました。
病院から帰宅後のレモンちゃん。2年前だったら移動中の車内でも元気に過ごし、待合室では他の鳥の鳴き声に呼応するなど通院を楽しむ余裕もあったのに対し、今回は終始沈黙していました。自分でも改めて調べたところ小型インコの内臓腫瘍については、リスクが高い故に摘出手術をすることはほとんどないそうです。卵巣腫瘍だと仮定した場合、長生きする女の子であれば “ 宿命 ” とでも言えるような仕方のない病かなとも受け止めました。
6月30日。ケールを食べるレモンちゃん。私は腫瘍と診断された時から、また先生の醸し出す雰囲気からも “ 長くない ” ことは重々分かっていたので、食欲の少ない時は昔好きだったペレットやシード類を与える方針にしました。久々に大好きなご飯を食べている姿は幸せそうでした。
7月1日。この日は、いつもやるようにレモンちゃんを肩に乗せながらケージ内の掃除やご飯の交換をしていたところ、ふらふらしだして飛びながら落鳥。数十秒くらい呼吸が苦しそうで次第に脚に力が入らなくなり、このまま死んでしまうことを覚悟しました。結局は回復したので良かったものの、もうレモンちゃんを飛ばせてはいけないなと悟りました。本人は、飛ぶと辛くなることまでは理解出来ていないようです。
これはレモンちゃんのお腹の部分です。羽毛をかき分けると、 ※2 皮膚の下が一部黒くなっています。これが腹水によるのか腫瘍によるのか、はたまた別の原因があるのかは私含め素人には分かりません。それでも、たまには飼っているインコのお腹の羽毛をかき分けてチェックすることも大切だと思います。お尻周辺はよくチェックしていましたが、お腹の部分までは今まで見たことがありませんでした。
7月7日のこと。6月末の通院時からの間、一時 34g まで落ちた体重は 35g まで回復し小康状態が続いていました。しかしこの日の夜に肩に乗せて様子を見ていたところ、呼吸音が出ていることに気が付きました。例えるなら木材がきしむような音でしょうか? 胸全体を使った呼吸をしていて、十数分後にまた音がしなくなったのでケージへ戻し寝かせることにしました。
お別れの日(2022年7月8日)
レモンちゃんとのお別れは、呼吸音のした日の翌朝でした。家族から「レモンちゃんが落鳥した!」と聞き急いで見に行き、手に持って様子を見守ることに。朝6時前のこと。
元々手に包まれることをあまり好まなかった子が、その意思表示をする気力も無さそうでした(不意に飛ばないように、最初は上の写真のように包んでいました)。
私の胸で抱えようと動かしたところ、羽を広げてぐったりした状態に。とにかく辛いことだけは分かります。左手首の上にいる状態で、胸と右手で包むことに。これが生前最後の写真です。
この時は動揺していたことにより記憶が曖昧なのですが、包んでいる間に一度目をパッと開いて私の顔を見たような気がします。その後再び目を閉じ、徐々に呼吸が浅くなっていきました。こと切れていることに気付いたのは6時50分頃。おそらく、6時30分~50分の間に永眠したのだと思います。私の胸の中で看取れたことは本当に幸いでした。レモンちゃんには感謝しかありません。
その後は、ある程度体温が下がるまで手に持っていました。ついでにあんよの指を揃えてみたり、お顔を真っ直ぐにしたり、毛並みを整えたり。
うちのマメルリハ達の飼育に関して、普段から大変お世話になっている「伯母」がいるのですが、レモンちゃんのことを連絡したところ花を携え来てくれたので、空の小箱にレモンちゃんと花びらを入れて柩(ひつぎ)を作りました。もちろんペットの葬送方法に正解はありません。これが家のいつものやり方(葬送前の準備)です。
レモンちゃんが生前好きだったご飯も、柩へ一緒に入れてみました。最期は食欲が落ちたとはいっても、何だかんだ食べ続けたような食べるの大好きっ子だったので、天国でもたくさん食べられるようにと。
これも家の場合ですが、通常は保冷材を添えながら1~2日くらい安置します。たまに柩を開けてお顔を覗いたり軽く撫でたり、折ったお線香を焚いたりするのです。ただ真夏であることを考慮しなければいけなかったので、レモンちゃんの場合は天国へ逝った当日に、お世話になっている動物霊園へ持っていきました。今まで葬送してきた他の子達と同じく合同火葬をお願いし、後に7月9日に無事火葬&埋葬がなされたと霊園から連絡がありました。
全然関係ないですけどレモンちゃんを霊園へ持って行った際に、霊園内の樹液の出る木から見慣れない歯型?のノコギリクワガタを捕まえました。ノコクワは山ほど飼っているのでリリース。クワガタ探しも兼ねて、レモンちゃんも眠るお墓(合同供養塔)へ近々お参りしに行きたいと思います。(^^*)
最後に
私は獣医でも何でもないただのマメルリハ飼育者です。読者の皆様の飼われているインコについて何か気になる点や違和感があるのでしたら、動物病院の先生に相談することをオススメします。今回レモンちゃんを病院へ連れて行くまで、まさか 1.3cm の腫瘍があるだなんて思いもしませんでした。
今まで看取ってきたマメルリハの中では、無理やりお薬を飲ませなければいけなかった等の理由で嫌われたままのお別れになってしまった子もいました。長年培ってきた信頼関係もたった一度の不快な行為(←鳥から見て)により崩れてしまうこともあり、病気の治療や終末介護の場面では嫌われる覚悟も必要です。その点においては、レモンちゃんの場合は信頼関係を保てたまま看取ることが出来たのは幸運だったなと、心から思います。
本日のメダカ写真
今日は、「成長観察個体」のうちの1匹を撮ってみました。「成長観察個体」とは、卵の状態から没するまでを記録し続けている被験個体のことで、正確な寿命を把握し自宅メダカの平均寿命を算出する目的もあります。写っているのは青光ダルマメダカ F9 。どうやら半ダルマ体型のようです。他の種類の成長観察個体に比べると成長が遅いので、やはりダルマ体型を上手に育てるには配慮が必要かなと改めて思いました。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!