【小鳥のおもちゃ】取手を引っ張っるフォレイジングトイ作り(6号)

こんばんは。(晴れ、のちくもり)レモンパイです。今夜はトッポギをコチュジャン入りの甘辛のタレで食べてみました。普段お餅は食べないのですが、トッポギは食感がクセになるのでついつい食べ過ぎてしまいます。(^^*)

 

フォレイジングトイ【6号】の制作工程をご紹介!

それでは、本題に入ります。「ハンドメイド記事」の投稿です。自宅で飼うマメルリハインコ達の為に作ってきた、レモンパイオリジナルのフォレイジングトイ(=餌探し用の仕掛けグッズ)について新作の【6】が完成したので、その制作工程やレッスンについてご紹介することにしました! これまで作ってきたトイと比べると、攻略難易度はやや高いかなと思います。

制作工程のご紹介の前に、まずは次の段落の注意事項をご確認ください。m(_ _)m

 

トイ作りをご参考にされる方への注意事項

今回ご紹介するトイは、私の自宅で飼うマメルリハインコ専用に作ったものです。読者の皆様の飼育されるマメルリハ、または他の鳥類ペットに対し同様のトイで遊ばせようとした場合、怪我等に繋がるリスクの発生が考えられます。この記事をご参考にトイを作られる場合は、何が起こっても自己責任であることをご承知ください。

 

今回ご紹介するトイでは、種類の分からない木材を使っています。木材の中にはインコが齧って体内に取り入れてはいけない種類もあるそうですが、私の場合は自宅のマメルリハ達に試してきた中で危険性のないと判断した種類&状態のものを選んでいます。また私の中でのルールとして、トイ作りにおいてはインコに齧らせたり削らせることの目的では木材は使用しないことに決めています。

 

今回ご紹介するトイでは、木工ボンドを使用しております。一般論として、ボンドがインコの体内に入ると健康被害に繋がる恐れがありますが、とはいえ木材を扱う場合はボンドの存在がないと厳しい面もあります。そこで私の中でのルールとして、自作したトイを遊ばせる際には

〈ルール①〉:トイは放鳥時にのみ遊ばせる(普段はしまう)
〈ルール②〉:トイで遊ばせる際は目を離さない

といったことを徹底し、マメルリハがボンドに触れることのないように注意しています。

 

フォレイジングトイ【6号】の制作工程

それでは、具体的な制作工程についてご説明します。まず、今回のトイにおけるメイン木材に選んだのはこちら!

フォレイジングトイ作り【6号】①

前回作【5号】でも使用した “ モザイクブロック ” です。木材業界で明確な定義があるのか分かりませんが、様々な木材を同じ大きさに立方体カットしたミックス商品というのが私の理解。地元のホームセンターの「コーナン」で詰め放題のこれを見つけ、逆さにしてもブロックが落ちないくらいぎゅうぎゅうに詰めてレジに持って行きました。(笑) 値段は400円未満だったと思うので、作りたいトイにこれが活用出来るのならお得だと思います。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】②

そして、今回のトイ【6号】の設計イメージはこちら。力点(=マメルリハの動作位置)作用点(=報酬の位置)の離れたトイを作りたくて、このようなイメージを脳内に描きました。私はズボラで細かく決め込むのが苦手なタイプなので、毎度のように深く考えずに制作を開始することに。

 

インコのフォレイジングトイ作り【6号】③

まず最初に、円柱の木材ノコギリでカットしてみました。この厚さ 1cm のパーツは、先ほどのイラスト内でいう取手と門とを繋ぐタコ糸を乗せる部品になります・・・適切な概念が思い付かないので、 “ 滑車じゃないけどそれに近い役割のパーツ ” と呼ぶことにします。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】④

続いては、トイの本体部分の組み立てです。買ってきたモザイクブロックにボンドを付けて、理想の形状や高さの塊を作っていきます。ボンドは決して外へはみ出さないように、ほんの少量ずつの使用に努めました。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑤

モザイクブロック同士をボンドで接着する際は、先に1列ずつ作るようにしました。何故かというと、モザイクブロックの中には完璧な立方体ではない微妙にサイズの違うブロックも多々あるので、1個1個積み上げていくと “ トイ全体としての歪み ” が混沌としてしまうからです。1列ずつ作ってそれで段を形成し積み上げていけば、全体としての平行的な美しさは保たれます。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑥

こちらは3段目まで積み上げた(ボンドで固定した)状態です。ところどころ気になる隙間はあるものの列ずつを作って乗せているので、このやり方の限りでは上部の辺が酷くデコボコになることはありません

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑦

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑧

4段目&5段目の中央部には、エン麦の搬出口を設けました。モザイクブロックを対角線で半分に分けたパーツを、坂になるよう取り付けたのです。マメルリハが力点を操作して作用点が働いた結果、この搬出口からエン麦が転がり出てくる仕組み。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑨

そして上記の設計イメージにおける “ 門 ” には、こちらの長方形の端材を使用することにしました。スーパーマリオの『ドッスン』みたいな存在。ちゃんと作用させるには、線の真っ直ぐな長方形であることと、且つ適度な重さのあることが求められます。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑩

あとは、門の存在を踏まえながらモザイクブロックを積み上げ、外観の8割ほどを完成させました。大切なのは、門の真上の位置にタコ糸の通れるスペースを作ることと、門と天井との間に門の上下可動域を設けること、そして門と側面のブロックとの間に少し隙間を作ることでした。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑪

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑫

門の加工に移ります。まずは門の上部中心部にヒートンを取り付けました。比較的に軟らかめの木材だったので、事前にドリル等で穴を開ける必要はなく、指だけで取り付けることが出来ました。その後、ヒートンの頭にタコ糸を固結びで取り付けました。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑭

