【カブクワ飼育】成虫の個別ケースの手入れ方法

こんばんは。(くもり、時々雨)レモンパイです。「梅雨に逆戻りしたんじゃないか?」と思えるくらい、涼しくて雨量の多い日が断続的にやってきている感覚がします。今日は冷房が全く不要でした。(^^*)

昨日まで旅行へ行っていたので、近日中にその内容を記事という形で残したいなと思うのですが、旅行期間中は印象的なニュースが多かったなと思います。中でもここで触れたいのが、「新木場 STUDIO COAST」の閉館について。1回だけ、ライブを観に行ったことがあります。

 

最近までのテレビやネットの情報番組では、飲食店の存続危機については重きを置いた発信がなされていたと思うものの、コロナの蔓延初期に槍玉に挙げられていたライブハウスについては存在が忘れられつつあったように思います。営業は出来るには出来るけど本来のキャパは埋められないですし、ライブをしてくれるミュージシャンも少ないだろうし・・・閉館ニュースのページを見てみると、直接的な表現はありませんでしたが経済的な苦境が窺えました。

 

「赤坂BLITZ」も「Zepp Tokyo」も、その他の閉館ニュースのあったライブハウスもそうですが思い出の詰まったライブハウスがなくなってしまうのはシンプルに悲しいです。でも、昔行ける時にライブハウスに行っておいて本当に良かったなとも改めて思いました。「やりたいことをやる」のが悔いなく幸せに生きる方法なのだとしたら、周囲の目や空気感がどうであろうとすぐに行動に移した方が良いように私は思いますね。

 

それでは、本題に入ります。「カブクワ記事」の投稿です。今回は、私がカブトムシ&クワガタの成虫をどのように飼育管理しているのかについてご紹介することにしました!あくまで “ 私のやり方 ” であり、ご紹介する内容が正解だというわけではありません。m(_ _)m

 

まず、私の場合は成虫は基本1匹ずつを個別に飼育するようにしています。理由は

○ 複数飼育だと喧嘩や脚の絡まり合いによって怪我をするから
○ クワガタは他の個体に体を切断されてしまうリスクがあるから
○ 他の個体と密な飼育環境だとストレスで短命になると考えるから
○ 1ペア以上のオスメスを一緒に飼うと、子孫が入手できた際に親が誰だか分からなくなるから(←系図を管理したい人の場合)

といった理由になります。ただ個別飼育の場合は世話が大変になる(作業量が増える)というデメリットもあるので、繁殖を目指している場合は大きなプラケースにオスメス数匹ずつ飼うのも勿論アリですね。

セリアのPETシンプルボトル M 700ml

そして2021年8月現在使用している飼育ケースというのが、セリアで購入した「PETシンプルボトル M」という商品です。これがオススメというわけではなく、私の飼育本命種であるノコギリクワガタの幼虫飼育容器として大量に持っているので、そのまま成虫にも使っています。

カブクワ成虫の飼育容器のフタ

蓋の部分にはんだごてで4箇所の空気穴を開け、不織布のサージカルテープでコバエの侵入を防いでいます。

スドーの「ひのきのふかふかマット」

飼育ケースの中に敷いている床材は、ヒノキマットになります。ヒノキマットだと成虫の体に付着するダニがほとんどいなくなります。私が長らく愛用しているのは、スドーのPiccolinoシリーズの「ひのきのふかふかマット」です。

昆虫ショップでは更に目の細かいタイプのヒノキマットも販売されていますが、目の細かいタイプは消費量が多くなりがちで経済的ではないですし、成虫からすると何かを掴める感覚のあった方がストレス対策の面から好ましいと考えているので、このフレークタイプが一番オススメですね。(^^*)

ダイソーの「昆虫ゼリー フルーツミックス 20個」

ゼリースプリッターⅡ

使用している昆虫ゼリー(餌)について、ダイソーの「昆虫ゼリー」が20個入りで一番経済的なので愛用しています。「フルーツミックス」と「黒糖」の2つのフレーバーがありますが、何となくカブクワも違う味のあった方が喜ぶかなと思ってフルーツミックスを買っています。カブクワのオス両方とも、角や顎が邪魔でゼリーを全て食べるのは困難なので、 ※ ゼリースプリッターを使って半分にしたものを与えています。

