繁殖をしないメダカ

おはようございます。(晴れ)レモンパイです。

 

自宅の黒幹之とピュアホワイト光に関しては、次の繁殖シーズンで親子間での交配をさせることになる可能性があると以前お話しましたが、その場合に使うのが妥当で簡単な “ 表記 ” が調べても見つかりませんでした。

 

戻し交配の場合、「 B 」という表記を使うのですが、私が行おうとしているのは種を絶滅させない為の仕方のない交配であり、戻し交配の本来の目的とは違うものなので、あの表記を使うのは不適当です。そこで、レモンパイだけの特別な表記を作ろうかなと考えています。

 

繁殖をしないメダカ

では、本日のお題に入ります。繁殖シーズンに入った時に、他のメダカが繁殖を始めているにも関わらず繁殖を始めないメダカや、短期間で繁殖を止めてしまうメダカについてです。

 

今回の記事は、2016/12/4の記事:「メダカの産卵数」で書いた内容と被る部分もあるのですが、一度テーマ記事として残そうと考えた次第です。

 

繁殖シーズンの “ 普通 ” のメダカ

メダカの繁殖シーズンが始まるのは、一般的には3~5月以降からですが、 “ 普通 ” の健康で成熟した体を持つメダカであれば一斉に繁殖を始めます。もちろん、水槽ごとに繁殖開始日の誤差はありますが、メダカの種類や床材、飼育水の色などの要素が違っても、だいたい同じ日の朝にメスが抱卵しているのを確認出来ます。

 

去年2016年の場合だと、自宅では5月からメダカの一斉繁殖が始まりました。また、彼らの中には5月から10月の上旬まで繁殖をしていた個体がいました。

 

ずっと繁殖を行わないメダカ

しかし、ごく少数ではありますが繁殖シーズンに入り他のメダカ達が繁殖を行っているにも関わらず、全く繁殖を行わない個体が稀に存在します。実際に、私はそういうメダカ達を過去に何度か抱えていました。

 

彼らが繁殖を行わないことの原因としては、以下の7点が可能性として考えられます。

①【 水槽内にオスメスが揃っていないこと 】
②【 体が未熟なこと 】
③【 体型が繁殖に適していないこと 】
④【 重度の病気や体調不良であること 】
⑤【 老衰で繁殖が不可能なこと 】
⑥【 先天的に生殖能力に欠陥があること 】
【 過去・直近に何か強いストレスを受けたこと 】

 

①のケースは、とても初歩的なミスではありますが、去年の夏に私がよくやってしまったミスです。(笑) 特に、  オスだと思っていたら実はメスだったというケースがいくつかあり、ペアリング水槽で繁殖が起こらないという事態が数度発生してしまいました。

メダカの性別の判別については、2019/5/1の記事:「メダカのオスメスの見分け方」にて記述しています。

 

②~④は、視覚的に分かることです。③は、例えば極端な背曲がりメダカ等です。⑥の可能性だと、飼育者としてはどうしようもないですね。

 

繁殖を短期間でやめてしまうメダカ

私が個人的に気になるのは、一旦繁殖を始めたのに短期間で繁殖をしなくなってしまうメダカです。上述の元から繁殖しないメダカよりも、見かける機会が多いですね。具体的には、数週間~2ヶ月以内に繁殖をやめるメダカのことです。

 

その短期間で繁殖をやめてしまうことの原因については、( 上述の条件を再度持ち出しますが、 )一度繁殖をしていたということで、①~③の可能性は除外されます。

 

④と⑤の場合、つまり繁殖シーズン中に重い病気に罹ったり最期が近付くことによって、だんだんと繁殖が不可能になっていくというケースは実際にあります。

 

しかし、断定は出来ませんが、自宅で繁殖をやめてしまうメダカに最も多く共通していると思われるのが、⑦の【 過去・直近に何か強いストレスを受けたこと 】の可能性です。

 

去年の例だと、「幹之メダカ F1 」の中からペアリングに選ばれた “ ピンク幹之メダカ ” や、購入時は繁殖をしていたのにお迎え後すぐ繁殖不能になった “ 黒幹之メダカ P ” なんかが、ストレスによって繁殖を早期にやめてしまったメダカではないかと考えています。

 

両者ともに、元の飼育水から水質が急激に変わったこと等に大きなショックを受けてしまったのだ推測しています。

 

繁殖をしないメダカへの対処

繁殖をしないメダカについては、上述の2つのパターンごとに対応が少し異なります。私の場合、どうしても繁殖をしないメダカに繁殖をさせたい/繁殖を再開させたいのであれば、

『ずっと繁殖を行わないメダカ』:上述の7つの条件を意識しながら、飼育環境を少しずつ変える。
『繁殖を短期間でやめてしまうメダカ』:出来るだけメダカに刺激必要以上 or 過度に〈水槽の引越し〉や〈水槽内部のインテリアの変更〉、〈水換え〉をしてしまうこと等 )を与えないようにしばらく見守るようにする。それでも現状に変化がなければ、上述の7つの条件を意識しながら、飼育環境を少しずつ変える。

という対処をします。

 

しかし、実際にはどのような対処をしても、最後まで繁殖をしてくれない/再開してくれないケースも多いです。よって、そういう場合は、繁殖をしないメダカにこだわるのではなく、他の普通に繁殖を行っているメダカを頼るようにしています。

 

本日の写真

( シルバー×白 )F1 と( オレンジ斑×楊貴妃 )F1

写真は、去年の繁殖シーズンに生まれた異種交配のメダカ2種類の一部を、同居させている水槽です。中にいるのは、( シルバー×白 )F1( オレンジ斑×楊貴妃 )F1 です。

 

つまりは、リスクヘッジの観点から2種類を混ぜているのですが、第1や第2のリスクヘッジ水槽に彼らを入れると、後で身元が判別出来なくなる可能性があるので、彼らだけで水槽をシェアさせているのです。

 

本日はここまで。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!!