こんにちは。(晴れ)レモンパイです。
私は「メダカ観察ノート」なるものを作っています。宮城の松島で買ったお土産用?のノートに、2015年の3月から、飼育しているメダカの出来事や重要なデータを書き込んでいるのですが、先ほど久しぶりにノートを最初から読み返したところ、様々なメダカを購入した記憶が蘇ってきました。残念ながら今は手元にいないのですが、黄金兜メダカなんかもう一度飼育してみたいものです。
高齢メダカの飼育
では、本日のお題に入ります。昨日は稚魚の飼育について書きましたが、その反対?に高齢のメダカの飼育などについてお話します。
過去に飼育していた高齢メダカ
以前、メダカの寿命はコクワガタ未満だと書きましたが、今まで私が飼育してきた中で最も長生きした個体は2年くらいだったと記憶しています。大人にまで成長したメダカは丈夫なので、飼育環境が安定しているのであれば、健康な状態で末永く飼育し続けることが可能になります。
その2年生きたメダカの最期についてですが、次第にふらふら泳ぎをするようになり、エサを食べなくなっていきました( 脳に異常を来していたのだと思います )。
祖父母メダカ
私のように品種改良や新種作出に取り組んでいる飼育者の場合、繁殖を終えて冬を越した ※1 祖父母メダカよりも、世代の進んでいる若い親魚にどうしても関心が向きやすくなります。
※1 前年の春~秋の内に一度繁殖を行い、冬も乗り越えた個体のことを、私がそう呼んでいます。
しかし、病気の蔓延や災害などをきっかけに若い世代が急にいなくなってしまう可能性や、何らかの要因で若魚が育たない可能性を考えると、もしもの時に再びの繁殖が可能な祖父母メダカの存在はとても貴重だといえます。
( メダカは高齢になっても、健康状態が良好なら繁殖が可能な個体が多いです。)
高齢メダカの飼育の注意点
高齢なメダカの飼育の注意点についてですが、飼育水の水質管理には特に気を付けなければいけません。それは、体が大きくなっている分、食べるエサと排泄するフンの量が多くなるからです。食べ残しのエサが多くてもフンがたくさん堆積しても、どちらも水質を傷める原因になります。
また、メダカは大きくなればなるほど力も強くなるので、網で掬う際にはメダカが跳ねて水槽外へ落ちてしまう危険性が高くなります。彼らを掬う網には大きいものを使うようにします。
高齢メダカの魅力
高齢なメダカの魅力についてですが、それは体色に深みがあり、見た目に貫禄があることです。メダカがその個体の持つ体色を完全に表現するには、生後半年~1年くらいの期間が必要になります。斑表現のメダカであれば、さらに長期に渡って斑模様の変化を楽しむことが出来ます。
メダカ年齢と購入
メダカの購入に関することですが、アクアショップでは稀に、かなり大きな体のメダカを見かけることがあります( 私が過去に購入した普通東天光は、4cm以上ありました )。
それらのメダカが短期間で大きく育てられた若魚なのか、それとも単純な高齢メダカなのかについては、外見では判別が難しいです。しかし、仮に彼らが高齢メダカだったとしても、水槽内に体調不良の個体がおらず、卵を抱えているメスがいたりするならば、私は購入を検討すると思います。 ※2 アクアショップでメダカを購入する際に最も大事なことは年齢ではなく、その時の健康状態だと考えているからです。
※2 2016/9/23の記事:「メダカ選びのポイント」で書いたことです。
本日の写真
写真は、おそらく自宅で一番大きい個体です。天の川メダカ P です。年齢でいうと、もう少しで1年だと思います。体の大きい高齢メダカの場合、他の若魚メダカと同じ感覚でエサを与えていると、少し痩せてきてしまう個体も出てくるので、エサは体の大きさに合った量を与えましょう。
本日はここまで。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!