キノコちゃんの飼育

おはようございます。(晴れ)レモンパイです。

 

今日は、17日です。つまり、今月の3日に天国へ旅立ったキノコちゃんとの再会記念日です。彼女が仮に今日まで生きていたら、成虫として9ヶ月を迎えたことになっていました。結果はこの通り( 2018/3/3に天国へ )ですが、残念に思っていることはないですし、本当によく長生きしてくれました。

 

そこで今回は、キノコちゃんの飼育方法について、私の記憶が鮮明に残っているうちに記事にしてまとめることにしました。記事のカテゴリーに、『キノコちゃん』を追加してみました。(笑)

 

また、幼虫時代から撮り溜めてきたキノコちゃんの写真については、ギャラリーの中の「キノコちゃんの写真」というページに収めてみました。キノコファンだった方々におかれては、もしご興味があればご覧いただければと思います。

 

キノコちゃんの飼育

では、本題に入ります。冒頭でお伝えした通り、今回はキノコちゃんの飼育方法についてまとめることにしましたが、「成虫として8ヶ月半も生きることに成功した要因は何だったのか?」ということに焦点を当てて書きました。

 

キノコ飼育①:繁殖の断念

飼育者の視点としては、やはり “ ① キノコちゃんを繁殖させなかったこと ” が、長生きの一番の要因になったと考えています。

 

昔カブトムシを自宅で累代させていた頃は、どの成虫もだいたい3ヶ月以内に力尽きていました。特に、産卵をしていたメスは、卵の回収後に長生きすることはなかったと思います。

 

繁殖の為に使うはずだった生命力を消費しなかったことが、シンプルに彼女の肉体の維持に繋がったのだと思います。

 

キノコ飼育②:ダニの予防

2017/6/17 に、飼育容器を掘り返したことで成虫の姿のキノコちゃんに再会したわけですが、その時の彼女は体の節々にダニがくっ付いていました。カブトムシ飼育ではよく見かける、小さくてしつこい白いダニのことです。

 

そういうダニとか線虫が嫌いで、カブトムシ飼育を嫌いになっていた経緯もあったので、キノコちゃんにはカブトムシ&クワガタ専用の防ダニのヒノキのおがくずマットを使うことにしたのです。その効果はすぐに表れ、キノコちゃんの体からダニは消え去りました。

 

そのヒノキのおがくずマットが入手出来なくなってからは、ハムスターなど小動物専用のヒノキの削り節マットを代用することになりました。削り節タイプだと、飼育容器の底に水が溜まりやすくなりますが、防ダニの効果は同じくあったと思います。

 

“ ② キノコちゃんの体をダニから守り続けたこと ” 、これもかなり重要な要因だったのかなと改めて思います。

 

キノコ飼育③:環境の清潔さ

“ ③ 飼育容器内をかなり清潔に保ったこと ” も基本的なことかもしれないですが、長生きの要因の一つのはずです。夏の頃の手入れ頻度についてはあまり憶えていませんが、2018年だと一週間に1~2回はマットとエサの交換をしていました。

 

マットを交換する際は、飼育容器をよく水道水で丸洗いしていましたし、アルコール消毒をしたこともありました。

 

キノコ飼育④:飼育容器の幅と流木

キノコちゃんは旅立つ数日前から、脚の欠損によってひっくり返る頻度が高くなりました。その光景を見て気付いたのですが、 “ ④ 幅の広くない飼育容器を使っていたこと ” も、重要なポイントだったのではと思いました。

 

つまり、飼育容器の幅がある程度狭いことにより、ひっくり返っても壁を頼ることによって、自力で復帰することがしやすかったと思います。復帰がしやすければ、それだけ無駄に体力を消耗することもなくなるはずです。

 

また、その幅の広くない飼育容器内に、止まり木として流木を投入していたことも、復帰を手助けする存在になったはずです。柔らかい落ち葉よりも、ちゃんと掴まることの出来る止まり木などの方が良いのかなと思いました。

 

キノコ飼育⑤:あまり触らない、触れない

手に乗せると、何故か毎回興奮して離れてくれなかったので、飼育容器の手入れをする時くらいしかキノコちゃんには触れませんでした。

 

触ること自体が、成虫にどれだけストレスを与えるのか分かりませんが、彼女の脚に負担の掛からないよう気を付けて扱っていました。飼育容器外のものにしがみ付かれると、どうしても離れてもらう際に脚に負担がかかってしまいます。

 

“ ⑤ キノコちゃんにあまり触れないこと ” も、一つの要因だったと思います。

 

別視点での長生きの要因

キノコちゃんの長生きの要因について、いくつかの可能性を上述しましたが、おそらく忘れてはいけないことが1つあります。それは、キノコちゃんが単純に、そういう長生きの素質のある子だった可能性です。

 

たまたま長生きの素質のある子を1匹お迎えし、丁寧に世話をすることが出来た結果、1年と1ヶ月もの期間飼育し続けられたのだと冷静に考えています。

 

最後に

嫌気が差していたはずのカブトムシ飼育を、キノコちゃんのお迎えと共に再開することになりました。その結果、やはり私は幼虫マットに潜むダニや線虫がとても苦手なのだと改めて実感しました。(笑)

 

ブログでお話出来るネタになればなと思っていたことも事実ですが、キノコちゃんは私に癒しだけではなく、感動も与えてくれました。また “ 生きること ” について、キノコちゃんを通じて何回も考えさせられました。

 

キノコちゃんの飼育にやりきった感があるので、当分の間はカブトムシの飼育はしないと思います。でも、また何か良いご縁があればカブトムシをお迎えしたいなと思いますし、その時は繁殖のことも前向きに考えたいですね。

 

本日の写真

2018/2/9 のキノコちゃん

写真は、 2018/2/9 のキノコちゃんです。「キノコちゃんの写真」のページを作成した後に当記事を作成して、同じ写真は使いたくなかったので他の写真がないかと調べたところ、たまたまこの可愛い写真が残っていました。朝日を浴びている時の様子です。

 

飼育歴が長くなるにつれて、キノコちゃんへの親近感が増していきました。この “ 前脚の欠けている状態でも、元気に歩き回っていた姿 ” というものが、私の中で一番キノコちゃんらしい姿だったように思えます。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!