( 2021年の夏現在だと、ダイソーでは浅型タイプのゼリーが主流で大型店に行かないと深型のタイプはあまり見られません。スプリッターを使用する場合は、昔からある深型タイプを買わないと切りづらいです。汗 )
※ 参考記事 → 2021年2月24日の投稿: 昆虫ゼリー用のスプリッターを買ってみました。

カビの生えたダイソーの昆虫ゼリー(不良品)

ご気分を害されたら申し訳ございませんが、つい先日ダイソーのゼリーをスプリッターでカットしたら開封前なのにカビの生えていたことがありました。このような不良品も稀に混入していることがあるので、昆虫ゼリーを購入する際は袋の外側から眺めることをオススメします。

マット&ゼリー交換中のノコギリクワガタ

上の写真は、ノコギリクワガタの飼育ケースの手入れシーン。ヒノキマットは水分でベタベタになってきたら全部を捨てたり、ゼリーの零れて染みついた部分だけを取り除いて、新しいマットを足しています。成虫は人の手に掴まられるとはがすのが大変で、はがす際に脚の先端を欠損させてしまうリスクもあることから基本的に持ちません。直接触らずにフタに移して、その間に飼育ケース内のマットやゼリーの交換をしています。カブトムシのオスなら、胸角を摘まんで出し入れします。

マット&ゼリー交換後のカブクワ飼育容器

マットの量については上の写真のような感じで、体高の半分以上が隠れられる量があれば大丈夫に思います。マット交換が終わったら、成虫と新しいゼリーを戻します。

先ほどゼリースプリッターのご紹介をしましたが、ゼリー交換の際に与えるゼリーの量

★ カブトムシ:1個
★ クワガタ:1/2個

を目安にしています。そして4~5日に1回の頻度で【マットの一部交換 or 全交換】と【ゼリーの交換】を一緒に行うと、健康的に飼えるのかなと思っていますね。4~5日の間隔で手入れすると決めているのであれば、途中ゼリーが食べ尽くされても餓死することはありません。

 

また、今回ご紹介したセリアの「PETシンプルボトル M」を飼育容器にする場合ですが、ゼリーの容器が、成虫が転倒した際の “ 掴まる物 ” になってくれるので止まり木は入れていません。そしてフタは4箇所の小さな穴を開けた状態なので内部の乾燥が進みにくく、昆虫ゼリーの水分と成虫の尿で十分湿るので、霧吹きでマットを濡らす必要もありません。逆に霧吹きすると、カビが生えます。(汗)

カブクワ成虫の飼育容器の集合

以上が、私レモンパイのカブクワ成虫の飼育法法になります。卵を産んでもらいたい交尾済みのメスの場合は、ちゃんと産卵用マットや産卵木を使った大きなプラケースへ移して飼いますが、それ以外の個体は今回ご紹介した方法での飼育になります。外国産の大きなカブクワ成虫を飼育される場合は、小型のプラケースを使ったり、与えるゼリーの量を増やすことになりますね。

 

本日の写真

紅帝メラーメダカ ①

写真は、今年の繁殖シーズンにて紅帝メダカ F1楊貴妃メラーメダカ F1 とを統合交配させ作出した紅帝メラーメダカになります。今後「紅帝メラー」と呼ぶことには決めたものの、ヒレの軟条間の膜の欠損軟条の欠損というメラーの特徴は劣性遺伝(潜性遺伝)のようなので、彼らの中にメラーと言える個体は1匹もいません。

紅帝メラーメダカ ②

体色の薄~い楊貴妃メダカという感じ。(笑) 私は飼育スペースの限られた小規模飼育者ですし、たくさんのメダカ系統を抱えているので、親魚からの採卵が順調でも育てられる子孫は最大200匹くらいなのですが、本気で楊貴妃や紅帝の体色の色揚げを実現するのであれば1000匹以上は子孫を採り続けないと目に見える効果は表れないと思います。(汗) 逆に言えば、千や万の規模で繁殖させ、体色の一番濃い個体を親魚に選ぶ累代を続けられるのであれば、色揚げの実現は難しくないとも思いますね。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!