ヒートンとタコ糸を取り付けた門をトイ本体に戻し、門の背面エリアにブロックを積んでエン麦の搬入口を用意しました。マメルリハが1回1回エン麦の入手に成功する度に、私が手動でここに新たなエン麦をセットするのです。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑭

そして、門の背面エリアのブロックを更に積み上げ、トイ本体の最上部には“ 滑車じゃないけどそれに近い役割のパーツ ” を乗せました。

タコ糸を真上へ引っ張った際に門がスムーズに上へ持ち上がること、そしてタコ糸を離した際に門がスムーズに下へ落ちることの確認が必要です。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑮

“ 滑車じゃないけどそれに近い役割のパーツ ” の周辺は、このようにモザイクブロックで挟んでタコ糸がサイドへずり落ちないようにしました。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑯

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑰

トイ本体の表部分、つまり取手の部分はこのようにしてみました。ハート型の大きいビーズは、門の重量をある程度相殺する為に取り付けています。そして取手には、マメルリハが嘴で咥えやすそうな形状のビーズを使いました。取手ビーズを指で引っ張りながら、マメルリハが無理のない力で門が持ち上がるのかの確認も行いました。これにてトイ本体は完成です。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑱

トイ本体を固定させる為に、土台を用意しました。板をノコギリで適当なサイズに切り出し、マメルリハ達の安全の為に木工ヤスリ紙ヤスリで角を丸くしました。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑲

インコのフォレイジングトイ作り【6号】⑳

搬出口から出るエン麦用の受け皿を作ります。丸棒を切り出して半分に割り、彫刻刀でポケットを作りました。最後に紙ヤスリで表面や角を滑らかに。

インコのフォレイジングトイ作り【6号】㉒

インコのフォレイジングトイ作り【6号】㉑

最後に、土台にトイ本体エン麦の受け皿、そして細い丸棒で組んだ足場(脚立)もボンドで接着して完成しました!(^0^*)♪♪

 

あめちゃんによる【6号】の体験

作ってみたフォレイジングトイ【6号】を、早速体験してもらうことにしました。挑戦してくれたのは、自宅で最も賢いあめちゃん♀(2歳8か月)。実はもう一羽、賢さでいうならあめちゃんと同等かもしれないチコちゃん♂(3歳1ヶ月)という子がいるのですが、彼は飽きやすくトイの破壊工作に勤しんでしまうような子なので、今回のような難易度の高めのトイには向いていません。(汗)

フォレイジングトイのマメルリハ体験談(6号)①

あめちゃんに初お披露目すると、恐れることなくすぐに興味を示して近付いてくれました。彼女はトイ遊びに慣れているので、私が手に持つ木製の物体にはだいたい好意的。トイ遊びそのものに慣れてくれると、攻略出来る仕掛けの幅も広がると思います。しばらく観察していたら、トイの表面をいろいろチェックしていました。

 

それではレッスンの開始です。私が実際に取手ビーズを指で引っ張ってエン麦を出して、あめちゃんに食べてもらうという行為を数回繰り返しました。【STEP①】報酬が出るところ&そのための動作を見せるという段階です。その後あめちゃんは、エン麦の搬出口に嘴を突っ込んでいました。(笑)

フォレイジングトイのマメルリハ体験談(6号)②

続いては、【STEP②】大きめの補助をしてあげるという段階へ。私が取手ビーズの根元を摘まみ、それを小刻みに揺らしながらあめちゃんの名前を呼びます。それで取手ビーズに興味を持ち、穴の部分を嘴で咥えたら、私が引っ張ってエン麦を出してあげます。

フォレイジングトイのマメルリハ体験談(6号)③

この【STEP②】を繰り返すことで、取手ビーズとエン麦との関連性を学んでもらうのです。深い理解である必要はなく、「あれっ? 何かこれ(ビーズ)をハムハムするとエン麦が出てくるぞ!(^^*)」程度で大丈夫。食べ過ぎは良くないので、初日のレッスンは【STEP②】までとし終了しました。

翌日は【STEP②】から再開し、慣れてきたら【STEP③】小さめの補助をしてあげる段階に移りました。【STEP②】と同様に私は取手ビーズの根元を摘まみますが、それはあめちゃんが取手ビーズに嘴を引っ掛けやすくする為であって、私が引っ張る力を加えることはしません。最初は上手く行かないので、飽きる1~2歩手前で私が引っ張ってエン麦を出してあげるというのも繰り返しました。最後、引っ張る動作を覚えたところでこの日のレッスンは終了。

フォレイジングトイのマメルリハ体験談(6号)④

そしてレッスン3日目の今日、あめちゃんは遂に【6号】を完全攻略することが出来ました!(*^_^*) 最初【STEP③】から始めたらちゃんと引っ張る動作を覚えていたので、【STEP④】何も補助しないに移ったら自分でビーズを咥えて引っ張ったのです。

 

せっかく用意した足場が不要だった点はともかく、今回はそこそこ難しく、且つちゃんと攻略出来る難易度のトイを作れて良かったです。また新たなトイを作る機会がありましたら、ブログ上でご紹介したいと思います!

 

本日のメダカ写真

オカメ系(錦系)のメダカ ①

オカメ系(錦系)のメダカ ②

今日は、昨年生まれの錦系のメダカ達を撮ってみました。「両親が頬透明鱗だと、その子供たちはやっぱり背曲がりするよな~」という、何十回も抱いた感想を再び抱きました。切っても切り離せない関係です。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!