【ヒメオオ記録①】初めて産卵セットを組んで3ヶ月(2022/11/23)

こんばんは。(晴れ)レモンパイです。今夜は久々にクッパを作ってみました。

クッパ(レモンパイの料理)

元々辛い韓国料理が好きなのですが、家族がだんだん辛い味を食べられなくなってきた影響で最近は作らなくなっていたそれら。クッパは家族用と私用の2つを用意して、私のだけはコチュジャン増し増しにしてみました。(^^*)

 

現在はカタールでサッカーのワールドカップが開催中ですね。日本人サポーターによる観戦後のゴミ拾いや、日本代表の使用後のロッカールームの綺麗さが “ また ” 海外メディア発信で話題になっています。この手の報道を見聞きする度に気になるのは、拾われたゴミの行方(清掃員へ渡すの?持ち帰るの?)と、海外メディアが褒める割にはあまり清掃文化が世界中に広がってはいないように感じること。後者については、メディア側が単に風物詩ネタとして扱っているのかもしれませんね。

 

個人的には、“ いい人に見られたい ” 意識が日本人には強いのかなと感じるところです。そしてサポーターや選手の中に、掃除なんてせずに帰路に着きたい考えの人が居るとすると、現場で同調圧力に屈して渋々掃除しているのかもなと想像してしまいます。私なら絶対掃除しません。(笑)

 

ヒメオオ飼育の現状整理(第1回)

それでは、本題に入ります。今回から新設したカテゴリーである、「ヒメオオ飼育記録記事」の投稿です。昨年2021年に、私の人生規模の目標を “ ヒメオオ専門家(=採集&飼育&繁殖に精通) ” になることと定め、今年2022年は本懐であった地元神奈川県産のヒメオオクワガタの採集に初めて成功しました。8月と9月のそれぞれ上旬に採集した ※1 計2匹のメスを飼育しています。

今回は、現在に至るまでの飼育&繁殖状況についてまとめることにしました!私向けの記録の意味合いが強いので、あまりワクワクするような情報はないかと思います。m(_ _)m

 

ヒメオオの飼育環境について

まずは、ヒメオオの飼育環境について。 ※2 メスに産卵をさせるには気温管理が必要とされていますが、産卵させるさせないに関わらず標高の高い場所に住んでいるクワガタなので、長生きしてもらうにはどのみち外気温を低めに保つ必要があります。そこで、今回の私は発泡スチロール箱を活用することにしました。

※2 具体的に「何℃が理想なのか?」、また「何℃から何℃の間を保つのが理想なのか?」は現段階では分かりません。採集登山をしていた際の棲息環境に対する肌感覚は持っていますし、ネット上で他人様の提示する具体的な数字は目にしているものの、適温についてはまだ何も決め付けないようには意識しています。

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-1

こちらが、ヒメオオ飼育の為にわざわざ用意した発泡スチロールの箱です。スーパービバホームで見つけた一番大きなものを買いました。内側の容量はだいだい 40ℓ。この中に飼育ケース(=産卵セット2つ)を入れ、飼育ケースの蓋の上に ※3 タオルで巻いた保冷剤を置き、箱の蓋を閉じて箱内温度を低めに保つという方法。一応、箱内温度が 18~20℃ の温度帯を長く保つことを目指し、保冷剤の交換は1日1~3回行っていました。また、旅行などで帰宅出来ない日に限っては、冷房の稼働で出来るだけ室温を下げていました。

※3 保冷剤は結露でびしょびしょになります。飼育ケースの蓋やコバエ除けシートもびしょびしょになりますが、その濡れる程度を少しでもマシにする為にタオルを巻いていました。

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-2

保冷剤の交換で一日に数回は箱の蓋を開けるとはいえ、密閉してしまうと酸欠になるリスクが怖かったので、電動ドリルを使って穴を1箇所空けることにしました。冷気は下に溜まることから、穴を開ける場所は蓋にした次第です。

 

ヒメオオの産卵セットについて

続いては、2匹のメスにそれぞれ組んだ産卵セットについて。

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-3

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-4

上にあるのは【1号】の写真と産卵セットのイラストです。どうやら産卵木にしか産み付けないということでマットの品質に拘る必要はないかなと思いつつ、産卵が成功するという期待感が強かったことから幼虫が木から出てきた後のことも考え、栄養価の高いフェロールマットを使いました。そしてそのマットの中に、

・硬いナラ(フォーテック社の商品)
・硬いカワラ材(むし社店頭で購入、おそらくナラ)
・植菌カワラ材(某昆虫店で購入、木の種類不詳)

上記の3種類の木を埋めてみたのです。選択肢の多い方が、ヒメオオの産卵促進に繋がるのではないかという期待がありました・・・めちゃくちゃ期待に溢れていましたね。(笑) 植菌材は菌の被膜を剥がさず縦二つに割って使用し、他の2つは水分多めに調整しました。また、飼育ケース内は常に多湿になるように心掛けました。

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-5

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-6

他方、こちらは【2号】の写真とイラストです。【1号】より体格が一回り大きいので、シンプルにたくさん産んでくれそうな期待を抱きました。マットは、コーナンの安いマットを素にした自作の発酵マットを使用。こちらでは用意した産卵木は1個だけ。

ヒメオオ飼育&繁殖 ①-7

横浜市営地下鉄の「阪東橋」という駅が最寄りの【INSECT JOKER(インセクトジョーカー)】という専門店で購入した、ブナのカワラ材です。ブナの山に生きている地元神奈川県産のヒメオオなので、やはりブナ材が最適なのかなと思いました。また【1号】同様に多湿環境を心掛けました。

 

最後に

2022年11月18日に、【1号】の産卵セット内の木の割り出しを行ってみました。結果は幼虫も卵も0ということで、残念ながら私の労力は報われなかったようです。春にならないと産卵しないのか、またはシンプルに未交尾個体である可能性も考えられます。その場合、メスの寿命が尽きる前に、2023年も採集登山を頑張ってオスの初採集を実現しなくてはいけませんね。

 

もう【1号】は年内に産むとは思えないですし体表面に付着するダニの存在が気になったので、産卵セットは畳んでヒノキマットを敷いたボトルで飼うことにしました。

 

また【1号】も【2号】も共に、この時期にわざわざ室内で飼う必要はもうないかなと考え、現在は屋外の物置スペースへ移ってもらっています。ヒメオオのメスってかなり大食いですし、餓死なんて結末だけは避けたいので、2匹共にゼリーは冬でも1ヶ月に2~4回のペースで交換し続けようと思います。

 

本日のメダカ写真

今日撮ったのは、親魚の曖昧な子供たち。

黒幹之メダカ? ①

黒幹之メダカ? ②

3匹だけいる彼ら。何で親魚が “ 曖昧 ” なのかというと、黒幹之メダカ F1 の若魚の水槽に、一時的に P 世代のオス&メスと、北辻ヒレロングメダカのオス&メスを同居させていたことがあり、その時期に採卵した卵から産まれたからです。いずれにせよ「黒幹之」の血は継いでいることに間違いないと思いますが、それが親子間の交配の可能性がありますし、繁殖の失敗していた北辻ヒレロングの血を持っている可能性も若干あるのです。異種交配の結果のような地味な見た目なので、ヒレロングの血を持っていたら嬉しいな。(^^*)

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!