【レジン&モールド】“ レジン in レジン ” による複数試作 Part①

こんばんは。(晴れ、時々くもり)レモンパイです。今夜は韓国料理をいくつか作りました。焼肉屋さんで最後に食べたのがおそらく5年以上前で、特別美味しい料理だという記憶もなかったけど、初めてクッパも作ってみました。寒い日ということもあって美味しかったです。(^^*)

最近は、北京五輪のカーリング女子の日本戦を観る機会が多いです。前回の平昌大会からロコソラーレのメンバーのことは知っていますし、ルールや戦術の知識について備わってきた影響もあってついつい見入ってしまいます。ジムでランニングマシンに乗っている時に観ると、あっという間に時間が過ぎて行きます。(笑)

 

カーリング関連のネット記事のタイトルを見ると、勝った際は『藤澤五月選手の活躍で~』という書かれ方をすることに違和感を覚えたことがありました。「いや藤澤選手も当然良かったけど、他の3選手も良かったでしょ!?」という意味で。

 

でも、負けた試合を観ていた中で気付いたのですが、各エンドの序盤や中盤でどんな展開が繰り広げられたにせよ最後にストーンを投げる選手(フォース)のみが点数という結果に繋がるので、見出しや内容がフォースの藤澤選手を特記するは仕方がないなと理解しました。ご本人が望む望まないに関わらず、持ち上げられる時は高く持ち上げられ、負けると一個人の失態に捉えられやすい役割なので、計り知れない大変さがあるのだろうと思います。

 

モールドによる “ レジン in レジン ” アクセの複数試作 part①

それでは、本題に入ります。まだメダカ方面でやることがないので、連続で「ハンドメイド記事」の投稿です。前回は ※ UVレジン用のモールドを利用した試作をいくつかご紹介し、その流れで “ レジンの中に別の硬化済レジンを埋め込む手法 ” について興味を持ったので、今回はその方面での試作を更に進めてみることにしました。

具体的には、マニキュアシールパステルを使用した5作をご紹介します!!

 

用意したグッズ&下準備について

まず、今回の試作の為に用意したグッズを挙げると、

・透明レジン液(パジコ)
・シリコンモールド(100均)
・マニキュア(100均)
・レジン用封入シール(100均)
・立体シール(100均)
・パステル(ホルベイン)
・UVライト(パジコ)

このようになります。各グッズの詳細については、下記にて都度ご紹介します。

松野工業のUVレジン対応シリコンモールド ②

今回も使用することにしたモールドは、100均のセリアで購入出来る松野工業のシリコンモールドです。3種類ある中で使ったのは、三角と四角のタイプ。三角のタイプで硬化済レジンを作り、それを四角のタイプに埋め込んで試作品を完成させます。

レジンinレジン試作①-1

今回はまず、埋め込み用の透明な硬化済みレジンを5本作りました。埋め込み用のレジン自体に色を付けたり何か封入パーツを使ったりすると、より繊細な作品を目指せると思います。その更に進んだ研究は、私の宿題ということにしておきます。

 

「埋め込み前準備」の工程

各5作品の、埋め込み用レジンの加工についてお話します。

埋め込み準備①:グリッターまぶし

レジンinレジン試作①-2

・まず1つ目。マニキュアの透明液&グリッターのタイプ。これを全身に塗りました。マニキュアを使用した他の試作品もそうですが、プリンカップなど捨てても構わない容器の中で塗って1日間乾かしました。

レジンinレジン試作①-3

・こちらが乾燥後。マニキュアを使わなくても、「表面に透明のレジン液を塗る → その上にグリッターをまぶす → UVライトを照射して硬化させる」というやり方でも、同じような姿を作ることは可能ですね。

埋め込み準備②:マニキュア+封入シール

レジンinレジン試作①-4

・続いて2つ目。こちらのグリーン系のマニキュアを全身に塗って乾燥させました。

レジンinレジン試作①-5

・乾燥後です。これだけではつまらないと思い、100均のレジン用封入シールを貼ってみることにしました。

amifaの「レジン封入シール クラシカル」

レジンinレジン試作①-6

・使用したのは、キャンドゥで見つけた『amifa』という会社の商品です。3つの面にそれぞれ、切り取ったシールを貼ってみました。粘着具合は問題無かったです。

埋め込み準備③:3面別色塗り

レジンinレジン試作①-7

・3つ目です。今度は赤&青&黄の3色のマニキュアを長方形の面に1色ずつに塗り分けてみることにしました。

レジンinレジン試作①-8

レジンinレジン試作①-9

・赤と黄のマニキュアはガッツリ系の濃色タイプでしたが、今回の青のマニキュアは色が薄くてグリッターメインといった感じでした。3色ガッツリよりも、1面だけ透けている感じに敢えてしてみたかったので問題ありません。(^^)

 

埋め込み準備④:立体シール貼り

レジンinレジン試作①-10

・4つ目です。キャンドゥで見つけた『松野工業』の立体シール商品です。これを貼っていきます。

レジンinレジン試作①-10

・このような感じで貼りました。

埋め込み準備⑤:パステル塗り

・最後5つ目は、パステル塗りになります。今回ご紹介する中では、個人的に一番可能性を掘り下げたい方法なので、表面を塗る前に埋め込み用レジンそのものの形も弄ってみました。前回記事でご紹介したような “ 鉱物風 ” の作品を目指します。

レジンinレジン試作①-11

まず粗さ#60番の紙やすりを使って、全体を削ることにしました。特に90度の角度になっている箇所平面面積の広さが人工物感を強く醸し出すと思ったので、それらの点を無くすよう意識しました。

レジンinレジン試作①-12

・このような感じにまで削ってみました。形を弄るにせよ弄らないにせよ、どのみち紙やすりで削って表面に傷を付けないとパステルの着色はやりにくいです。プラバンにパステルを使う時と同じですね。パステルを着色させる為だけの磨く作業であれば、 #800番くらいの粗さ(細かさ)で十分だと思います。

レジンinレジン試作①-13

レジンinレジン試作①-14

・今回は適当にのパステルを使ってみました。両サイドにそれぞれの色を塗って、中央に向かって指で伸ばしてみました。

レジンinレジン試作①-15

これにて、5本の埋め込み用レジンの準備が完了しました!

 

埋め込み&硬化後

続いて、準備した埋め込み用レジンを使用して、試作品を完成させていきます。

レジンinレジン試作①-16

こちらは、実際に埋め込んでいるシーンです。四角のモールドに埋め込み用レジンを入れて、隙間に透明のレジン液を入れ込みました。そしてUVライトを照射して硬化させた結果が・・・

レジンinレジン試作①-17

このようになりました!また一つずつ詳しく見ていきます。

試作結果①:グリッターまぶし

レジンinレジン試作①-18

・まず1つ目について。四角のモールドで硬化させる際、先に透明のレジン液をモールド内へ入れて、竹串でかき混ぜて無数の気泡を敢えて作ってみました。その方がよりギラギラ感が増すのではと考えたからです。結果としては、おそらく気泡を入れない方が綺麗だったと思います。(汗) 多過ぎる気泡がグリッターの邪魔をしているような...。

レジンinレジン試作①-19

・底から見るとこのような感じです。

レジンinレジン試作①-20

・「これって、最初から四角のモールドにグリッターを混ぜるだけで作れる作品では?(埋め込み意味あった?)」と一瞬思ったものの、大きめのグリッターの向きを面ごとに揃えられることが、利点になるかもなと思いました。埋め込み用レジンが円柱タイプでも、グリッターの並びに規則性?を持たせることが出来ますね。グリッター使用に限らず、何か良いアイデアに繋げられたらいいなと思います。(^^)

試作結果②:マニキュア+封入シール

レジンinレジン試作①-21

レジンinレジン試作①-22

・続いて2つ目。何となくつまらない試作品だなと思いました。想像通り過ぎたので。

レジンinレジン試作①-23

・底から見るとこのような感じです。気泡が入っていますが、こちらの作品は敢えての気泡は入れていません。

レジンinレジン試作①-24

・観察をしていたら、封入シールマニキュアで塗った面との隙間に空気が残っていました。こういうシールの隙間に入る空気はほぼ取り出し不可能なので、封入シールを使用する場合はそのリスクがあることに注意が必要ですね。あとシールの透明な面(シールの縁)は、目立ちはしないもののよく観れば認識出来ます。

 

試作結果③:3面別色塗り

レジンinレジン試作①-25

・3つ目です。こちらも2つ目の作品と同じくあまりウキウキしない仕上がりにはなりました。埋め込んでいるレジンの、マニキュアとマニキュアの境目が今回はアバウトなので、その点が美しくないなと思います。境目を綺麗に仕上げるのは難しいですけどね。

レジンinレジン試作①-26

・裏から見た感じです。なかなか表現の難しい情報になりますが、赤のマニキュアで塗った面を含む三角柱(写真でいうと四角の中の左上の三角)について、透明なはずの他2面の内側は反射によって全て赤色になります。黄のマニキュアでも同じことが言えますね。

レジンinレジン試作①-27

・埋め込みレジンの青の面を見ると、こんな感じです。透けているので、赤と黄の面も丸分かりです。いっそのこと青のマニキュアは塗らないで透明なままにしておけば、騙し絵のような錯覚を生み出せるかもしれません。

試作結果④:立体シール貼り

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・4つ目です。立体シールの美しさをそのまま使っているという仕上がりになりました。埋め込んでしまうことで、本来剥がれたり何かとぶつかりやすい立体シールを守ることが出来ます。

レジンinレジン試作①-29

・底から見るとこのような感じです。今回は埋め込み用のレジンを透明にしたものの、もし色付きのレジン液を使っていたらもっと面白い仕上がりに繋がっていたように思います。

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・こちらも2つ目の封入シールを使った試作品と同様に、気泡の問題があります。立体シールの存在が気泡が抜けるのを邪魔する可能性がありますね。

試作結果⑤:パステル塗り

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・最後5つ目です。鉱物感を目指したものの、やはり四角柱の形がそれを弱めている感じがありますし、パステルで着色した埋め込みレジンも、もう少し柱っぽくない形へと削っていたら面白くなったのかなと思います。

レジンinレジン試作①-32

・底から見るとこのような感じです。1つ目の作品と同様に、敢えての気泡を入れています。

レジンinレジン試作①-33

・今回の試作で良い収穫だなと思ったのは、埋め込みレジンの “ 削り具合の粗さ ” がバレてしまうことが分かったこと。上の写真でいうと、紫のパステルで塗っている面の削りの粗さが伝わりますかね?鉱物感を目指すのであれば、(意図的ではない)目立った傷を残してはいけないと思います。

 

余談(試作品を研磨してみました!)

今回の記事の主旨からは少しズレますが、どうしても気になることがあるのでその点をお話します。

レジンinレジン試作①-34

最近100均のモールドで試作品を作っている中で、硬化後のレジン表面に波打ちの確認されることがずっと気になっていました。原因として考えられるのは、

(1)モールド内部が元々波打っている
(2)モールド内部が使用劣化で削れてきた
(3)モールドを以前使用した際のレジンが内側に残っていた
(4)レジン液が完全硬化していない段階で取り出そうとして出来る波

といったものになりますが、正直なところよく分かりません。感覚的には、手芸店や東急ハンズ等で購入出来る高価なモールドだと、そういう波打ちが少ないような気はします。経験を積む中で何か分かることがありましたら、また改めて情報発信をしたいと思います。m(_ _)m

レジンinレジン試作①-35

モヤモヤ感が残るので、とりあえず試作品の1つを磨いて波打ちを消してみることにしました。上記でご紹介したパステル使いの試作品を、まず紙やすりで研磨しました。ただ面を磨くだけではつまらないので、角も削っています。 #60番の粗さから始めて#2000番まで研磨してみたのが、上の状態です。

レジンinレジン試作①-36

そして、もっと透明度を上げたいと思い、『TAMIYA』のコンパウンドを使って更に磨いていきました。こちらも「粗目」からやり始め、「細目」、「仕上げ目」と3種類を使いました。磨きに使ったのはウエスです。

レジンinレジン試作①-37

もっと時間を掛けて丁寧に磨けば更に透明度は上がったはずです。指が痛くなってきたので、今回はここまでにしてみました。ピンバイスで穴を開けて、先端にレジン液を付けたヒートンを刺して自然光に当てて硬化させ、金具を取り付けてストラップの完成です。(^^*)

 

本日のメダカ写真

黒衣メダカ ①

今日撮影してみたのは、昨年11月の埼玉山城巡りのついでに寄った高崎市のチャーム本店で購入した、黒衣メダカです。最近まで5匹がいたのですが、残念ながら1匹脱落してしまいました。脱落の原因として考えられるのが、ざっくり表現すると体調不良です。

黒衣メダカ ②

黒衣メダカ ③

2&3枚目は、一昨日に撮影した写真です。この日は何となく気になり観察したところ、全員ヒレが閉じ気味でした。尾ぐされ病の初期症状なのか、また違う病名の付くものなのかは分からないものの、飼育水の状態が良くないとこういうことが起こりがちです。半量の水換えをして、塩を投入して様子見しているところですね。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!